三時間の遺書 GOMESSワンマンライブat代官山LOOP
本日は予定を変更して、GOMESSワンマンライブの感想。
スマホで書きなぐった、推敲ほぼなし感情とって出しブログ。時間もないし。もう、お風呂入って寝ないとだし・・・。
自閉症のラッパー。
TLで話題になっていたし、彼が紹介されたTV番組を見て興味を持った。
このひと月位で4回ほど彼のステージを見て、とても気になったのでワンマンに行くことにきめた。
チケットの番号がよく、勝手がわからないステージではあったけど、遠慮なく目の前でステージを見守らせてもらった。
最初、少し押して出てきて、マイクを通した息遣いがとても辛そうで、大丈夫かなと若干心配になった。本人も少しあせっているようだった。
今日の二時間のライブで、ひとつでも言葉を持って帰ってくれ。
このライブは遺書だ。二時間の俺の遺書だ。
今まで40分くらいが最長のライブと聞いていたの
GOMESSのラップはほぼフリースタイルだし、
だから、
どうなるんだろう。予想が全くつかないまま、
曲ごとにいろんなゲストが登場し、
特にピアノをバックに歌ったのがすごくよくて…染みた。
タイトルとか覚えていないけど、
友人がカウントしたところによると、今日披露したのは25曲…。
剥き出しの言葉で、何度も「嘘はつきたくない、
こんなに、
繰り返される「嘘はつきたくない、隠し事はしたくない」
自分でもコントロール出来かねるくらい激しく言葉を吐き出して、
でも、曲の合間に、慣れない段取りに照れた笑いを見せたりして…
このギャップが繰り返される度に、もう、
唾と言葉を吐き出しながら、
言葉が武器な彼だけれど、それ以上にたたずまいや表情が雄弁だった。
アンコールでは、「人間失格」を作ったお友達のが登場し、彼のDJで「人間失格」を披露。これもすごくよかった・・・GOMESS君の辛い時期を支えてくれた大事な友人と、初めてのワンマンのステージを彩れたこと、とても嬉しそうで「この曲を今日初めて笑って歌う!」という宣言が凄く頼もしかった。
もうひとつ、バックDJを務めた人が実はGOMESSくんのファンで、そこから友達になって、DJ経験もない彼にお願いして・・・という経緯を語った。彼の言葉が凄く響いた「自分はずっと客席からGOMESSを見てきた。バックを任されることで、その表情が見えなくなるのはとても哀しい。でも、このGOMESS君の姿勢の悪い背中がどんどん大きくなっていくのを見れるのは自分だけ」なんて
そういって、最後曲中に鼻を赤くしてこすっていたのを見てしまい、私も鼻をこすった。
生きているのが辛くて、苦しくて、それをRAPにして、吐き出して、そんな彼が最後にマイクではなく肉声で叫んだ。
生きていてよかった
今回、これ以上の最高のエンディングなんてない。
黄色いライトに照らされて、最後の2曲は癒しの2曲だった。
こんなきもちで、ライブの終わりを迎えることになるなんて想像もしなかったし、まさか3時間半もやってるなんて思わなかった。
でも、本当にいい夜だった。
ありがとう、おやすみ。いい夢を見てください。