初見のメン地下楽曲が全て身体に染み込んでいた体験談
【最初に】
『メン地下(メンズ地下アイドル)』って言葉は本来好きじゃないから使いたくないんですけど、伝わりやすいのでつい使ってしまいすみません。あと一応該当グループに直ぐに行き当たらないようにふわっとしてます。嘘は書いてません。
某月某日、都内某所。
私は緊張していた。
思えば2020年2月。推していた女の子アイドルのグループが解散した。通ったのは9ヶ月ほどの短い間であったが、出逢ってからのその時間は楽しい思い出しかない。推しメンも出来て他の子もいい子で、友達はできなかったけど私なりに楽しく通っていた。何より楽曲が良くて、その子たちのパワフルで全力を尽くしステージで命を燃やすようなパフォーマンスが好きだった。女ひとりでひょこひょこと変なトークイベントにまで足を運んだ私に、推しは『なんでここまで来たの?』と問うた。『君が好きだから』と私は答えた。世界で一番過不足がない美しい問答だったと思う。
それはさておき、解散ライブの前『正体不明の流行病が海の向こうで跋扈してるらしい』くらいの温度感だったのに、解散ライブ前くらいで結構怪しくなってきててギリギリライブやれてよかったな、それだけは救われた。結局この解散が契機となって私は長年続けてきた女子アイドルのおたくを廃業した。……………………何だかんだで1年と少し経ったらメンズアイドルに出会わされてまさかのその日に、そのうちのひとりを見初めてしまった。女子アイドルのおたく廃業したら、今度は男子アイドルのオタクへまさかの転向。若い男はかわいいなあとフラフラと踊りながらついて行く道中、ウッカリもうひとり若い男と目が合ってしまい、同時に左手と右手に若い男を繋ぎ止めながら(言い方な)男子アイドルのおたく開業して1年と少し経ったのが現在地。2023年初夏。
冒頭に戻る。私はメンズアイドルライブの対バンイベントに居た。ステージを前に後方で緊張していた。推しのライブもまだだったがそうじゃない。初めて見るグループ、メンバーの名前も顔もよく分からない。なのに私はそのグループをずっと見たかった。メンズアイドルを好きになった時からずっといつか見たい、いや見なくてはとすら思っていた。何故か。
見る前から彼らの持ち曲の全てを知っているから______
ちょっと待って、頭おかしい感出てるけど行かないで。なんでこんなこと言い出したか知りたくないの?知りたいでしょう???知って!!
そうコロナ禍の走りで解散した私の推しグループ、その楽曲たちの全てが色々あってメンズアイドルグループに譲渡されていて。なので私は【メンバーの名前も知らないグループの持ち曲を全て知っている】んです。ナニコレ?こんなことある???現実です。
ライブどんな感じなんだろう?謎の緊張に苛まれているうちにOvertureが流れ、ライブスタート。
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不思議だったーーーー!!!!!!!
当たり前だけどステージにいる人もライブのスタイルも全然知らないのに、楽曲と振り付けが身体に入ってて。動くの、自然と口と腕が。勝手に反応するの。楽曲は解散後もずっと聴いていたからなんの問題もなく当たり前のように馴染んでいて。ステージにいるのは全く違う、性別すら違うのにふつーに受け入れてた。
そう、やってる人が違う~😭みたいな拒否反応は一切なかった。あるかと思ったのになかった。推しメンパートですらそれはなく『あ~推しメン元気かな~?あ、推しメンにこの子達のライブ見たこと報告しよ!!』くらいのライトさで感傷ゼロ。
私が大好きだった彼女たちの全力さやそれから発生するエモーショナルは彼たちのステージにはなかった。でもそりゃあそうなんだよな、って。性別も人数も全く違うから視覚的に引きずられることもない、ただ………嬉しかった。
私の愛した彼女たちが一生懸命に大切にしていた、その楽曲たちが今も歌い継がれていることが嬉しかった。
あの子たちの楽曲めっちゃ好きだったんだなー。無くなってしまうなら、形が変わってもこうしてどこかで歌い踊られ、それが誰かの目に映り耳に入っている方が断然何倍もいい。誰かの心をかつての私と同じように揺らしてる、その礎を私の推しメンたちも作っていたと思うとめちゃくちゃあの時間も愛しく感じる。
始まる前には想像もできなかった、あまりにもスッキリ爽快な気持ちでライブは終了。
ちょっと面白かったのは、おたくの肩組み芸がここにも継承されていたこと………それを後ろから見た時が一番びっくりして一番エモーショナルな気持ちになったかもしれない。何故、何故それを私たちがしていたことをあなた達は知ってるの………?という。ちなみにこの一年半くらいいろんなメンズグループのライブ見てきたけど、オタクたちがライブ中に肩組んで揺れてるの他で見た事ないよ!!!
結果として見てよかった。愛したものが全く形を変えたけど、何を愛していたのかがよくわかった。これからも頑張ってね!!という気持ちで記念に特典会へ行ってみた。迷ったけど1番ダンスが良かった子がリーダーというので、丁度いいなと思いその子へ。
リーダー『はじめまして!』
私『はじめまして!私、このグループの前の女の子たちのおたくしてまして…』
り『エッ!!』
私『だから、曲全部知ってて笑』
リ『そうなの?どうだった?』
私『すごい楽しかったです~』
リ『今日はなんで来たんですか?』
私『~~というグループを見に来たら一緒に出るから楽しみにしてて』
リ『ありがとうございます、また見に来てくださいね!!ちなみにその前の時はなんていう子を推してたんですか?』
私『~~ちゃんと言う子です!ダンスが好きで…。~くんのダンスも良かったので今日来ました』
リ『嬉しいです✨また来てね!』
こんな感じで爽やか朗らかに特典会終わっ………たんですけど、それはいいんだけど、ツーショがね……急な肩組まれてヒエッてなりました………接触アリなんか…………無理してしなくていいんだよ………。若干つらい気持ちで終わりました。彼は別に悪くなくて、そこではこれくらいのボディタッチ普通なんだよね。私が行ってるところはそれは無いので(ひとつは未だにアクリルあるくらいなので)カルチャーの違いを突きつけられて帰郷となりました。
2023 GWの記録
GWいかがお過ごしでしたか??
私はカレンダー通りの出勤をしておりあんまり大型連休感はなかったんですけど、4/27~5/10の14日間で13現場連続7日間という人生の新記録を更新しまして燃え尽きています。って書こうとしたけど間違いでした。14現場でした。もう数も数えられないくらい心身にダメージが…。
といいたいところなんですが、人間って慣れる生き物。今日ライブがないのがさみしくて思わず現場探して行きそうになってた。こわい、自分の愚かさが。「原宿か~行けるな!」じゃあないんだよ……さっさと帰って寝てくれよ頼む。
お仕事と推し事を並行した結果、生活がしんでいます。ちなみに連休中にカレーを腐らせて捨てました。部屋は魔窟、冷蔵庫は荒れ、身体のあちこちが痛み、財布は肺炎。暫くはもやしをはみながら、生活を立て直すことに注力したい。趣味は生活あってこそ、なので。
折角なので愚か者の記録を記しておく。もう二度とこんな元気なことはしないと思う。
4/27 対バンイベント(AVEST・F1RST SENSE)
4/28 リリイベ(AVEST)
4/30 リリイベ(AVEST)
5/01 リリイベ(AVEST)
5/04 イベント(ONIGAWARA)・リリイベ(AVEST)
5/05 リリイベ(AVEST)・対バンイベント(F1RST SENSE)
5/06 リリイベ(AVEST)
5/07 インストアイベント(F1RST SENSE)・リリイベ(AVEST)
5/08 定期ライブ(AVEST)
5/09 対バンイベント(AVEST・F1RST SENSE)
5/10 リリイベ(AVEST)
AVEST11ステージ、F1RST SENSE4ステージ、SEVENSE SENSE2ステージ、その他いろいろ。
ライブ以外にも展示を見に行ったりして元気だった、我ながら。
AVESTのリリイベが毎回ほんとに楽しくて、気づいたら足を運んでしまったという感覚に近い。目に見えてステージ毎に成長し変化していく様を目撃させてもらえて幸せだった。本人たちにとって観客の数はテンションに直結する一番の要素と思うけれど、多かろうが少なかろうがお構いなしに熱量を高めていく姿勢に素直に感心してしまった。去年と比べてマイクの使い方が上手くなったのか声量が増えたのか(多分その両方)、後方でもちゃんと声が届く。曲が増えてセトリの可能性を探りだしているのか、結構実験的なつなぎを試してる感じも面白かった。ちょっと強引でも受け入れられる説得力、みたいなのが感じられた。
大地が河川で削られるように、人は視線で磨かれるのかとこんなにも思ったことはなかった。
戯れに4/27のチェキと5/10のチェキを並べると、自分の顔が明らかに疲れていて3歳くらい加齢しててウケた。ちなみに推しは若いだけあって綺麗な顔をしていた。
写真は真実を映す。
【鑑賞】と【参戦】のあいだで
履歴書に書けない趣味のひとつに【ライブ鑑賞】がある。
なんで書けないのか?と言われそうだけど、ライブってそもそも『鑑賞』するものなの?少なくともステージへ向けて歓声を上げたり手を振りあげたり、心だけでなく身体も揺らす行為は『鑑賞』なんて思えない。そんな対象と距離を置いた姿勢は全然しっくりこない。
『参戦』と言っていた頃もあるけどそれも違うなとぼんやり思っていた。何と戦うのか?隣の客と?そういうライブがあるのも知ってるが、私が参加しているのはそうでは無い。
同じく『観戦』もそうだ。スポーツは勝敗を決めるからこれでいい。応援することにのめり込んで自分も戦ってるような気持ちになる!と言われたら『観戦』もありかとも思う。でもやっぱり音楽を楽しむ場で『戦』の字を用いることに違和感がある。同じようにたくさんの人と臨場感を楽しむとしても、スポーツと音楽では感覚が違いすぎないか?そこを一緒にしていいという感性にはやっぱり馴染めない。だからこそ暗くて狭くて床がなんか粘着してスニーカーの底に張り付くようなライブハウスに水分吸ってベコベコの紙コップ握りしめて生息してたんだろうな。どう考えても人が好んでいくような場所では無いのに、お金を払ってギュウギュウに押し込められていたことの意味がよく分からないとコロナ禍でちょっと冷静になった。
『鑑賞』と『参戦』の合間の言葉をずっと探していて、もしかしたらそれは『参加』なのかな?と思うけど、履歴書の趣味欄に【ライブ参加】とはやっぱり書けないのであった。気持ちとしては近いけど字面としてしっくりこなすぎる。【ライブ】だけでいい気がするけど、これだとライブする側なのか見る側なのかわからない。そこまでこだわらなくていいって?ほんとその通りですぐうの音も出ません。
加えてアイドルを好きになってから、インストアイベント(CDショップとかショッピングモールでのミニライブイベント)に参加する比率が増えて、こうなるともうなんと言ったらいいのか全く分からない。モヤモヤする気持ちを荷物のひとつにそっと加えて、今日も私はステージを見に街へ出る。
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TLが楽しそうだったからノリで劇場版『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEスターリッシュツアーズ』を見たら足りないものが何もなかった
この作品には、アイドルを愛する者が見たい全てがありました。
そんな大げさな惹句で書き始めたくなるほどよかったです、劇場版『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』
・うた☆プリはアニメサクッと、キングダムを見た程度(キングダムではヘヴンズの登場に度肝を抜かれました)。 キャラ名なんとかわかるくらい。曲は知らない。
・初見の感想(なので間違いもあるでしょうし偏りもある。目がふたつしかないし心はひとつしかないので……)
・主に女子アイドルとバンドが好き
そんな私の箇条書き感想文、ネタバレありです。
まとめようとか思ってなくて、とにかく頭の中一旦吐き出さないと土日の予定に差し支えるのですみません。
旅をテーマにしたライブと告げられ、360度ステージ! あちこちに伸びた花道に置かれた7つの飛行機からそれぞれメンバ ーが登場。光るS字。開始早々に 天井席からじゃないと本質が味わえない演出ありがとう。 スターリッシュにクソ席なし!と早々に言わせるつもりか?
こういう映画に慣れていないので最初は世界にのめりこめるか心配したがだんだん集中しはじめ、3曲目で今日のライブでは神宮寺レンに取り込まれることを覚悟する。なんかやたらセクシーなんですけど? しかもバリバリというよりは、 柔らかでかわいいセクシーで予想外だった……。フーーーーンそんな顔もするんだ?
思ったよりMC多め。平均的・ 脚本に沿ったというよりは偏りがあるがキャラの個性を見せたいという気持ちが伝わる。話している子の表情もいいが、映り込む他の子の表情や動きからも目が離せなくて目と心が忙しい 。近くのファンへファンサをする子、遠くの客席を眩しそうに見る子。細やか。
ライブ中もダンスに個性が!揃っているところもいいひ、何故かふたりだけ視線を交錯させている人たちとか。これは関係性を知っているファンにはたまらないだろうなあと思う。アイドルもバンドもグループを推すって関係性を愛でることだと思うので。
ソロの「この曲だけはこの子が主役で、会場全員でその子を愛でる」感大好き。そしてソロのサポートにメンバーが代わる代わる入ってくれるの凄くいい !!かわいかったりかっこよかったりさあ……全部出してくるじゃん?髪の毛括った神宮寺レンくんめっちゃイイ。
360度ステージについて、それをしたかっただかこれに決まって嬉しかっただかを確か翔くん が言っていて、そこからの翔くんのソロを見て、この子はファンの傍へ自分が行くことが一番喜ばれることを知ってるんだな~と。円形のステージの外周を翔くんが歩くたびに、その角度の分だけきっちり世界を幸せにしていた。ドラゴンは比喩で、きっと本当は会場の後方を駆け回ったんだと思う。翔くんは「 ここに来てくれた人は仲間だ!」みたいなことも言ってて、男気溢れる距離感だいすき~~~~~!!!!って思いました。
来栖翔、握手会でテーブル乗り越えて顔近づけてくる距離感バグタイ プでしょ!!
ソロでノースリチャイナ服で、華奢な体つきなのに筋肉を見せてくるの不意打ちなので勘弁しても っとください。あと一番小柄なのに、終始誰よりも足を広げて踏ん張って立っているのがほんと好き。立ってるだけでカロリー消費してるの好き。
何かの時にネイルが光ってるように見えて(もしかしてぇ、 ライブ用のアレンジネイル???)って思ったけど多分幻覚。 翔くんが空を見ると一緒に仰ぎ見たくなる。 小柄でかわいいルックスと声(ネイルとヘアピン)なのに、 元気があって腕力で訴えるフィジカルがあるのめちゃいいです。
ST☆RISHのセンターは音也だけど、僕にとっては君がいるところがセンターかもしれない…… 私が推すならこの子だなやっぱり。
途中でファンからのサプライズがあるんだけど(Perfume代々木体育館でやったアレです)、それを見てみんな嬉しそうだったり見蕩れたりしてるのに、来栖翔くんだけ泣いちゃって下向いて顔上げられないの…………かわいい………何それ……1番好きなやつ🫶🏼💗私もここで涙が飛び出た。
レンくんの表情がとにかく随所でよくて( えっちで)。なんで彼だけ表情の段階が多いんですか? これは彼がアイドル活動の中で獲得した、ファンへの信頼から導かれたものだったらどうしよう好き。
『対バンでは見られない神宮寺レンを見るためにはワンマンへ行かな きゃいかない』と言われてる意味が分かりました。知らんけど。自分のカラー身に着けているファンをちょっとだけ品よく贔屓しそうで最高!!
あと四ノ宮那月くんがあんなにかわよだと思わなかった。 あの子は自分のことを生で見て感動して泣いてるエンジェルに「笑って!」ってジェスチャーして余計に泣かすタイプだね絶対。
ソロは予想できたけど、ユニット曲あるとは思わなくて腰が浮いた。グループ内ユニット曲大好キッズです。
ユニット曲の殺陣曲、推しに踊らせたい。それを考えたのが上映中唯一現実に戻った瞬間でした。そう私、お恥ずかしながら今、人生で初めてメンズアイドル(自称がそうではないのですが) にハマり推しが出来たんです。この半年弱で。だから解像度がより高くなってる気がしました。バチッと肌で感じるときめきに覚えがある。
最後の方で、口パクでファンに何かを伝えてるメンバーめちゃいいっ! 顔の良さに目が行き、読唇術無理でしたが…………そんな余裕あるわけが無いんですよ。
とにかく全体的に歌が上手い。そりゃあ『うたの☆プリンスさまっ♪』こんなタイトルつける作品の声優さんを選ぶんだから歌が 上手い人を選んだんでしょうけど。 声の個性もあるのにユニゾンしたときの調和が心地よい。
それでエンドロールが本当に良かった!!ライブ中のハイライトはもちろん、練習中のオフショがわんさか。それに混じって、カルテットナイトとヘヴンズのメンバーがライブを見てる一幕が……!!先輩として見守るカルナイも良かったけど、ヘヴの個性豊かな見守り方もイイ!!(瑛一)夢中だったり、感心してたりに交じってひとりムッとしたような表情を浮かべてる子がいたように見えて…………最高…………!!!!!いいライブをライバルにされて、悔しいって思うその心が明日の君たちを作り上げるんだよ!!!!!最高!!!!!!
あとあとあと(まだあるんか)、マイク。スターリッシュ全員のマイクが揃ったショットが流れてきてビックリしちゃった。ねえ、好き!!!なんでそれぞれのマイクの写真好きなオタク一定数いるんだろうね!!!!私もその1人なのでめちゃくちゃ盛り上がってしまう。この作品は不足がないー!!!流石10年超えて愛されてるコンテンツ…………。
ちなみに私が見たいカルナイとヘヴのライブコンセプトです。
カルナイ⇒星間旅行
ヘヴ⇒タイムトリップ
まとまらないけど、詳しくないからこれで終わり。とにかく面白かったです。ノリで見に行ってよかったな、フッ軽してよかったな。おっきいステージで見られてよかったな~~~🫶🏼💗
総括:また見たい(シンプルな欲望)
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— アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズ公式 (@utapriMAJILOVE) 2022年9月9日
スペシャルPV公開🌈
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「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪
マジLOVEスターリッシュツアーズ」
スペシャルPVを公開いたしました🎥
ぜひ劇場にて
ST☆RISHのパフォーマンスを
お楽しみください✨#うたプリST pic.twitter.com/uAWKjNyHPz
2022/07/24 リリカルスクールの日比谷野音と現体制の終了についての感想のようなもの
物事や気持ちというものは記録として残しておかないと忘れてしまうことは多いし、
野音って、昼間と夕日が落ちてからの自然によるコントラストがエモーショナルを掻き立てると思うのだけど、この日のなかなか落ちない夏の夕暮れが彼女たちのことをステージに引き留めておきたいかのようだった。
一生で一番推した子の後頭部を視界の端に感じながら、
これが、グループの名前を引き継いでいくってことなんだ。
特典会は参加しなかったので、また別の友人とも合流して冷たいうどんをささやかに食べて帰宅した。
生まれて初めてメンズアイドルのライブに行った
AVEST1周年記念ワンマンライブにお誘い頂きました。右も左もわからないが、感想。
偏りはあれど、今までそこそこの数のライブを見てきたと思う。コロナ前は毎月両の手じゃ足りないくらいライブへ足を運んでいた。女子アイドルのライブにも沢山行っていたのに、男子アイドルには縁がなく行ったことがなかった。そもそも好きになったこともなかった。コロナ禍になってから周りにメンズアイドルにハマる人がめちゃくちゃ増えた。BTSもBE:FIRSTもジャニーズもINI他にも挙げきれないくらいありとあらゆる男の子たちにフォロワーさんが落ちていく背中を私はただ見ていた。なんだか楽しそうだなーと思いつつ、私も私で生まれて初めてアニメ声優沼にハマり大変満喫していた。
劇的に生活を変えられて2年。いろいろあって生まれて初めてメンズアイドルのライブへ足を運ぶことになった。敢えてなにも予習はせず、この身一つで久し振りのライブハウスへ。そう、まさかだけど今年初のライブでもありました。え、今自分で言って改めてびっくりした……。信じられない。
諸事情にて入場したら既にライブは始まっていたのですが、ステージでは黒い衣装を身につけた男子たちが踊っていた。まずその影が女子じゃない!!!!男性ばかりのバンドのライブも行くけれど、バンドは……踊らないじゃん?いや、私の推しは踊りもするけどグループダンスではない。群舞で動く影が、照らされる姿かたちが大きい。こんなにも印象って違うのか…!
全く予習してないので曲名もなんもわからないけど、クールでかっこいいダンサブルな曲調が続く。最初はどこを見たらいいのか目が滑っていたけど、見ているうちに目が慣れて来て、名前もはっきりしないまでもぼんやりと個性のようなものが届いてきた。私は基本、ペンラを振らない現場で生きてきてしまったけれど、ふと存在を思い出して持参したのを振ってみた。コロナ禍で活動を始めたこのグループに、ライブ中にファンの声を聞いたことがない人達に、気持ちを届けるには小さな灯りを灯すしかないことを先日学んだので。
清々しくあっという間にライブは終わってしまった。活動1周年でまだ曲が少ないというのもあるけれどあっという間だった。それぞれこの1年を振り返って自分の言葉でファンへ伝える感謝を、その軌跡を私は全く知らないのにも関わらず、真摯だなあとしみじみ心に響いた。サプライズ発表などもあり、正しい記念ワンマンライブというかたちで幕は降りた。
アンコールを受けてニコニコしながら元気に登場して『アンコール初めての人~?』でハーイ!!!!って全員が手を挙げて……ライブひと通り見た後にあんな嬉しそうな顔見て心が動かない人間います………?
終わってから私はそのまま帰る予定が気づけば物販に居た。まさか過ぎる事態だ。名前もろくにわからないので、テーブルに並んでいたアクリルスタンドをじっと見て指差しをしてツーショット撮影券を購入した。不審者ムーブである。
(自分でもまだ戸惑いがあるので詳細は伏せます)
いつの間に……?ちょっと信じられないくらい自然な行動過ぎたが、久し振りに握った特典券に血が滾る。呼吸が深くなったり浅くなったりする。……特典券を握った時にしか出ないアドレナリンの存在を思い出し、とりあえず震えながらトイレへ行ったのでした。
そして生まれて初めて男の子のアイドルとチェキを撮った……。個別で列に並んでいると、さっきまでステージにいた人たちが出てきてそれぞれの所へ。さっきは最後方から眺めていた男の子たちがすぐ目の前にいるその煌めきに言葉もなく驚くしか無かった…。
生きてる!!くっきりしてる!!生きてる!!(当たり前です)
そして始まるツーショット撮影会。流れがわからないから困ったな…と思っていたけど、横のメンバーから始まったのでそれを横目で見つつ、目の前のメンバーを見……目が合う(それはそう)。えっ、何、透明!!さっきまでと全然違う!!さっきまで髪を振り乱して踊ってたじゃん。挨拶で泣きべそ堪えて、挨拶終えたら放心して12歳みたいな顔してたじゃん!!私こんな子知らない……こんなに透明でした???限りなく透明に近い!!俺の中の村上龍を押さえつつ目が合い3秒、何故か二人静かに会釈をしあったのでした…。手合わせの前にはお辞儀から始めよう。日本人の美しい心よな……(???)
〜いろいろあったが都合により詳細は伏す〜
帰り際、駅へ向かう私の手には……ツーショットチェキ(しかもサインもしてくれる)と初めてのアクスタが握られておりました……。なんで?なんで???ちなみに私、アイドルの推しが現役の時にアクスタカルチャー無かったんで持ってないの!!実写のアクスタはバニビと木村昴くんだけなの!!!なんで買ってるの……わけがわからない……。そうして混乱のまま手にした初めてのアクスタは、帰宅して暫し眺めた後に裏返して置いてあります。もしかしたらこの子が推しに……なるの?ならないの??わからない……人生で初めての経験だからわからないので目に入らないように伏せてあります。開封し表にする日が来るのか、はたまた別の子と共に飾るのか未来のことなんて誰にも分かりません。
(隣にあるのは弊推しが作ったリップクリームです❤かわいいね❤)
まあ、推すとか推さないとかそんなことは些細なことです。とにかくライブ楽しかった!何も知らなくても楽しかった。まだまだ初々しいけど前向きさと真摯さが伝わってくる素敵な時間で心洗われました。
最後に名前と顔が一致したのでそれぞれのメンバーについての勝手な第一印象というか感想を添えておきます。
土屋直武くん
誘ってくれた方の推しメンなので唯一名前と顔が一致していたメンバー。最後方から見てたのにも関わらず顔が強い!!ひとりだけ解像度が高い!!画素数がおかしい!曲分からないけど、メンバーのあいだを割るようにして後ろから出てきた時の『天地全て我に平伏せ』感が凄まじい。センター感があった……。
山田航平くん
きびきびしてて姿勢がよい。凛々しい。最後にみんなに感謝の挨拶をする時、メンバーへ向けての言葉を身体ごと真っ直ぐメンバー向いて話し出してびっくりした!!!こんな子、初めて見たが…という動揺で内容を忘れてしまった…。全身でひたむきさと熱さを感じた。声が大きくて見てて明るくたのしい。
宮内慧人くん
グループ全体的に声がわりと似てる…?って思う第一印象の中で、似てはいるけど芯があって最初に歌声を識別できた。歌声と視線のリーチが長く、ちゃんと丁寧に最後方にも届けられる人。歌の世界にグッと入って表現している印象。ずっとニコニコ手を満遍なく振ってファンサしてた。
佐藤雅哉くん
グループでは小柄な印象だけど、いる場所がぽっと明るくなるような柔らかい雰囲気。『1度は諦めた夢だけど、今こうしてここに立てている』とひたむきに感謝を伝える中で喜びが伝わってきた。細かいことだがマイクにメンカラーのバンダナつけてて、そういうホスピタリティに感動した。
杉山涼くん
長い手足を余すことなく駆使したダンスがとにかくめっちゃ目を引く。神様からのギフトを正しく行使している。広いステージで思い切り踊って欲しい。最年少とは思えない迫力と艶やかさとは裏腹に、踊ってない時の素朴な少年ぽさが際立つ。誰よりもお辞儀の腰が低かった。踊ってる時にペロッと舌が出てしまうのは反則。
なぜ君はブログをやめてしまうのか
先の投稿でエントリが110になったことに気づいた。
96くらいで「もうじき100じゃん!せっかくだから記念になるような記事を書きたいな~」と呑気に思ったのは覚えている。が、特に一定のペースで書いている訳では無いのでそんなのすっかり忘れてさっき気づいた。めちゃくちゃ中途半端!!
そうだ、ブログ開設して5年くらいじゃない?と遡ってみたら、開設したのは2015年2月。もうじき7年経つことを知る。
輪をかけて中途半端!!!!
なんかないの?キリの良い数字なんかないの??と見ていたら、読者登録が50人だった。
自分もそうだからわかるけど、別に読者登録したからと言ってみんなが読んでくれてる訳では無いのは分かってます。でも、それだけの数のヒトが読者登録ボタンを押してくれたことが嬉しいね!!
そこで、久し振りに自分が登録してる購読リストを眺めてみた。登録したつもりの友人が漏れていることに気づいた。友人のブログはTLを流れてきますからね。そのくらいこのリストの存在を忘れていたのだと思う。
リストの中にいる知ってる人、知らない人。どちらにも共通して言えることは「アクティブユーザーがほぼ居なかった」……えっ!マジで?最近追加登録をしてなかったこともあるけど、それにしたって荒涼とした風景過ぎる。公開範囲を変えて読めなくしてしまった人も多いし、最後のエントリから1年以上経過してる人もそれと同じくらい多い。はてなブログから他の媒体へ異動した人もいるとは思うけど、それにしたってさみしすぎる購読リストだった。
何故君はブログをやめてしまったの?
ブログって面白い。文章上手い人もそうでない人もいる。でもそういうのを越えて、見知らぬ人の見知らぬ世界の、迸る熱き血潮に触れることが出来るのもまたブログだと思う。知らない世界を沢山教えてくれた。その中でまた読みたいな!とか、知りたいな!という人の読者登録を押してきたので、やめてしまった人が多い購読リストはせつない気持ちでいっぱいになった。
あなたのブログが読みたいよ!いつもいつもどの記事も読んでるとは言えなくてごめん。でも、面白いよあなたの記録!!読ませてよ!!読みたいんだよ!!
でもこの叫びも届けることが出来ない。
やめたのにはいくつもの理由があろう。それはわからないけれど、その中に「コロナ禍」による気持ちの変化が原因では?という人が結構いるのだろう。みんな気づいてしまった、今までの世界が狂気に突き動かされていたということに。自分だってそうだ。多分私はもう、あの生活には戻らない。あの狂気や情熱に突き動かされて生きることはもうないんだろうなと思っている。
だから人のことは言えないんだけど……。生活が変わって、ブログが必要じゃなくなったことがさみしいですね。
私は特に文章も上手くないので、基本ずっと壁打ちだ。びっくりするほど読んでもらえた事も1度だけあった。更新する度にアクセスが増えて、数日で東京ドーム埋める動員くらい増えて目を疑ったこともあったけど、それだけ。基本は地味なアクセス数で推移している。こんな断続的な壁打ちの記録に需要があるとは思ってないけど、でも不思議とゼロという日もほぼない。誰かが何かを検索してそのついでに引っかかって覗かれている。役には立たないと思うけど、誰かと気持ちを分け合えたり、知りたかったことが欠片ひとつでも書かれていたりしたら嬉しいなあ。
ブログタイトル『あなた以外は風景になる』これは大学の時に詠んだ短歌から取りました。これからもその人以外目に入らない、他のことが風景になってしまうような瞬間をぼそぼそと電脳空間でなぞっていけたらいいなと考えている。
前からやろうか迷っていたのですが、感想用にマシュマロ設置しました!!
もし良かったらぜひお気軽にひと言投げてください。こまめには見られるかわかりませんが、喜んで見ます!!お返事はまだ決めてませんが、Twitterでするかもしれません。かもしれないばかりですみません。
という訳で、ブログ告知用のアカウントを作りました。別アカを作りたい訳では無いが混ぜたくなく、マシュマロ設置にTwitterアカウントが必要だったので。もしかしたらツルッと本アカと統合するかもですが。全てが曖昧で手探り。これで7年やってきた。
群青の世界『未来シルエット』が良すぎてワンマンライブへ駆け込んだ
歳末の空気が強めになって来た日曜の昼下がりの午後、 私は紅茶の福袋の注文をしていた。感じのいい店員さんに感謝をしつつ会員アプリを起動しようとスマホを取り出すと、LINEの着信。開くと圧が強めのメッセージが届いていた。
えっ。滾ってる。
ことの発端はそこから少し前、ツイッターに投降したツイートだ。友人は律儀にこのリンクを踏んでくれたらしく、 曲の良さに驚き連絡をくれたらしい。何故か一足飛びに「今日のワンマンの当日券で行かない?」ということになっていたが。
フ、と私は薄い笑いを漏らした。行くわけないでしょう! 感染者数こそそこそこ収まってきたもののまだまだ予断は許さない状況だし、私はもう以前のように気軽にライブへ行くことを避けてしまうようになった。行くにしても厳選に厳選を重ね、出演者だけでなく会場まで考慮して安心して楽しめそうなところだけにしていた。そんな私が誘われたからって、ねえ?
しかしその直後、私は自宅まで今年初めてのダッシュをし、5分で着替えて駅へ急いでいた。電車に揺られ向かうは恵比寿ガーデンホール。平坦だけど天井が高い会場。 前方だけでも指定席なら後方の自由席でも不安は少ないのではないか…などと理由を捏ねつつ。
こうして私と友人は、ほぼ1曲しか知らん状態で群青の世界ワンマンへ滑り込んだのだった。 自由席も一席飛ばしてゆとりがあり、後方で私の身長でも大変見やすくありがたかった。また集まっているファンの方も声出し禁止のルールを守り、MCのたびに前方から着席していた。優しい世界。
1曲しか知らない、メンバーの名前も覚えられない( 一応プロフィール見たけど覚えられるわけない)で楽しめるかな? という不安は早々に打ち砕かれた。知らないからこそ解像度は低いのかもしれないが、目に映るもの全ての鮮度が高い。それだけではなくしっかりとしたパフォーマンスで想像以上の早さで世界に取り込まれていく自分を感じる。 声のトーンは全員結構似ていると思ったが、悪目立ちしない程度にアクセントになるような声の子がいて耳に残る。
あととにかくMVでの印象以上にダンスが良かった。見ていると大人数の群舞を見ているような感覚になる。実際には5人しかいないのに。優雅にスカートの裾を翻して歌い踊るが、ステージ上の移動距離が長い。バタつきが少ないのにいつのまにか場所が移動してるから、なんの抵抗もなくあらかじめ決められたその場所に、当たり前のように吸い込まれて行くようだ。 集合したり拡散したりを繰り返すステージは、見えない大きな手で掻き回されているようだった。世界観を深めるためのセットも良かった。三角のパネルが連なるステージセットに照明が色を落とす度に凸凹を映し出している。シンプルなのに凄くいい。 基本的に誰かを照らすと言うよりも、全員平等に照らし出すのも、かたまりを大切にしているのかなと思う。こういうステージを見せたい!という気持ちがシンプルにぶつかってくるし、初めて見るのにそこに違和感なく入り込めてしまった。
本編最後の「スーパーノヴァ」が良くて満たされていたが、アンコールのラストは「未来シルエット」だった。 これを聞きに来たようなものだったのに、 待ちに待ったイントロが聞こえてきた時に不思議と気持ちが凪いで いる自分がいた。 初めて見るのに噛みしめて落ち着いてじっくり見た「 未来シルエット」は本当に良くて...... 超にわかの私にも深く刺さった。 このステージに立つまでのメンバーのことなんて何も知らないのに、物語を垣間見たような気持ちになり涙が滲んだ。
MCから察するに、メンバーの入れ替えがあって1年半ということらしく、コロナ禍を挟んでの活動はさぞ様々な不安と隣合わせだっただろうにと勝手に心情を汲んでしまう。前は泣いたけど今日は泣いてないと胸を張るメンバーの「” ずっと”という言葉は使いたくないけど」 という実直さに胸が痛くなった。
退場時には素敵なパンフレットを頂きました。
今日のセトリと、メンバーの写真もついていて嬉しい。 ドドド新規にはありがたさしかないでしょ~~~~~!!!
勢いだけで飛び込んでみてよかったなと久し振りに思える体験でした。友人に感謝。あと数名から「MV見たよ~! 群青の世界いいねえ~~!!」という反応をもらった。 こんなことなかなかないのでそんな声も嬉しい体験でした。
ライブの後すぐに運営さんがあげてくれた、 当日のバックステージ動画が最高!最高が詰まっているので見てください。緊張がほどける瞬間にもらい泣き。
Winter Tour BLUE SYMPHONY 東京公演ご来場、ご視聴ありがとうございました🌠🎶#青セカ #群青の世界 pic.twitter.com/OjcVjTUdNj
— 群青の世界 (@aoseka_official) 2021年12月5日
軽い気持ちで『リモート☆ホスト』(リモホス)オンライントーク会に参加した
人生で初めてオンライントーク会に参加しました。正確には「 某所に集められて順に画面の向こうの方と話す」 というオンライントークイベントには参加したことがあるのですが 、今回は自宅からなのでドキドキでした。
ちなみにこれは「リモート☆ホスト」というコンテンツでの企画でした。若手男性声優10人によるまだ始まったばかりのコンテンツで、正直何なのか私もよくわかってないです。何故わからないのに参加したの?という疑問に答えていると永遠に横道にそれるので止めますが、簡単に言うとホストクラブが舞台で、そこでホストとして働くキャラの中の人と3分間zoomでお話しできるよ!というイベントでした。
よくわからないけどほんのり楽しんでるくらいで参加していいものか迷いましたが「謎イベこそ行け」という村の掟で生まれ育ったので1回くらいやってみるか~ と購入。謎にキャラの缶バッジが着いてくるので、高額な缶バッジを購入したような複雑な気持ちになりました。
販売直後に購入したのに、案内メールに書かれていた時間は夜の19時。順番はどうやらランダムだった模様。おかげで日中はゆとりをもって準備をし、手が届かないので半分切れたまま一年以上放置していた部屋の電球を変えたりして過ごしました。久し振りに本来の明るさを取り戻せた部屋は存外明るく、きっかけをくれた田邊幸輔くんに感謝の祈りを捧げました。そうです、私が今回トークを申し込んだのは田邊幸輔くんでした。理由を述べるとまた本筋に帰って来れなくなるのでまたの機会にします。
初めての試みを前に、何か参考になるものはないかと当日までにオンライントーク会の経験談などを漁りました。 リモホスを楽しんでいる友達はいませんし、探し方が悪いのかレポもあまり見つけられずでしたが、経験豊富な友人たちが多いので助けを乞うたところ、沢山の経験談と知恵と励ましが寄せられ……!!持つべきものはおたくの友達!!みんなすごく優しかった…… 感謝しかないありがとう…😭
そうこうしているうちに時間が近づいてきました。指定された集合時間に待機室へアクセスをして、まず最初にスタッフさんと面会し本人確認をされます。その後待機時間があり……。突然映った!と思ったら何か触ってしまってスマホ画面がおかしくなってしまい 、声が聞こえなくて30秒くらいわたわたしてしまう。 ここで正直心が折れた…… けど私が凹んだらあちらにも申し訳ないし、 なにより持ち時間が3分(!) あるのでなんとか気持ちを無理矢理立て直そうと試みる。そんな内心の焦りがマックスになり、訳が分からないのでとりあえずめちゃくちゃ笑って手を振ってしまったら、 田邊くんも笑って手を振ってくれる(かわいい)。わー!! 生きてる!!動く田邊幸輔くんかわいいなー!! と思っていたらそのまま「わー本物だー!!」 と思わず直球のアホの感想を口にしてしまう。まずい!!と思ったがあちらも焦ってて聞こえてはなかったようでよかった…… セルフでまた一機しぬとこでした。
前日「明日会いに来い」(担当キャラに則っている) とツイートしていたのを不意に思い出して「会いに来たよー!!」 って言ってみた。通じたのか笑ってくれた。ぐうかわ。 もうよかった。今生の良い思い出が出来ましたッ!! 接触弱者の私はトラブルと緊張で言いたいこととか全て飛んでしま ったので思い出すのは潔く諦め、用意してた質問ボードを出す( 伝統芸能スケブ芸)。
田邊「質問?オッケー。え~何なに~?……いや、それより俺は後ろのティッシュがめっちゃ気になる……」
と言われ振り返ると、見切れてると思ってたティッシュが。 クローゼットの前で話してたんだけど、クローゼットとクローゼットの間の隙間にティッシュ箱が丁度挟まるので、いつも便利に使ってたのが見えてたらしい…恥!!( それにしても会話しながらよく見てるなあ…💦)
我「あっこれ、丁度ここにハマって…( ティッシュ箱の上に載っかってるミッフィーのぬいぐるみを取り出 す)ここにミッフィー載ってるの」(見せる)
田「え、ミッフィー!!笑 すごいウケる~笑」
爆笑が取れた、場が和んだ。ありがとうミッフィー(・ⅹ・) 生まれて初めて親に与えられたキャラクターを愛し続けてよかった!!
質問①
「 リモホス生配信を親御さんが見てるっていうメンバーをいじってたけど、田邊くんの御家族は見てないの?」
田「え………(下向いてめっちゃ気まずい表情)実は…… 母親が見てまして……」
我「あはは!見た後になんか言ってます?」
田「…………(更に気まずい表情)えー『面白かったよ~! おやすみ~』って連絡が来ますね……」
見てるんじゃん!! 田邊くんめちゃくちゃ柏崎くん及び柏崎ママのこと弄ってたのに、 自分も見られてるんじゃん!!!!柏崎ママのこと素敵って言ってたのに、自分のママも素敵じゃん~~!! あまりにかわいい最高エピソードが出てきて、心の中で感謝の祈りを捧げました 。冷静に書いてるけど、聞いた瞬間から鼓動がおかしくなって正気を保つのに精一杯でした!!!!!
質問②
「 ソロCD特典ブロマイド10枚のうちで自分で気に入ってるのはあ りますか?」
ここで私が貰ったブロマイドを見せた。スケブもだけど、 こうやって見せられるの凄い便利だな~。リアルだとこうはいかない。
田「ん~~~あ! でもその持ってるサインのは自分でも盛れたと思う!! サイン当たったんだ、よかった~!!」
祝福してくれて優しい…。ありがとうございますと感謝の祈りを再び捧げる。
ちなみにこれです↓↓↓
質問③
「好きなおにぎりの具は?」
田「えーっとうーんうーんあっ( だんだん時間が迫ってしまい焦っている)、めんたいこ?」
めんたいこ!!青二プロダクションは生物のプレゼントは受け付けていますか?( いません)
この辺で終わりが見えてきたので(画面に時間が表示される)、 最後にふと思い出して名前を伝えて呼んで貰えますか? って軽い気持ちで言ってみたら(こういうの定番かな~? と軽い気持ちで)オッケ!と気合を入れて背筋を伸ばして表情もくるっと変わって「ゆり( 仮名)!」って呼ばれて死ぬほどビックリした……。えっ? 呼び捨て???呼び捨て来るの?「ゆりさん~!!(仮名)」とか呼ばれて、嬉しい~ 照れる~ほわほわ~みたいなのを想像していたので、心底びっくりしてしまい固まってしまった。よ、呼び捨てアリなのか…これが世間の常識なのか…? わからない……親族でもないのに呼び捨てにします?え、知らぬ間に血縁関係になってましたっけ????あまりの衝撃にそのあと一生懸命何事か続けてくれたのに記憶が飛んでし まったのが悔やまれます(多分「今日はありがとな!またね!」 みたいな感じ?)。 そして最終回だからかクラッカーのエフェクトが画面に散り、お互い笑顔でバイバイと手を振って終わりました。
何も映らない空っぽのスマホを眺めながら、ここでやっと「さっきのは『田邊幸輔』くんではなくて、ホストの『明星』としての振る舞いだったんだ」という事に気づきました。明星はわりとオラオラ営業的な接客のキャラ(かわいいところもある)だから、確かに明星ならば呼び捨てでしょう。それにしたってそれまで普通だったのに、急に全てを踏み越えてくるのエグくない…?ああ、 声優さんってキャラに則って演じたり「こういうセリフを言ってください」 みたいなのに応えるから、当たり前だけどそれが仕事だから、スイッチ入れるとこうなるのか……。これがプロの仕事なのか……。すみません、舐めてました。「ときめきメモリアルGS4」にて田邊くん演じる氷室一紀くんが名前を呼んでくれるので、それと一緒でしょって思ってました。全然違うね!!!画面越しでも全然違う!!!情報量が違う!!! そうだこれそもそも「リモート☆ホスト」ってコンテンツで” 指名ホストと二人きりの会話を楽しむ”のがコンセプトだったわ… … と終わった安堵で床に転がりながら遠のく意識の中思ったのでした……。 (終)
トラブルもあり体感15秒って感じだったのに、思い出したらいろいろあったなあ。終わりも終わりの方でかなり疲れていたと思うけど、ずっと優しく笑顔で接してくれて感謝しかない。大切な人生のうちで3分も私の為に提供してくれただけでもありがたいのに……。ありがとうございます!!
終わってみたらとても楽しい時間でした。思い切って参加してよかったな~。
何より動き喋る田邊くん一生懸命でかわいかったな~。
それでは次回「三日目のおたく、オンライントーク会再び!」お楽しみに! (無いよ!!!)
※「三日目のおたく」~慣用句。好きな対象を見つけて一目散に脇目も振らずに走り出した時期・ 状態を指す。おたくとして一番楽しい時期といわれる。一説によるとそれを経験した者は一生その気持ちを忘れることが出 来ず、さまよい続けるという。
リモート☆ホスト
— 田邊 幸輔 (@kohsukeT_nabe) 2021年11月20日
オンライントーク会
ありがとうございました😭
こうやって皆さんとお話しできることは本当に幸せだなと感じました‼️
元気もらいました🐰
笑いすぎてほっぺが痛いぜ😏
ハヤティー写ってないけど、、、(笑)
ほんじゃ!またねー👋#リモホス pic.twitter.com/ZH8wmI1ilg
🌹本日の出勤ホスト②🌹
— 『リモート☆ホスト』official🍾 (@host_remote) 2021年11月22日
明星(CV: 田邊幸輔)
いつもののしり、ドS台詞を吐くオレ様系ホスト。でも実は頑張り屋で純粋。#リモホス pic.twitter.com/Elterhu0N2
""壁になりたい""と初めて願った日~~朗読劇『佐々木と宮野』を見た
『ふたりを見守る壁になりたい』
”ある種の嗜好” を持つ女性たちがこう言うのを聞いたことがありますか? 私はあります。理論(?)としては理解しつつ、その意味が実感としてはずっとわかりかねていました。そもそも” ある種の嗜好”を私が避けていたというのもありますが、紆余曲折を経てこの度ここに明言したく存じます。
『佐々木と宮野を見守る壁になりたい』
これはそんな、とある壁記念日。そう心から願った日の記録です。
過日のことになりますが朗読劇『佐々木と宮野』へ行きました。原作は漫画で、2021年冬にアニメ化が決定した作品。内容はタイトルの通り、佐々木と宮野という男子校へ通う二人の学生生活を中心にした男子高校生たちの日常を描くボー イズライフストーリー。 漫画はアニメに白井悠介さんが出演するとの報を受けて購入してはいたものの、 タイミングを逃し続けて朗読劇の3日前くらいから読み始め即読了。読みながら何度も、私はこのまま死んでしまうのかなと思いました…………ときめきすぎて………。出てくる男子高校生たちがものすごくかわいらしく、これをオリジナルストーリーで上演する朗読劇なんてどんなふうになるのだろうと素直に楽しみに。 朗読劇自体も馴染みがない世界でしたし、何よりも私が人生で初めて「この声優さんを応援したい!」と思った白井さんが出演なさるのでとても楽しみにしていました。動く白井さんを初めて見られる!ライブやイベント・ トークは映像で拝見したことがありましたが、朗読は初めてです。
会場は初めて行くホールでしたが完全に一席飛ばし。運よく友人がかなり前方の席を当ててくれていたので(感謝しかない)肉眼でもしっかり楽しめそう。
定刻が来て暗転されると、スクリーンにデカく漫画の胸キュンシーンが流れ出しました。確かに、 ここにいるのはおそらくほぼ全員原作漫画を読んでいるであろうとは言え……ナニコレ恥ずかしい!! みんなで半ば強制的に同時多発胸キュンしてるのなんか恥ずかしい !!!!言葉を誰も発していないのにホール上空の空気が桃色に染まるのがわかる。スモークなど炊かれていないのに、天井が霞んでいるような幻覚に襲われる。「見て、 あれはときめきだよ」と、天井を指さす誰かの声がする。同時に背筋を伝う不穏な汗……一瞬で自意識を葬らなかったのが今でも悔やまれる。いいのに。今日はときめきをしにわざわざ所沢まで来たんだからときめいてい いのに!!!!ときめき勝ちだよこんなものは!!!!(混乱)
まず、主演のおひとり斉藤壮馬さんが登場。斉藤壮馬さんがちょこんと中央の椅子に座り(斉藤壮馬さんも初めて見ましたが、まさに『ちょこん』としか言い様のない所作だった)優しい声で朗読を始めると、 より一層強めに染まるホールの空気。わ、声がかわいい!宮野がいる! !でも照れる!!無理!!!誰か今すぐ殺してくれ!!!! 頼む私の自意識を!!!!
あまりに宮野な斉藤壮馬さんに喰らわされていると、 ワンパート遅れてもう一人の主演、白井悠介さんが登場。………生きている……(それはそう)。白井さんが生きている!! 私は下手側の最端に座っていたため、上手にいる白井さんは丁度真逆の反対側。実は結構前方の座席にいたのですが、さすがに反対側だと表情見にくいな~。よし!!双眼鏡を覗いてみよう!こういうこともあろうかと持参した慣れぬ双眼鏡をそっと覗いたら、 ピントが白井さんではなく斉藤壮馬さんに合っていてびっくりしました。手に取れる位置に宮野いる!こっわ!!!
今回は佐々木役の白井さん、宮野役の斉藤壮馬さん、そして宮野の友人の暮沢役の新井良平さんの3名がステージに立ち、 平沢役の松岡さんは音声での出演でした。音声での出演って何? と思っていましたが、なんと電話で暮沢との会話劇。予想外でしたが面白かった。暮沢役の新井さんは存じ上げなかったのですが、新井さんはアフタートークでふざけすぎる白井さん笑いすぎる斉藤壮馬さんを制しつつ、司会進行をチャキチャキとしっかり進めていた。朗読も暮沢の気遣いが過剰なほど行き届いていて高校生らしくないそっのなさがある感じ、 やもすれば堅くなってしまうところを丁度いい温度で演じられていた。 特に佐々木との会話がすごくよかった〜〜!!
【朗読劇】とはその名の通り朗読であり、普通の芝居のような大きな場面転換も身振りもない。ご時世柄、 隣にいる会話のシーンでも実際にはかなりの距離がとられている。でもそれを感じさせない声の投げ方、親密さの出し方が印象的で。 見ているこちらも想像力で補わなくてはいけないところもたくさん あるはずなのに、それを上手に誘導してくれていたと思う。逆に要素が多くない分、丁寧に会話に集中できたのかも。 漫画が原作でもシナリオはオリジナルだったのもよかった。
斉藤壮馬さんは朗読劇なのにセリフ覚えてるんですか? ってくらい相手の方をしっかり熱をもって見ているのが印象的だった。それがご本人の芝居の癖なのか、演技プランなのかわからないけど、宮野っぽい真摯さをステージに満たしていたと思う。
白井さんは近くにいる設定でも実際には距離を置いて座っているのに、ふとした時にすごく宮野の近くにいる、隣にいるような感じが物凄く伝わってきて。白井さんが手を伸ばしたら、本当に宮野に触れるのではないかという空気感。特に三幕の水族館に行く話では「ああ……今ふたりはこんな角度でこんな距離感で歩いているんでしょうね………」としみじみと思わせられたのでした。細かく余白に色をつけるような演技がお上手で、口に何かをほおばってもぐもぐしてる演技も自然すぎて、わ~~~~って思っているうちに時間は過ぎ去り正直白井さんのことを一番よく覚えていないのが死ぬほど悔やまれます。
初手で自意識を捨てきれなかったのがなかなか尾を引いていたけれ ど、 第三幕の水族館へ行く話を見ているときに突如しみじみと納得したのです。
これが、これが噂に聞く「壁になりたい」という感情か。そうか、私は 『佐々木と宮野を見守る壁になりたい』と今思っているのかと。
ヘレンケラーがサリバン先生に何度も水を手につけられ、急に「ウォーター!!」と理解したように、私も90分ほど濃密にときめきを直脳で受け続けた結果「 ウォール!!」とやっと理解したのです。 もう恥ずかしくありませんでした。 ラストの方の今回の朗読劇最大の見せ場のセリフも、しっかりと心に刻むことが出来たのです。めでたしめでたし。
白井さんはそれまでアニメもあまり見ず、 声優さんの名前なんて数える程しか知らない私をこの一年半走らせた人でし た。『ヒプノシスマイク』の曲にしか興味がなかったのに、ふと気が向いて再生した中の人たちのライブと朗読の短い動画。 特に興味もなかったキャラなのに、キャラがまるで生きているように振舞っている姿に目を奪われてから、白井さんが出られてたアニメをまず見ている内に興味が湧いて、様々なコンテンツを見るようになりました。コロナで生で姿を見るチャンスは諦めていたけれど、もしいつか生のお姿を拝見できるなら、1番最初はライブやイベントよりも朗読がいいな〜と思っていたので、その希望が叶ってとても嬉しかった!!! しかも今回は、私が白井さんによりアニメ・ 声優沼に入沼(存在しない日本語)したのと同じ時期に、斉藤壮馬さんにより入沼した友人と一緒に見に行けたのも嬉しかった。それぞれの推しが同じ作品で、 二人ともタイトルロールを背負うことなど残りの人生でもそうそうないと思うので 、その意味でもとてもよい思い出になりました。隣の席にいたのに、きっと私たちが見ていた景色は違うことでしょう。 終わった後語れる時間も場所もなかったのが悔やまれますが、もしあったとしても私たちはただ無言で座っていた気がしてなりません 。
アフタートーク内でティザー映像が流れているとき、 舞台袖の浅いところにいた二人が暗闇でなんかきゃあきゃあしてた のが大変かわいかった。白井さんは胸に両手を当てて胸キュン! ポーズをしていた~~~~~~ナニアレかわいかったナ~~~~! !!!アニメも楽しみ!!!!!!
「Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~スペシャルライブ」夜の部 2021/09/18at.山野ホール
Fairy蘭丸スペシャルライブ終了しました🧚♂️
— TVアニメ「Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~」公式 (@FairyRanmaru) 2021年9月18日
皆様本当にありがとうございました🙏
ライブを通じて、あなたの心お助けできていたら、嬉しいです😆
そして、これからもFairy蘭丸の応援よろしくお願いしますー❣️#F蘭丸 pic.twitter.com/MaTQAAsmFr
バンドと女性アイドルのオタクが生まれて初めてアニメのライブへ行ってきました。「アニメ?声優のライブでしょ?」と思われるかもしれませんが、私も行くまで実感としてわからなかったけど、これは声優のライブではなく『アニメのライブ』でした!!!!という話です。
コロナ禍でライブに行けなくなりアニメに親しむようになったのは、以前ラップで戦う某コンテンツに好きなバンドが楽曲提供した時に、全力で予習しようと楽曲並びにドラマパートを聞きまくったことに端を発します。その時はそれだけで気にも留めていなかったのに、配信ライブをキッカケに好きになった声優さんが出来、追いかけたらアイドルアニメに行き当たり………。長くなるので諸々端折りますがそういう経緯もあってアニメを見つつアニメソングをたくさん聞きまくったこの一年半。今までも親しみがなかったアニソンというジャンルに浸りながらずっと「キャラソン、って何?」という思いを抱き続けていました。だって不思議じゃないですか?作中にアイドルが出てくるとか作品に関わるものならわかりますが、そうでないのにキャラが歌う理由とは…???もちろん私も楽しんで聞いていた一方で、ずっとその存在が不思議だなあと思っていました。今回それを確かめよう!と思ったわけではないけれど、結果的にそれを考えることにもなりました。
夜の部のみの参加で、記憶が曖昧であり事実と違うところもあるかもしれませんがご容赦ください。
※Fairy蘭丸は、一応変身時にキャラソンがかかるので全く作品に出てこないわけではないのですが…。
このアニメについてのお気持ちブログはこちら。特に読む必要もなく、まあとにかくハマったんです。
さて、今回の会場となる山野ホール。名前は聞いたことがあるけれど行ったことはなかった。調べてみると後ろの方は見にくいという意見が散見され、不安になりつつ入場。事前に調べた「後方は段差あり」というのは可動式だったようで、最後尾までフラットな床に一席飛ばしで椅子が並んでいる。しかし7列目くらいまで真ん中に花道が!そしてステージにはスクリーンと、結構気を遣って設えられていたように思う。時間差入場、場内は全員マスク&フェイスシールド着用で完全着席とかなり慎重に対策してくれていた。お客さんは女性が主だが、思ったより男性も目に付く。私はちょうど真ん中くらいの席。ライブへ行くのは日常茶飯事だったけれど、この手のジャンルは初めてだったので、ちゃんと馴染めるのか楽しめるのか不安と緊張で苛まれながら開演を待つ。
ほぼオンタイムで暗転して流れ出す校歌(作中で流れていたもの)。スクリーンにアニメのシーンから抜粋して各キャラの紹介が流れ、メンバー登場。衣装はいつも配信番組をしている時の制服(冬服Ver.)。わ~!アニメのOPだ~~わくわく!!ここで直前までずっと拭えなかった「場の空気に入り込めなかったらどうしよう」という懸念は即霧散し、己の対応力の高さに感謝しつつ、この曲はさり気にベースがよくて好きだったので大音量で聞けて一気に気持ちは高まります。
曲が終わると並んで挨拶&自己紹介。そしてチルカ役の住谷哲栄さんを呼び込んでトーク、そしてエチュードコーナー。急に椅子が並べられてコーナーが始まることに驚いたが、みんな普通に見ている。そんなものなのか。お題が出て「住谷さんと~~したら」「お悩みに一言で答える」みたいなもの。いつもの配信番組(中の人たちがしている)の延長みたいな感じで面白いなあと思った一方で、せっかく高まったライブの没入度が早速薄まってしまったのはちょっと残念に思う。でも多分、声優さんのファンの人には嬉しい時間なんだろうし、こういうライブでは鉄板なのかもしれない。
没入度云々言ったけど、私も配信番組はひと通り見たので普通に楽しみました。普通に考えたらこの人たちは歌よりこちらのほうが本業(?)ですし!軽めのカルチャーショックを受けつつも案外サクサクと進み、ちゃんと盛り上がりもありつつ、声優さんたちの素顔をちょっと見せて好感度が上がるいい塩梅でコーナー終了。バラエティ対応力も求められるのすごい…課せられる仕事量大変過ぎでは?
一旦全員で引っ込んで、衣装替えしてソロコーナーへ。蘭丸役の坂田将吾くんから順に一人ずつ出てきてソロ曲を披露したのですが、このコーナーがすごくよかった!すごくすごくよかった!!(大切な事は2回言う)そもそも"キャラソン"というカルチャーに馴染みが薄い私だが(あまりに謎過ぎてこれはどこの国にもあるのかと「海外アニメ キャラソン」で検索してしまった…)、Fairy蘭丸では全く作中で使われてもいない訳ではなく、『艶歌』と名付けられたそれは各話のメインキャラの変身シーンでしっかり歌詞付きで流れていたので耳馴染みもあったのですが、そこまで期待はしていなかったんですね。自分自身、グループ歌唱の方が好きなのもあって。でもソロが予想外にはちゃめちゃによかった!!!!
衣装は揃いの黒いスーツ姿なんですけど、それぞれ背中に夭聖体へ変身した後の羽が各自のイメージカラーのスパンコールで描かれていて。そのせいか、背中を見せるような振り付けもあったり。羽を見せることで、これは夭聖体として歌ってるんだと控えめに示している感じもすごくよくて。作中の変身後のコスチュームは結構インパクトのあるデザインだけど、それとは全く違うシックさなのに、しっかりそれを印象付ける衣装!!全員では無いのかもしれませんが(気づけなかった)、曲中に背後で流れているアニメ映像が背中を見せるタイミングとリンクして、ステージにいる演者も背中を見せる振り付けがあったキャラもいてグッときました(私が気づいたのはチルカ)。
そういう演出でこちらの気持ちも引っ張られているせいで、より一層キャラを表す歌詞の内容にも思いを馳せられました。キャラをしっかりその身に降ろして表現している声優ってすごい!と素直に感じました。楽曲と、衣装振り付け含めた演出と、そしてキャラの声で歌いあげて表現して見せる依り代として存在しつつ、他方ではきちんと生身の人間としても存在し、その熱も伝えてくるのが素晴らしい!今までも他作品のライブイベントの映像をいくつか見て、中には本当にキャラクターに寄せているのが見えたりしてすごいなと思ったりもしましたが、生で見ると『キャラに寄せている』というよりは『キャラを降ろしている』という言葉の方がしっくりときた。巫女じゃん、現代の巫女、いや古代にはアニメはない。小道具で見せ方を変えたり、動きで視線を動かしたり、細かな工夫で座っているだけなのにこちらの視線を走らせて新鮮味を継続させてくれる。手を替え品を替え次々畳み掛けられて、気がつけばフェイスシールドも壊す勢いで双眼鏡を夢中で覗いている自分がいました。途中、興奮しすぎてシールドが曇って焦った。キャラソンとは……、こちらとあちらの次元を繋ぐハブだった!!
これが今年1番の最高衣装↓↓↓
夭聖達が花道を振り向いて歩く姿、忘れられませんよね…?😘✨✨#F蘭丸 https://t.co/MfVJMXI1Qj pic.twitter.com/Gh7aiUXwZe
— 堀 曜宏 (@akihiro_hori) 2021年9月20日
最後のチルカソロ曲終わりで、小芝居を挟みつつ住谷さんが蘭丸役の坂田くんを呼び込み、呼び込み……。あの伝説のアイドルユニットWinterTri-Angelの『Tri-Angel▽Signal』が!!これボーカルから始まるんですけど、嬉しすぎて全身から一気に発汗。「これが血が沸いている状態か…」って思ったのを最後に記憶は曖昧になるのですが……。足りないです。記憶定着まで正直あと100万回見たいです。自分自身3次元の男性アイドルにハマったことないんですけど、その気持ちが瞬時に理解出来ました。作中でも披露シーンあったけど、それよりも細かくフルで振り付けがついていて、2番はめちゃくちゃかわいい感じでふたりが対になるようなはちゃめちゃにかわいいくるくる回るような振り付けがあったと思うのですが、あれは酸欠の頭が見せた幻じゃない事を祈るのみです。とにかくこの曲がめっちゃ好きだし何度も何度も何度も聞いていたので、生で拝めて嬉しかった~~~~!!!俺、WinterTri-Angelのオタクになるわ。みんな今までありがとな!!!
ソロが終わるとまた5人で、2枚のシングルのカップリング曲をそれぞれ披露。「Fairy Night,Fairy Love」が好きなので生で聞けて嬉しかった。振り付けも凄くダンサブルでかっこいい。さっきのソロでの個を際立たせるものとは対照的に、グループとして魅せるダンスで良かった~~。あのダンス踊りながら歌うのはとても大変そうで、でも揃ってぴょこっと飛んだりしてて(曖昧)見ていてほんと楽しかった。「MAKE YOU CRAZY」で田邊幸輔くんが間違えてめちゃくちゃ笑ってしまってたのが、元気で素直で生きる力に溢れててとてもかわいらしかった。へへ。
軽めにMCをしつつ、ステージ上でジャケットを脱いでネクタイをしめて、最後の曲の準備を。そのお支度の時に田邊くん大好き堀曜宏さんが、田邊くんのお支度を横から手伝いだして(昼間ネクタイの締め方がおかしかったらしい)、反対側から坂田くんも参加して3人でふざけていたのかわいかったな~~~~。しまいにバックハグでボタン留めだしたのは笑ったし、興奮でフェイスシールドが再度曇りました。慌てて拭きました。
馴染みのED曲『夭聖哀歌』がかかると、自然にハイお開き~という気持ちになるのも不思議なものですが、今日はもう「また次回!」がないんですよね。とりあえず現状は。それが物凄く心からさみしい!!と心から感じた瞬間でもありました。
曲終わりであっさりと引っ込んでも客電はつかなかったので、アンコールの手拍子をしつつ待つことしばし。Tシャツに着替えて全員で登場、一人ずつご挨拶。全員が歯切れよく「次もまた!」とはご時世もあって現状言えない雰囲気でしたが、大きなステージを乗り越えた達成感と共に、控えめながらも前向きな気持ちが伝わってきました。堀さんが挨拶の途中で堪えきれなくなってしまい、そこから客席を向けなくなってしまったのとか、その素直な気持ちにこちらの胸も熱くなりました。詳しくないので違っていたらごめんなさいですが、ここにいるほぼ全員に近いメンバーが、メインキャラとしてアニメ作品に携わるのも人前で歌い踊るのも初めてらしく、ステージから伝わる緊張感と瑞々しさはとても美しいものとして映りました。しかし差し出されたパフォーマンスはどれも素晴らしく、作品や演じたキャラ、そして見ている私たちへ向けての愛に溢れていて本当に幸せにしてもらえました。何より凄く前向きな気持ちを受け取ったのが良かったです。声高に希望を叫んだっていい筈なのに、そこは静かにごく控えめではあるけれど、清々しくまっすぐに次の機会を希っている気持ちは、痛いほどに伝わってきたのでした。観客側は一切声も出せないし、着席のまま身体もほぼ動かせません。アニメに登場するモブの様に、ただそこに存在するだけ。でもそれでも応援してくれる人を目の当たりにする彼らの実感や喜びが素直に伝わってきて、依り代としての役割と一人の人間としての感情のどちらも受け取ってしまったなと思いました。
最後の曲は6人歌唱バージョンのOP曲。歌いながら少しでも観客の近くに行こうと花道を渡り、キラキラとした笑顔を見せてくれ、焼き付けるようじっと会場を見渡したり、全員に手を振るように長くファンサをしている姿がすごく印象的でした。私は自分たちがモブの様にそこにいるだけと思っていたけれど、彼らにはそうは映っていないんだなということが最後にわかって客電がついても暫く放心してしまいました。
アニメの最後でも「これからも夭聖として人々を笑顔にして」って言われてたな~~~。あの手紙は、今ライブを見終えたここにいる大多数の人の気持ちと同じだった気がします。
生で見て聞くと気付けることや、聞こえ方もまた変わって印象も変わったり。ライブで見る醍醐味ってほんとこれなんだといつもどんなライブを見ても思うけれど、今回も正に同じでした。そして『声優』ではない『キャラの』『アニメの』ライブというものは、すごく不思議な体験として刻まれました。こういう世界もあるのか。演じながら歌うけれど、素の姿も挟みつつでも軸足は『キャラ』にある。芝居ともCGライブともまた違う、共通の前提をお約束とした共犯関係。それは見せる技術も当然あるのだろうけど、受け取るこちらもある程度の準備をしておかないとその世界観は共有できない。ちょっと手間はかかるけど、かけた分だけ夢中になれる伸びしろがある不思議な体験でした。誤解を恐れずに正直に言うと、他の作品のライブ映像を見た時にうっすらと感じてしまった(盛り上がるけどこれはまあ…言ったら悪いけど虚構の世界よね……)という気まずさが、生だとすっぱり消えて一切感じなかったのも驚きでした。これはその作品や演者の度量がこちらと比べて云々という話では全くなく、今回感じた『生身の人間の熱量』や『生身の人間の持つ感情の揺らぎ』が見ている私の頭にあった『捨てきれない自意識や冷静さ』を超えていったのではないかと思います。だからこの後同じ映像を見たら、そちらの映像に対しての共鳴もまた上がってより一層入り込めてしまうのではと思ったりしました。怖くてまだ試せていませんが……(部屋に積みあがった映像ディスクを見つめながら)(共鳴力が上がった結果またこれが増えてしまうのではという恐怖)。
『1度人肉の味を知ってしまった熊は、人間を襲うようになる』と言う。1度アニメのライブの味を知ってしまったオタクは、今後どのように生きれば良いのでしょうか。賢明なる読者諸君ならばもうおわかりでしょう。ほんの2時間ほどで再度心を助けられ、愛著を搾り取られ、身体を……変えられてしまった………どうしてくれるんだよ、Fairy蘭丸ッ!!責任取ってまだ終わりにしないでくださいよね!!!!!!
【セットリスト】
・妖しくGet your heart
MC&エチュード?コーナ
衣装替え
・愛らんらんらん(蘭丸ソロ)
・焔の華(焔ソロ)
・俺の心は雨模様(うるうソロ)
・漢気deタンゴ(樹果ソロ)
・愛の勘定(寶ソロ)
・愛と悲しみのSAGA(チルカソロ)
小芝居
・Tri-Angel▽Signal(WinterTri-Angel)
MC
・Fairy Night,Fairy Love
・MAKE YOU CRAZY
( ↑上記2曲反対かもしれない)
MC
・夭聖哀歌
アンコール
・妖しくGet your heart(6人で)
終演後にこの感謝の気持ちをどうにかしたくてパンフ買おうとしたら売り切れていたので、焔くんのアクスタを買いました。
夭聖体のデザインが好きだったので人間体はそんなに…って思っていたけど買ってみたら嬉しいな☺でもこれ、フレームも柄ついてて可愛いのってみんなどうやって飾ってるの…?飾りたいけど捨てるの忍びなくて…。
※記憶から溢れてしまう前に書いておきたい本文に入れられなかった細かな感想を箇条書きにしておきます※
・「友情デート」って何?
・「しょーちんと一緒に入ろ♡」
・堀「ほーむらだけにね」田「コスい」
・田「うっせバーーーカ!!」
・バレ「あと一年待ってくれたら、君の身長に届いてみせるよ」(会場ため息)バレ「これ焔くんに言ったんだよ」(会場白目)
・ソロパート、センスを小道具にした坂田くんがめちゃくちゃ美しかった。あと声がデカくてよかった。声のデカいボーカリストはいいってバンド界隈で誰かが言ってた。さり気にここで小道具の眼鏡を放棄してきたのであれでオタクはだいぶ息絶えたと思う。田邊くんは静と動がはっきりしててかっこよい所作だった。そこも焔っぽくてよかったなあ。バレッタ裕さんは照らされた瞬間から世界に入っていて、余裕すらあった。ステージの上の余裕がこちらにも伝わり、めちゃくちゃ集中できた。照明だけでなく、空気で会場を染めていたと思う。傘を開いた瞬間とかすごく焼き付いている。草野太一くんのアイドル性がきらめいていてすごかったー!!かわいかった。アイドル目指してみませんか?と心底思いました。タンゴ調の曲なのでずっと踊りながら、樹果として存在していた。自分で振り付けも提案したと話していた。入りと出の時も樹果の走り方でいたように思う、そういう細かい所のサービス精神にしびれた。堀さんの曲は生で見たら1番化けていたように思う。寶の気持ちが真っ直ぐに伝わってきて、涙腺に軽く触れました。帰り道でこんな曲だったっけ?と1番に再生してしまうほど印象変わりました。住谷さんのソロ曲は一番好きだったので楽しみだったけど、期待以上にめちゃくちゃよかった。花道の使い方もよくて!!美しかったな~~。美しかった…(しみじみ)ソロコーナーの思い出は尽きない。ずっと反芻している。
・みんな凄く手を振ってくれてた、私も坂田くんに手を振ってもらいました!!多分!!そういうことで!!しといて!!
・田邊「(会場のスモークを見て)え?これ俺らの蒸気かなと思った」田邊くん?それはね、バイブスだよ(往年のサチモスギャグ)
嫌いだけど愛してる、睡眠
人生において、ある一つの事象やモノ、もしくは人物に対して「
「嫌いだけど愛してる」というこの状態は、物凄く厄介だ。
大きく捉えれば両面とも大きな感情、執着なので質が悪い。
とまあ、大きな風呂敷を広げてみたものの、今回はその「執着」
寝るのが好きか?と問われたら「好きです」と答える。
「嫌いだけど愛してる」睡眠。避けては通れない事象である。
「寝つきが悪い」という悩みを持つ人は世の中に存外いるようで、その対策は検索すれば沢山出てくる。「寝つきはいいけど寝ぐずる大人のなだめ方」は誰も提唱してくれない。目をつぶるまでをスムーズに執り行う方法があれば教えて欲しい。
朝ご飯が食べられなくなった
身体に異変が起きた。
と言っても最近のことではなく、もう半年以上続いている。
「朝ごはんが食べられなくなった」
元々、す~ぐお腹がすくタイプである私は、朝から元気にカレーが食べられる側に属していた。
一時期は「おめざ」と称して、起きてすぐに食べる楽しみを用意居ていたくらいのくいしんぼうクイーンだった。
なのに。
いつからだろうか、朝起きてお弁当の用意をしても残りを口に運ぶことが出来なくなった。
メイクよりも朝食時間を取る人間だったのに。
食べることは好きだけど食にこだわりがないタイプなので、朝ごはんはいつもの定番メニュー。
淹れたてのお茶とごはんに納豆、目玉焼き。ハムかウインナーが添えてあれば完璧。
いつもそれを用意できるように買い物をしていた。なのに、いつしか納豆が1週間経ってもなくならないことに気づいた。
どこか具合が悪いのだろうか…?いや、めちゃくちゃ元気だな…。ここ2年風邪もひいてない。体重はむくむくと増えている。どうしてだよ。
とはいえ、朝何も食べないまま昼まで持つような優しい胃袋でもなく、何も食べないと10時頃からお腹が空いて仕方なくなる。
職場のデスクでおにぎりをかじるわけにもいかないので、カロリーメイトやビスコをそっと口に運んだり、ゼリーや飲むヨーグルトでごまかしたり。少しでも食べられそうなら、家でバナナやバームクーヘンを食べたり。
休みの日でも起きてから朝食に至るまでの時間が長くなった。なのでこれは自分の体の変化なのである。仕方ないけど受け入れつつも、やはり健康に一日をスタートしたいという希望も捨てきれない。
最近になってようやく折り合いをつけるようになり、食パンならなんとか齧れるというところへ着地した。半ば無理やりだけど。焼いてジャム塗って口へ放り込む。今まで生きてきて一度もなかった「朝はパン♪」を実践している。
これが加齢か~~~~~~~そうなのか~~~~~~健啖家のまま最期を迎えたい。それが私の唯一の夢。
アニメ「Fairy蘭丸〜あなたの心お助けします〜」に文字通り心助けられている
【前回までのあらすじ】
バンドとアイドルのオタクをしていてライブ三昧してたのに、コロナ禍でそれが無くなってしまい、色々あってアニメを見るようになった都内通勤会社員。いつの間にか毎シーズンアニメ情報をチェックする身体に変えられてしまう。2021冬は某アニメにめちゃくちゃハマってしまい情緒を全て握られていたが、無事に最終回を見届け放心の日々。まだ余韻を引き摺っている最中に始まった春アニメたちはどれもクオリティが高く、このまま均衡を保ちながら今シーズンを終えられそうだなと油断していたら、その中の一作が急に立ち上がってきてしまった。どこに?私の心に。そうこれが俗に言う「蘭丸、イン、マイマイン」である(余談ですが去年観た映画で1番好きだったのが「佐々木、イン、マイマイン」だった…本当に素晴らしい作品だった…余談終わり)。
毎週リアタイしたりしなかったりのらくらと見続けていたこのアニメ。基本的に1話完結で、困り事を抱えたクライアントが毎回登場し、毎回夭聖(ようせい)メンバーのひとりが肩入れして変身、悪と戦い問題を解決して終わる…流れなんですけど。変身前と変身後の作画が違いすぎるとか(毎回クライアントの女子たちは正体に気づけるの、凄い)、変身コスチュームが布面積少な過ぎる度肝を抜くデザインだとか、変身すると急に艶歌と呼ばれるキャラソンを歌いあげたり、クライアントを救うといっても毎回結局どこかモヤっとして終わるとか。ツッコミとモヤモヤと謎が毎回満載なんだけど、でも何故か見てしまう。あとこれが一番びっくりなんだけど、ちゃんと見てても意味がわからないことが多い。「あれ?私がスマホいじりながら見てたから見逃したのかな?」と巻き戻していたけれど違いました。注意深く見返しても、わからないものはわからない!謎は謎のまま進む!!リアリティ~(???)
そもそも夭聖メンバーたちは、夭聖界のピンチを救うために召集されただけで、腹の底から協力的な訳では無い。それどころかあからさまに仲違いしているコンビがいる。なんなん!そもそも「夭聖」ってなんだよ、『夭逝』と音が一緒で不吉だよ……?
そして毎回クライアント(日替わりヒロイン)が巻き込まれるトラブルが、もちろんデフォルメされてるんだけど(…ああ、あるある…)という絶妙なリアルさが見えて絶妙にしんどい。笑い飛ばしきれない。どこか他人事にしてくれない。
木曜の夜中23時半という「今週もあと一日、どうにか明日を乗り越えよう」的なタイミングで放送されてるんですけど(MXでは)、どう考えても寝る前に見てあースッキリ!!明日も頑張ろ☆という作品ではない。癒される訳でもない。むしろモヤモヤする。なのにどこか救われるというこの不思議を繰り返しているうちに癖になってしまった。
いえ、正直言えば最近(6話かな?)まではそんなでも無かったんですけど、ふとしたタイミングで公式HPを見たら「実況ブログ」(正式名称不明)なるものが載っていまして…それを見てしまい…。キャストの中の人たちが交代で自分のメイン放送回を振り返るブログなんですけど、これを読んでしまったんですよね。それが思いのほか楽しくて。今までぼんやりと流し見していたところや、収録に対する思いとか、裏話とかそれらを読ませていただいて。面白いなとそれを読んでから該当回を見返したら、すごく楽しかったんです!!!相変わらず謎は謎のままでぼんやりしているところも多いのだけど、でも回を追うごとにわかることもあるし、何よりもこの作品が好きで大切で、楽しそうに放送回を見ては書いている姿が見えるような文章で、ストーリーに陰影がついたような、キャラが立ち上がってきてしまったような気持ち。
人が何かに夢中になったり、楽しんでいる姿(ブログ)が大好物なので、そこから気持ちが伝播してしまったのかもしれません。実況ブログを読んではアニメを見返してを繰り返し、同時に中の人たちの配信動画も見始めました。たくさんアーカイブがアップされてて…ありがてえ…そして面白い…。こんなん見たら、好きになるでしょうが……。メインキャストさんたちはみんな若く、メインをやるのは初めて?みたいな感じで、すごく楽しそうでキラキラしてるんですよね…。コロナ禍で趣味のライブを取り上げられ、友達にもロクに会えず、会社と自宅を往復する生活にも慣れたとはいえ、そろそろストレスが地味に溜まって心が蝕まれている頃合で目の当たりにした煌めき。この作品に関われて嬉しい!という喜びと自信とで輝く姿を見ることは、不思議な癒しをくれるのでした…。アニメには無いところを中の人たちがわけてくれてる……!!!!
なんか変な所からF蘭丸沼へ入沼(存在しない日本語)しつつある今日この頃。やっと配信アーカイブもひと通り見終えつつあり、今宵もまたDアニメをひらいてしまうのでした。
Amazonプライムでも配信中!!
Amazon.co.jp: Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~を観る | Prime Video
全体的にすっごく作画が綺麗!!素人が見てもそう思います。特にオープニングが凄くいい…クレジットの織り込み方がすごく素敵なのでそれだけでも見て欲しい。
公式で上がっているのはノンクレジットバージョンなんですよね…。これもいいんですけど、クレジット入ってるほうが好きなんですよ。
また今夜も楽しみだな!という気持ちと、嗚呼今月でアニメも終わるのね~というさみしさも既に訪れています…。思わせぶりな描写たちや謎はこれから全部回収されるのかな?ドキドキ。
スゥ……………
\\\夭聖たちみんなかわいくて〜〜~~~!!!推しメンが一生決まらねえ〜〜!!!!///
最後にそっと。
私の気を狂わせた10分間を置いておきます。
よくこんな…こんななんでもない奇跡の時間を撮って………公開してくれましたね……なんだこのかわいいひとたちは……ありがとうございます………助かる命がここにありました………このご恩は一生忘れない。
みんな大好き、低予算MV。
曲が普通によい。この曲のベースが好き。落ちサビでパンケチャされて心の中で舌打ちしたい(したくない)。パンケチャってもう死滅した文化ですか?50秒くらいのところで「眼鏡落としちゃったのかな?」と毎回思う。余談ですがチェキを撮るなら最後の「幸せを込めて~」のところのポーズがいい(現実にあり得ない特典会の妄想をするな)。
コロナ禍、イン、マイマイン④【なるほど、今年の方がしんどいな編】
毎年2月は繁忙期なのだが、今年は殊更にえぐかった。突然濁流に巻き込まれ、息もできないまま目の前に差し出されるものをとにかく捌くしかなかった。捌けてるのかどうか確かめる余裕すらなかった。1月下旬から3月半ばまでの記憶がない。敗戦処理を終えてやっと心地が付いたら桜が散っていた。
仕事がひと心地ついても、世の中の状況は全く変わっていなかった。一旦向上してからの転落は、落差でむしろ以前よりも悪くなった気さえする。そしてこれはもう何度目かの記憶で、なんでこう学習できないんだろう……というガッカリが、余計に心を疲弊させる。
相変わらず日常から楽しみは奪われっぱなしだ。ライブはもう諦めていたが、映画館すら許されない状況はなかなかにしんどかった。仕事から気持ちを切り替えることが出来ないまま迎える朝は、身体の疲れ以上に心を重く感じさせた。でもここでコロナに罹るわけにはいかない…その気持ちひとつでなんとか体調も崩さずやり過ごせたのだけはよかった。いろいろと注意力が散漫になっていたと思うが、自分が思うより意外と体が丈夫なのかもしれない。
ようやく時間の余裕ができて、じゃあ今まで後回しにしていた楽しみをゆっくり…と思ったのに、何も手につかなくなってしまった。やりたいこと見たいもの読みたいものをリストにしてみると、永遠か?と思うくらい連なっているのに何も手を伸ばせないままリストは増えるばかり。転がってリストを眺めてみる。心がときめかない。どうしたんだ。
私にとってのエンタメは主にライブだった。それが奪われてからのこの1年、今は仕方ないなという諦めから新しい楽しみを見つけることが出来た。なのに、今はそれすらも億劫なのは何故だろう。「束の間の非日常」だと思った時間が、「もしかしたら今後はこれが日常」ということに気づいたから、かもしれない。
その事実が、日ごとまた増え行く感染者数速報よりも重くしめやかに私の心にのしかかる。気づきたくなかったなあ。そしてまた今年も、予定がないGWがやってくる。
「やりたいことリスト」は一旦破いた。