めいせいたんしおり製作日記 後編
魂のステージ上げています。
原稿は無事に完成しましたが、まだこれで終わりではありません。
そう、印刷&製本作業が待っています。
体裁を如何に本物に近づけるか。見た目は非常に重要です。
幸いモノが紙で出来ているため、先のブログでも触れましたが「定型ではない妙なサイズの用紙」については疑問は残りますが、大きめの用紙をその芽依サイズに合わせてカットしてもらえます。
装飾に使われているテープですが、これは特定にやや手間取りましたが、今までの芽依ちゃんに関する知恵とインターネットの力で90分くらいでわかりました。
そもそも、このテープがどこで売っているのかを知りたいのですがわからないですか?と、聞かれたところから私とこの企画との関わりがはじまっていたのでした。
どこで手に入るの?ということが知りたい、物好きなあなたへ。
こちらはセリアで売っている、クラフトテープになります。
芽依ちゃんに「よくこれわかったね~」というお言葉を頂いたので、どうやって突き止めたのかという経緯を簡単にご説明いたしますと。
・実物をじっくり見る→マスキングテープではない
・サイズから検索してみる→独特の幅広テープ。該当見当たらず
・柄からのアプローチ→該当見当たらず
・初回のバスツアーのしおりを念のため確認→こちらはダイソー製のマステ
…ということは、これもダイソーの可能性??→該当せず
・芽依ちゃんは100円ショップが好きと以前公言していたことと、諸々の情報をかみ合わせてセリアではないかと仮説を立てる。→ヒット!!!!
というわけで、無事に同じものを入手できました。といいたいところでしたが、そうも行かず。
一店舗では今回製作予定の200冊分が用意できず、都内の店舗あちこちに電話をかけて問い合わせ、なんとか確保したのでした。
ちなみに、使っていたのは赤と青のテープでした。
表紙の紙はYATさんが目星をつけていてくれたので、ハンズで無事に入手。
購入後、芽依サイズにカットしてもらいました。
今でも忘れません。
マルイの裏の入り口のところで再度落ち合い、試しに一冊だけ刷ってみたものにテープを貼ってみた瞬間を。
これは…ちょっとやばい…。
形にしてみると、結構…執念を形にしたようで不思議な達成感と恐怖がそこにありました。
誰かに「狂気をかたちにするとこうなるのか」と言われましたが、ちょっとぞくっとしたのを覚えています。
また別日。今度はひたすらひたすら製本作業です。
折ってはホチキス留めし、背表紙にテープを貼り付けていきます。
このクラフトテープが、貼り直しがきかなくて「ほんっとうに貼りにくかったーーーー!!!!」
でも、この面倒さすらも「芽依ちゃんひとりでよくがんばった」という愛しさが募る結果に繋がるのです。
「これひとりで70冊作ったのマジか」
「なんでこのテープにしたんだ」
「まっすぐ貼れない」
「表紙も書かなきゃ」
「はー、芽依ちゃん好き」
200冊は3人がかりでもしんどくて、結局場所を変えてこの日も一日かかりました。
結果として、ずっしりとした「めいせいたん」のしおりをみて、これを見た芽依ちゃん本人含めいろんなひとがどう思うかなんてもう全くわからなかったけど、もうそれはやっちゃったのでどう思われても仕方がない。
おれたち…芽依ちゃんに好かれる時も、嫌われる時も一緒だよ!!
あとはこれを配る芽依生誕を楽しみに楽しみに待つしかないと。
これが「解脱」か…。そう思いながら修行は終わりました。
まさか、当日にあのようなことが起きるとは思わないまま。