あなた以外は風景になる

その人以外見えなくなった時のことを書き留めたい

2016/4/20 Shiggy Jr. at.ビルボード東京

Q 今後ご覧になりたいアーティストをお聞かせください
Shiggy Jr.

 

そう書いたのは忘れもしない2/12。SANABAGUN.がこの企画でビルボードのステージに立った日。初めてビルボードへ足をはこんだ私は、その独特の会場の雰囲気にわくわくした。こんな落ち着いた雰囲気のステージで、いろんなバンドをここで見られたら幸せだろうなあと想像した。

その中で、一番に浮かんだのがShiggy Jr.だったのだ。

そしてその願いは、わりとあっさり2ヵ月後に叶うことになる。

 

わくわくとしたきもちを押さえ込みながら友人とおしゃべりしていると、カーテンが閉まりフロアの明かりが落とされる。
楽器隊が登場し、キーボードのウエッキーが鍵盤を撫でる。ゆっくりしっとりとしたメロディを奏でる。衣装もいつものカジュアルな感じではなく、少しだけフォーマルを取り入れた格好で、ドキドキ。
ボーカルの池田さんがステージに。かわいい!背中がくり抜かれたワンピース!天使の翼(肩甲骨のことです)の根本にほくろが!

このステージに立たせてくれてありがとう。ライブの始まりにステージから客席を見渡す池田さんはいつもそう言っているような気がしている。観客からも控えめながら待ち焦がれていたという空気がビルボードを満たす。Shiggy Jr.のビルボードライブは「サンキュー」からスタートした。

ライブを通じていえることはどの曲も普段のShiggy Jr.とは違う、このステージに似合うようにアレンジされたここだけのものだった。全体的にしっとりと、落ち着いたアレンジ。そう仕立て直されて改めて気づいたのは、池田さんの声が大きく張りのある声になっていたということだ。前に私は池田さんが唄うと世界が色づくという感想を書いたことがあるが、そのきらきら感はそのままに、でも楽器に負けないしっかりとした強さを手に入れていた。声の大きさはそのままボーカリストとしての説得力だなと思った。

「Keep on Reining」で特にそう感じた。もう音源とは全く違う声だな。

「意外とビルボードに合うんじゃないか?」というハードルを自らあげながら、ギターの原田くんがメインボーカルを取る「Your My Girl」。ワンマンツアーではそのレアな光景にみんなを喜ばせたけれど、今日はライブのなかの演出のひとつではなく、自信を持ってこういう側面を見せたいという気持ちが伝わってきた。ツアーではここで池田さんのお着替えタイムだったが、今日は池田さんがコーラスに回る。ふたりの声が美しく交差する。ため息が漏れた。漏らしたのは私。

 

このあと、次のりリースである「恋したらベイベーEP」の中から、大事な曲ですという紹介と共に「town」を披露し、前半のライブパートが終了した。

トーク部分はお笑い芸人のやついいちろうさんを招いて。前も思ったんだけど、なんでここのパートの進行を芸人さんに任せないんだろう。その方がいろいろスムーズに行きそうなのにな。芸人さんも困ってる感じがする。
トークはいろいろありましたが、我が軍(テーブル)は必死にLINELIVEのアプリを必死に起動しながらハートを連打しまくっておりました。なんでかって?ハートが5万になったら、ベースの森くんがバイト時代の制服に着替えると言うのです!(森くんはビルボードでご案内のバイトをしていたそう)
それが発表された瞬間から、我らは言葉交わさずとも心はひとつ。

 

夏彦!!絶対に絶対に着替えさせてるからな!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

余談ですが、好きな本人目の前にしてハート押しまくるのはめっっっっちゃ楽しかったです。これが課金制度敷いてたらわたくしやばたんでした。諭吉解かしてる可能性ありました。余談終わり。

めでたく目標数は達成し、後半パートはお着替えをして演奏することと相成ったのでした。

後半戦は前半よりもダンサブルな曲が多くて、座って聞いてるのが新鮮でもありもったいなくもあり……。でも「LISTEN TO THE MUSIC」で池田さんが全員を立たせてくれたので楽しく健康体操が出来ました。ステージからかけ降りてフロアを走ってる夏彦くんは輝いていたよ…。どうしたって思ったけど、あれはみんなをエスコートしてくれたんだろう(無理矢理な意味付け)
個人的には「baby I love you」が印象に残ってます。場所の空気もあいまって大変よかった…。

ステージ奥行きの関係?なのか、ドラムも奥でなくてセンターからやや下手よりだったので、諸石くんのドラムプレイも近くてメンバーとのアイコンタクトもかいまみえて嬉しかった。どこで誰を見てタイミングとってるのかとかそこまで見る必要は全くないんだけど、ファンは嬉しいっすよね…。


最後は「Saturday night to Sunday morning」この歌で締めるのはよくあるんだけど、やっぱり座りがいい。爽やかな心地のまま終われる。Shiggy Jr.を見たって余韻をもって終われることが出来ました。

まだね、あの余韻に浸れる。ほんとうに素敵な時間でした。

 

ビルボードのこの企画、無料だしなんでなん?って思ってるけど、ビルボードの敷居を下げてお客さんを招くこと(来たらすごく好きになる場所だから)と、若手のバンドにはLINELIVEでの放送で新規客を呼び寄せることもできるいいプロモーションなのかなと。音楽番組に出ることが難しい(そもそも数もない)くて、かといってフェスだとアピールできる層に限界はあるし。私も基本フェス好きではないのでよくわかる。ワンマンなら行こう!ってなるよね。

まだアーカイブも見られるので、見逃した人は是非この機会にどうぞ!

live.line.me

2014/3/2《リリカルスクールMV参加券争奪戦》リアルスコットランドヤード顛末記

ものすごく昔の日記が出てきたので、消えちゃう前に転載しておきます。

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昨日は、リリカルスクール(というRAPアイドルグループ)のPV撮影に行きました。
先着150名には、限定のTシャツプレゼントで、そりゃあみんな欲しいよね欲しいよね!

撮影場所も開始時間も発表されていましたが、その参加整理券の配布方法が「当日15時にツイッターで場所を発表します」とのこと。
撮影場所付近に待機場所がないのでこういう方法になったのです。

撮影場所は、渋谷の某クラブ。

なんだこの、リアル「スコットランドヤード」!

怪盗と探偵側に分かれて、怪盗を追い詰めたら探偵の勝ち。逃げ切れたら怪盗の勝ちという推理ゲーム


①ゲームとは違い、怪盗(配布スタッフ)は出現したら移動はしない
②ヒントはツイッターで配信される
③ゲームとは違い、探偵の移動手段は己の脚
④まあ、タクシーだろうとなんだろうと使うのは個人の自由
⑤探偵が何人いるかわからないけど多いのは確か

・・・さあ、どう、戦う?

アイドルオタとしてボードゲーマーとして負けられない戦い!

私の見立てとしては、撮影場所が渋谷なのでわざわざ電車移動を伴うような距離での配布はないとまず考えた。
賭けに出た人もいたが、この予想はまあ大半の人がしていた。
そりゃそうよね。

で、撮影場所付近はない。
わざわざ待機できないから券を配るので、その近所で配布したら意味がない。
リリカルスクールは、タワーレコードのアイドルレーベル所属なので、タワレコ渋谷で待機している人は本当に多かった。実際、ほとんどの人はここで待機していたようだ。

でもこれもないのではと考えた。
というか、それは一番つまらない展開だからして欲しくなかった。

私ならどこで配るか?

渋谷で、邪魔にならなくて、且つみんなが来やすい場所。
来れない、わからない場所では意味がない。客に来てくれないと、困るのはあちら側だからだ。

ハチ公かな?というのが私の予想でしたが、
もうひとつ、リリスクはマルイシティと縁があり、短期間SHOPを出していた8Fイベントスペースが実は怪しいんではないかと密かに踏んでいた。
可能性を見極めるべく、下見に行く。
空いている。場所は今、何もない。
可能性はある。
ただ、発表の10分前に見に行ったが、気配がない。オタもいない。
オタ(探偵)がいないのなら、わざわざ8階にいなくても勝機があるではないか!
ということで、マルイ1Fにて、タワレコ方面の挙動をにらみながら待機。
ここで、すぎやまさんとはるちゃんと合流し、共に待機。
発表時間の15時。TLに動きはなし。
・・・5分経過。
じれる・・・。
渋谷の町に動きは、ない。
・・・10分経過・・・。
動きがない。
・・・ここですぎやまさんが叫ぶ「餃子の王将裏、宮下公園!」
目の前の信号は青!!
走り出した。何も考えずにダッシュ。

少し前を全力疾走している影。
見覚えがある探偵(オタ)だ!
間違いねえ、とにかく、走れ!!!!


久し振りにここまでダッシュしたよ。


ということで、
はるちゃん3番。
ゆりさん4番。
すぎやまさん5番。

無事怪盗(スタッフ)から整理券を受け取り、限定Tシャツと最前列をもぎ取ったのでした。
最高のご褒美じゃない?


脱出ゲームって参加したことないので、あえて言わせてください。

脱出よりも、追い詰めるほうが興奮するぜ!!

異論は結構です。



2016/1/30 SWINGERZ旗揚げ公演 at.下北沢ガレージ

 SANABAGUN.、THE THROTTLEの高岩遼が率いる謎の集団「SWINGERZ」の旗揚げ公演に行った記録。いろいろありひとつき以上寝かせてしまい、いい加減間が抜けたのでどうしようかと迷うけれど記録として残しておく。このひとつきで追記したいことも増え書き直しも考えたけれど、新鮮な気持ちをとりあえず。長いけど。

 

「ステージの上では嘘はつけない」

私はステージの上に立つ人間ではないが、ステージを見るたびにこの言葉を思い出す。
ライブも芝居もそれは一緒で、努力の成果がそのまま出てしまう場所がステージだ。
ステージで特別な輝きや瞬発力を発揮するといっても、それは普段のたゆまぬ努力に裏打ちされたものしか出すことはできない。そう考えてきた。

だからこそ。

行けばわかると思った。そう、「SWINGERZ」という集団が何なのか。何を目指しているのかということが。


 上演前の劇場はいつもと景色も空気も変わっていた。
ステージの前方には椅子が30個ほど並べられている。その後ろに椅子に座れなかった人たちが立ち並ぶ。結構な人数が、いつものライブハウスとは違う佇まいに期待と不安を滲ませている。何が起こるのか誰も何も知らない。演劇をやるようだが果たしてそれがどういうものなのか。ちょっと異質な緊張感を破るかのように照明が落とされると、客席のドアを開いてSWINGERZの面々が登場。ステージへ歩み寄り一列に並んで顔見世をした。

 SWINGERZ代表の高岩遼が口を開く。
「一歩外出て街を見渡せば、くだらねえアホ面こいたバカばっかで、だからジジババにこの世代がなめられるんだろ。こいつはほおっちゃおけねえ。日本男児汚すわけにはいかねえ。まずは自身から気合を入れていく。そういう思想の下俺たちはこの青い旭日旗を掲げて集まった」
正直、わかるような、わからないような。つかみどころがない。
質問はあるか?という声がかかったので、見る前に無粋かなと思いつつ思い切ってそのものずばりをぶつけてみた。
「どうして演劇という表現形態を選んだのか?」
SWINGERZを俳優事務所にしたい月9に出るような俳優を出したい、と本気なのかどうなのかはぐらかす返答をしたあとに、高岩遼はまっすぐにこう答えた。「表現活動のひとつで、別にこれだけにこだわっていくつもりはないんです」

さあ、ついに幕が上がる。果たして何が見えるのだろうか。


 演目は「桃太郎」と「シンデレラ」と事前に出ていたが、まずは「桃太郎」からスタートした。

《桃太郎》
桃太郎 高岩遼
犬 山田健人
猿 田上良地
キジ 高橋紘
鬼1 工藤わたる
鬼2 谷本弾
鬼3 橋詰大智
(あらすじ)
桃太郎が鬼を制圧し世の中には平和が訪れた・・・わけではなかった。ひとつの争いがおさまれば、また別の諍いの種が芽吹く。桃太郎に毒入りのきび団子を食べさせたのは誰なのか。桃太郎の後釜を狙う犬・猿・きじか、それとも虐げられている恨みを抱えた鬼の犯行か。本当に悪い奴はどこにいるのか。


《シンデレラ》
湘南王子 熊田州吾
ひげ王子 谷本大河
じょんがら節王子 向後
チャーリー王子 高岩遼
ジェームス王子 隅垣元佐
シンデレラ 成田アリサ
(あらすじ)
王子たちが集まりなにやら揉めている。「誰がみんなの憧れの姫に求婚できる権利を持つか」その栄誉を賭けて王子たちが、それぞれいかに自分が姫に相応しいのか自己アピール合戦がはじまった。果たして勝利の女神は、いや姫は誰に微笑むのだろうか。そして姫は一体誰なのだろうか。


 見終えて一番の感想としては「あ、本当に演劇経験者皆無なんだ」という驚きだった。私は小劇場によく通っていた時期があり、少し劇団の制作のお手伝いなどもしていたことがある。とはいえ舞台製作に特に詳しくはない素人の目からしてもそれは明らかだった。
 例えば普通芝居は転換中に曲を流して観客の気を逸らしたり、バミリテープの端に蓄光テープなどを少し使って暗闇でもスムーズな転換が出来るようにしたりする。それが一切されていないところから見ても、本当に手探りで「演劇」に取り組んでいたんだなあということが伺える。とはいえそこを攻めたい気持ちは皆無だ。経験ゼロのところから公演を打ってみよう!というその心意気は素直に面白いと感じたし、むしろその勢いのみで走ってみることが今回の目的だったのかなと感じた。
 彼らの多くは駆け出しのミュージシャンとして、ステージで生きていこうとしている最中の人が多い。そんな人たちが敢えて本業の楽器を置き、ステージに立ってみる。普段はしない芝居をメインに据えて取り組んでみる。楽器を携え人前に出るのはみな手馴れているだろう。しかし仕事にしようと思うほど愛着と自信がある強みを、敢えて手離してステージに立つのは普段とは違う恐怖やとまどいがあったと思う。しかしそれを微塵も見せずに全員が堂々と芝居を楽しんでいた。その演技力に差はあれども正面から未経験の演技に取り組み、変に照れたりしている者は居ない。全員が自分の演技プランを考えたであろうその痕跡はしっかりと観客に伝わってきた。
 自分の与えられたこの役は、ここが魅力でしょう?そうステージからきちんと主張が聞えてきた。これは簡単なようでなかなか難しいことだと思う。これが出来ないと照れが出てしまう。演者が照れると客も照れる。ライブにしろ演劇にしろ些細なことからステージはほころびを持ってしまうことが往々にしてある。それを全く感じさせなかったのは、流石に普段から人前に立つ人たちだなあと感じた。というより、芝居を生業にしていない素人(と失礼ながら敢えて呼ばせていただく)と考えればこれが出来れば概ね成功であろう。客をしらけさせずその世界へぐっと引っ張り込んでいたのだから。
脚本の内容も、昔話を下地にしてアレンジを加えるというよくある手法ではあるが、そこに自分たちなりのアレンジをきちんと加えていた。『桃太郎』では圧倒的なリーダーとそれを取り囲む者たちの信頼関係をストーリ側から巧みにアプローチし、『シンデレラ』ではストーリよりも「演者がそこで自分をどうアピールするか」という自己演出というテーマについて取り組んでいた。二つを同じようにまとめることもできただろうがそれをせず、実験的に取り組む姿勢に前向きな意欲を感じた。

 ただもちろん課題がないわけではない。今後もし芝居を続けるとしたら、やはり最低限の演劇のセオリーは必要になる。先にちらりと述べたように、例えば転換で観客のきもちを離さないように最低限の時間で済むようにする工夫や、音楽をかけたりなどの工夫は必要だろう。ライブでもそうだがひとの気持ちは意外と些細なことでステージから離れていく。
 また演出についても同じで、自分たちが見せたいものを出すことは絶対に大切であるが、そればかりを押し通していくとおいてきぼりになる観客も出る。「浪漫維新」を掲げムーブメントを起こそうとしている彼らは内輪受けを狙っているのではないだろうから、自分たちが提示したいものをどう魅せていくか。輪の外に居る人をどうやって引っ張り込むのか。そこまで含めた「演出」の手腕が今後問われるのだろうなとも思えた。そしてそれは、SANABAGUN.やTHE THROTTLEが抱えている課題と同じなのかもしれない。
 だた、それを鑑みても尚見たものに期待を持たせてしまうのは、この集団を形成しているメンバーそれぞれが可能性と魅力を携えているからだ。それは努力では身につかない天性のものであり財産だ。ここからどう化けていくのか、進化の方向性も見えない分だけ期待も高まると素直に思う。

 

「SWINGERZとはなんなんだろうか?」
結局、見に行って余計にはぐらかされたようなところが大きい。これに手応えを感じてまた公演を重ねるのか、それともまた違う表現形態を探していくのか。月イチでメンバー個別に焦点を当てて作られる5分間の映像作品"FIVE MINUTES MORE" 、先日行われた『浪漫維新』の生配信でのトーク番組、また今後はフリーペーパーの発行なども予定していると聞いた。これらも全てSWINGERZ名義であることから鑑みても、演劇というステージに特にこだわりを持っているわけではないのだろう。
 ではこの取り組みはなんだったのだろうか?
私は『表現者がより沢山の武器を携えるための活動』であると感じた。
彼らはみなそれぞれの表現者としての強みを持っている。それこそそれで飯を食おうとするくらいなのだから自信と自分への期待もあるだろう。しかしそれに頼らずまた違う側面から、表現するという欲求や活動自体を見直し、自身の幅を広げていこうとしているのではないか。男の~云々前口上はあるにしろ、ひとつの姿勢を持って尚自分達を開拓していくその動きが、ひいては周りを巻き込んでいくことを目指しているのではないか。冒頭に高岩遼が『表現活動のひとつ』と述べたことはいつものはぐらかしではなくそのままの素直なきもちだ。どこに芽吹くかわからない、自分達の可能性を信じる自己鍛練の過程が、ライブハウスを飛び出して広がる様に刮目すべきだ。

2016/2/20 THE THROTTLE 「水曜日のスロットル」at.下北沢ガレージ

 

 

 路上ライブを二年以上続けていたスロットルだけど、度重なる指導でついに行き場がなくなりつつあるという。これをどうにかしたいと思っていたところ、ガレージ側から場所を提供してくれる運びに。ワンコインというラフな空気で、路上ライブのように気軽に足を運べるように、これから毎月定期公演をしていく予定らしい。

 5曲くらいやっては休憩、というような形で3部構成。合間にフロアに出てきて観客と乾杯したり、向後さんのひとりのアコギ弾き語りや4人スロットル、更にはじゃんけん大会で勝者を「スロットル4D」と称してステージ上にご招待。一曲プレゼントというビッグサプライズな企画もあり。様々な演出で休憩を差し挟んでも観客の熱を下げさせないいいライブでした。

 というか。

 路上は路上で楽しいこともあるけど、このひとたちのよさはやっぱりちゃんとステージで発揮されると思った。そのためにはライブハウスだなってしみじみ感じた。音響も照明も客の熱気も全部全部味方につけて、スロットルの良さを存分に浴びたい。

 早く路上ライブ見られたのをよき思い出にしたいし、スロットルってワンコインで毎月ガレージでやってた時代もあったんだよね~なんて言えたらいいなあって思う。

2016/1/12 Suchmos ライブビート公開収録

ネタバレになるので、放送後に書こうかと思っていたけどそうすると忘れてしまうので。

ラジオ「ライブビート」の公開収録満員でした。

遅れ気味で行ったので端っこだったけど、そこまで後方でもなかった。偶然友人4人で連番して観覧。

この会場物凄く音響がよくて、始まる前に拍手の練習とかさせられたけど音の響きにびっくりした。物凄くクリアに耳に飛び込んでくる。

会場はサチモスファンが大多数とも思うけど、ついてきました~って感じの人とか、あと国営放送特有の「こういうのとりあえず何でも応募してくる層」も結構居た感じ。ヨンスも「老若男女のみなさん」的なこと言ってたけどその通り!って感じ。

でもサチモスはそんなこと全く意にかいさず、いつもの通りいい波にのって行きましょう~と「Pacific」から始めて、10曲くらいやってくれた(あとで検索したら12曲やってたっぽい)。

興味なさそうな人も、座ったままのマダムも最後には楽しそうにしてたからこの人気は嘘じゃない。バンドとしての魅力はいろんな層に届くんだなって素直に思えた。

特にMCとか演出に愛想があるとかでもないけど、逆にそういうところもいいのかもしれない。変な垣根を作らず、このバンドの空気に合ってる気がした。

というか、もう、ステージの上が余裕綽々に見えてしまって。変な言い方だけどワンマンの練習みたいな。このくらいの規模、虜にするのわけないわ!っていう空気が伝わってくる。

新曲の「Mint」名古屋での年末調整GIGで披露してて、今回また聞けたの嬉しかったなー。

とにかくあっという間に時間は過ぎた。「Life Easy」でヨンスと泰平君が見つめあいながら音と声を重ねていくのは神々しいくらいに眩しい。CDJでも眩しくて身動きできなかった。

ヨンスのきれいな姿勢と、そこからまっすぐに遠くへ飛んでいく声がまるで目に見えるようないいライブでした。

 

ワンマン行きたいのに、チケットが手に入らなくて本当に悔しい・・・。

 

拾い物のセットリスト

Pacific
YMM
GAGA
Get Lady
Miree
Mint
Fell Life Makin' Love

GIRL
Arlight
DANBO
Stay Tune
BODY
Life Easy

23016/1/21 THE THROTTLE 「申年スロットル」

■魔法にかかったみたい

 www.youtube.com

THE THROTTLE/ザ・スロットル on Twitter: "【MOVIE】

映像公開🎥
昨日の2016初路上ライブの模様だ✨
共に今年で去るぞ!!!路上ライブ!!!

申年スロットル
https://t.co/LckNVlxAyJ"

 

 「くだらないかもしんないんだけどさ、こんなマーキングなんてさ。いいじゃん、10年後20年後さ、ガキが出来たときに一枚でもはらさってたら『父ちゃんこんなくだらないことやってたんだよ』っていえるじゃん。だから貼ってるんだよ」

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昨晩新宿で行われた路上ライブの様子がもうまとめられてyoutubeにUPされた。撮影及び編集は神崎峰人(BUDDHA108)氏。

 

 「なんかおまわりさんきちゃったから。今から新宿東南口からサザンテラス口に行くんだけど、見てください。一味の皆。一味の皆全員仲間だから。一緒に運びます今から。こーやってできた仲間はね、いけるから最後まで。宜しく」

  開始前に集合の時点で警察官にお咎めを受けてしまい、東南口でのライブは出来ず。しかしここからサザンテラス口(結局は南口)に移動して再開しようという流れになった。

  集まったお客さん皆で手分けして、楽器やマイクやその他色々なものを手に手にひとつふたつ抱えて移動していく。年齢も性別もまとまりのない行列は通り過ぎるひとの関心を一瞬でも惹けただろうか。

 

 その不思議な集団の先頭には、高岩遼。

 

 階段の途中で、ぱっと振りかえった姿が遠く最後尾からも見えた。彼の目からはどんな景色が映っていたのだろう。

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 荷物と高揚感を抱えて高岩遼の背中を目指していくこの行列は、これからもずっと続いていくんだなと感じた。荷物ももっと増えるかもしれない。でもその分、一緒に歩く人も増える。一緒に歩く人が増えれば手も増える。そうしたらまた、増えた荷物は手分けしていけばいい。

 

 何が起こるのかというわくわくしたきもちは、全員が抱えている共犯意識は、これからもきっと変わらない。ずっと続いていく物語。この不思議な光景を、身を切るような寒さなのにそれを忘れてしまうくらいの高揚感を忘れないでいよう。いやきっと忘れられない。今宵居合わせなかった人も問題ない。今までもこの流れはずっとあって、これからもずっと続いていくのだから。仲間に加わりたければあの広い背中についていけばいいだけのこと。

 

 南口に移動してからは何かに守られているかのように注意もされず、結局0時近くまでライブは続いた。0時になって魔法が解ける前に、終電に追われて名残り惜しそうに帰宅するひとの背中を見送りながら、ここを去っても電車にのっても今日の路上ライブでかけられたこの魔法はきっと解けないと思った。

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そんな真冬の夜の一部始終がダイジェストで収められている。あなたの大切な時間を3分だけ下さい。

 恐らく路上でこの魔法にかかるには残された時間は意外と少ないはずだから。

 

2015/12/22 Ryo Takaiwa with Daichi Hashizume Band JAZZ X'MAS GIFTS

 

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この動画を見つけた時から、ずっとSANABAGUN.高岩遼でもなくThe Throttle高岩リョウでもない、ジャズシンガー・Ryo Takaiwaとしてのステージを見たいと思っていました。

www.youtube.com

二つのバンドもかなり忙しそうなのに、ジャズシンガーとしての活動はなかなか難しいだろうし、なかなかないだろうなあと思っていたところ、まさかの開催のお知らせ・・・即予約を入れました。このときばかりは、本当に高速で予約メールをした自信があります何の自信だよ。

 場所は埼玉県上福岡。上福岡って今まで縁がない場所でしたが、都心から離れたこの場所を選んだのは高岩さんが音大(尚美学園大学)進学のために上京して住んだ場所であり、今も尚彼を取り巻く大切な仲間たちと出逢った場所だからという理由でした。

 正直、ジャズに疎い私は楽しめるか不安でしたが、友人に相談したところ「高岩遼にうっとりしてればいいんですよ!」という非常にざっくりとしたアドバイスを受け、そうかうっとりしてればいいのかとのんきなきもちで足を運びました。

 こんな状況なのでセットリストとかはあげられないのですが、季節柄クリスマスソングとフランク・シナトラの生誕100周年のアニバーサリーイヤーということで、シナトラの曲を。SANABAGUN.の「居酒屋JAZZ」の元になった曲もやってくれました。

 そう、途中で音大で出会った仲間と結成したThe Throttleも客席から呼ばれ、一緒に歌ってくれたりしてそれもとてもよかったなあ。幸せなシーンだった。

 終始リラックスをしていたように見えるライブは2時間たっぷりと時間があり、客席も和やかムードでした。流石に近くで演奏が見えると私の耳でもきちんと楽器が追えるのが途中から楽しくて。ピアノの鍵盤のうえを滑らかに撫でるように動く指や、ウッドベースの音だけを追いかけてみたり新鮮な音楽体験を楽しみました。勿論基本は高岩さんのボーカルにうっとりしていました。通常営業です。

 けして音響がいい場所ではないのに、ハイトーンボイスではないのに、吐き出された声が心地よく天井に吸い込まれていくのはなんでなんだろう。そうか、こういう技術を彼は大学できちんと学んだんだろうなと思うと、ここまで足を運んでよかったなとしみじみ思いました。

 

 来てよかった。最高にうっとりしつくした夜でした。

 

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※年末年始忙しいのと、いつもに増して内容が薄いので書きかけで放置していましたが折角なのでUPしました。またいつかこういうライブがあるといいなと思うけど、次はもうこの規模じゃ開催はできないだろうし、貴重だったなあと心底思います。

 

www.youtube.com

 

 《2016/3/16 写真追加》撮影:やなぎ氏

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2015おたく行動記録

ざっくり2015年おたく行動記録振り返り。

抜け漏れあります。気にしていません。

 

1月

7日 あたいちゃん誕生日
16~18日 リリカルスクールバスツアー
21日 ねぎっこロフトアウトストア
25日 ねぎっこワンマンリキッド
 
2月
5日 バニビTSUTAYA中野
12日 ハイパー万博
14日 ミラクルマーチ 町田ターミナルプラザ
23日 シックスマイク
28日リリスクステラ三回?
 
3月
1日 SKE映画 アイドルの涙
       ねぎっこ さいたま新都心
4日 幕が上がる
9日 リリスクカットアップ
10日 リリスクマルイシティ
11日 リリスタワレコ吉祥寺
12日 リリスタワレコ新宿 二部とも 
14日  リリスク錦糸町二回、新宿二回
15日 リリスクステラ三回?
17~20日 リリスクストアチェキ会
19日 ゴメス タワレコ新宿
22日 リリスクマルイシティ×2、ちゃんゆみバースデー阿佐谷ロフト
25日 チェケラっ超
27日 仮 マルイシティ
28日  アイルネ、リリスク、アイルネ、リリス東武屋上、カリスマ×Shiggy Jr.ループ
 
4月
1日 リリスクお台場
2日 ワームブルーゴメス
3日 ゴメスタワレコアキバ
4日 ヨーヨの日
5日 アイルネステラ二回
10日 ねぎっこ赤坂
12日 バニビリリスクマルイシティ、ゴメスワンマン
14日 Perfume伊勢丹スタンプラリー
17日 この花バスター(安本さん)
18日 spotツアーファイナル
19日 リリスクステラ
22日 チェケラ
23日 とちおとめ
26日 ワンリルキスタワレコアキバ、ルネッサンスダイバーシティ
29日 武藤あやみ 渋公
 
5月
1日 ねぎっこタワーレコード新宿、MOGURA
3日 ビバラロック、ヨーヨタワレコ新宿
4日 メイザフォースロップスライム&ライムスター
6日 TOKYOMAPSシギー&カリスマなど
10日 原宿カワイイ テンプラ・ヨーヨ・カリスマ・リリス
12日 ハイパー独演会
24日 ホフディラン春のベース祭り

6月
5日 ネギロロ 実質ロスディケ
6日 リリスクステラ
7日 リリスクいわき
9日 ハイパー独演会
15日 MJ収録カリスマエビKEMURI
20日 ネギリリハコムス

7月
1日 シギジュニワンマン
4日 まなみのりさワンマン
5日 ハイパー、ほわどる、シギーインストア
6日 シギーインストア
11日 リリスク名古屋
13日 三井寿ゲーム
19日 LinQ天神一部二部
20日 LinQの夏祭り
21日 リリスクカットアップ
24日 リリスタワレコ新宿×2
25日 リリスクワンマン
26日 藤井隆リリパ
28日 ハイパー独演会
29日 チェケラっ超
30日 アイドル甲子園

8月
1・2日 TIF
5日 カリスマアップルストア
8日 Perfume検定
9日 RIJF
10日 アイドルネッサンス定期公演
13日 ねぎっこインストア 新宿タワレコ
14日 ねぎっこインストア カットアップ
16日 ねぎっこ野音
19日 とりまとりまえ
20日 MASH FIGHT!
21日 サナバガン路上
  22日 リリスクストア
   ステレオトーキョー渋谷塔3F
   宮下公園盆踊り
23日 サナバガン UBC
ミライスカート 新宿塔
   Little
27日 芽依チャンネル
29日 バニビワンマン

9月
4日 GOMESS生誕
5日 大部フェス二部
12日 トーフ&アナログフィッシュ
21日 ステレオトーキョー吉祥寺
22日 三人祭
25日 KOTOワンマン
26日 Perfume
27日 Perfume
28日 ドロシーワンマン
   サナバガン路上

10月
3日 青山収穫祭
4日 アイドルネッサンスワンマン
10日 リリスクワンマン5周年
16日 シブカル祭
17日 シブカル祭
18日 シブカル祭
19日 SANABAGUN路上
20日 ハイパーヨーヨ全曲試聴会
21日 SANABAGUN.インストア 渋谷タワレコ
22日 アイドルお宝くじ
23日 カリスマドットコムワンマン
25日 T-SPOOK
26日 革命
 
11月
3日 リリスク 大宮ステラ
4日 リリスク 新宿タワレコ
5日 bacho 最高新記憶ツアー
8日 もしもしニッポン
9日 岩間俊樹ソロイベント
14日 TOMOVSKY 新宿タワレコ
15日 SANABAGUN. 池袋タワレコ・新宿タワレコ
18日 (ニューバランスのクラブイベント?)
20日 NEWWW(サチモス・ネバヤンetc )
            (なんか不思議なイベントSANABAGUN. リキッドルーム恵比寿)
21日 ホワイドールワンマン
24日 MONOEYES ワンマン
26日 Shiggy Jr. ワンマン
 
12月
4日 ザ・スロットル 路上
7日 T-GROOVE
9日 ザ・スロットル 路上
13日 リリカルスクール 小松ひな卒業
15日 SANABAGUN.ラジオ公開放送観覧 大宮アルシェ
16日 SANABAGUN.渋谷ジョーク
17日 Shiggy Jr.  なんなんスか、コレ?
20日 20代のクリスマスはロックンロールだろ 
22日 Ryo Takaiwa with Daichi Hashizume Band JAZZ X'MAS GIFTS
26日 年末調整GIG
28日 リリスク映画エキストラ
29日 リリスト公開放送
30日 ジャッジメント
31日 CDJ  幕張メッセ
 
2015年は、おたく友達が増えた。知ってる人とも距離が縮まった。
仲良くしていただいてありがたいです。
 
今年も宜しくお願いいたします。
 
数を増やしたいとは思わない。
「あなた以外は風景になる」瞬間をもっともっと大事にしたい。
 
 
 

   
 

【個人用感想メモ】12/16 SANABAGUN.「渋谷ジョーク」@渋谷CLUB QUATTRO

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先週のライブレポを、musicoholicのサイトへあげました。

私にしては珍しく結構長めに書いてますので、読んでいただけると嬉しいです。

あちらはきちんと情報をお届けしようというサイトなので、割愛したポイントをこっちではつらつら書いていこうと思います。自分のための覚書です。なのでまとめる気もないです。

 

最前センター付近で、正確に専門用語で言うと「高岩遼最前ゼロズレ」で、しかも友人たちとも連なって見ることが出来て大変幸せでした。もうこんなことはきっと出来ない。いくら値段が値段とはいえ、クアトロをきちんと満員に出来たグループを、今後チケットの争奪を含めてこんな幸せな位置で楽しめるなんて思えないなあというのが正直な感想。

そんなに騒いでいなかったと思うんですけど、あとで会った知り合いの方に「声聞えましたよ」って言われた・・・。あれか、警察コントの時に「いかないでー!」って言った気がする。逆にそれ以外は、特にメンバー入場から4曲目までは圧倒されて声どころか身動きもままならないほど緊張していた。本気で「あなた以外は風景になる」状態。

こんなにじっくりサナバガンの曲を続けて見られたのは初めてだったのでそれに感動したのもあるんだけど、ステージにいる人全員の緊張と集中力もガンガンに伝わってきたのもある。

特にバンドの要のドラムが、きちんと揃ってるのは見た中で初めてだったのでその音に打たれたのをすごく覚えてる。ああ、こういう音なのね本来は・・・と。一番ステージの奥にいるのに、すごく近くで見えているような感覚すらした。澤村一平くんはフロントマンの二人を見ていないようですごく見ているんだろうなあ。どういう合図を受けとってるのか私にはわからなかったけど、タイミングのずれとかないからううーいつか見つけたい。

自分は音楽に関する知識が本当にないので恥かしいのですが、今までトランペットって直線的に音を届ける、遠投に向いている楽器だよなあって思っていたんですけど実はそうではないと気づいたのもこの日で。まっすぐなだけではなくて、きちんと音の強弱だけでない表情も感じられて心地良かった。サックスと併せることでより奥行きも感じられるし、何のインタビューだったかツイートか忘れたけどどこかで「サックスとトランペットふたつあわせることで最強になる」みたいなこといってた記憶があるけど、ほんとそれだ、すごく心地よかった。大河君と紘一君並んでると安心感ある。

あと、アンコールの時の来春ニューアルバムリリース!っていう映像ですけど、あれ無駄に凝っていてあそこ一度きりの使用ってもったいないので動画あげてほしいなーと思った。

サナバのバンド全体の演出、フロントマン二人だけでなくて楽器隊も全員含めてステップ揃えたり静止したり、そういう緩急のつけ方が大好きなんですけど、この演出を考えてるのも恐らく高岩遼くんなのでしょうけど、違ってたらすみませんけど、大きいステージで見るとより際立つなあ。一体感をわかりやすく見せてもらえると、客も安心してそこに任せられる。

 

高岩遼くんは途中からめちゃくちゃ汗かいていて、飲んだ水分全部汗になってるくらいの勢いで、これは脱水症状なんじゃないかと心配になるくらいだった。

ライブ終了後の自分メモ見返すと「高岩水」「高岩水が湧いた」しか書いていないので、自分で自分の頭が心配になりました。誰か助けてください。湧いているのは高岩水じゃない、お前の頭だとあの日の私に言いたい。

2015/12/7 SANABAGUN. T-GROOOVE at.O-west

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 TSUTAYA主催の「T-GROOOVE」二参加してきた。出演アーティストのCDを購入時に貰えるハガキで抽選に応募というご招待ライブで、言ってしまえば規模の大きい販促イベント。最初はRHYMESTERリリカルスクールが出るというので気になってはいたものの、リリスクのリリースからはずいぶん先の話で、正直まあいいかと応募というか存在自体を忘れていた。しかし、急遽SANABAGUN.オープニングアクトとして出ることになったので、これは助けないと!という謎の使命感でCDを買い増しして応募。

 このイベントの倍率がどんなものかわからなかったけど、10月の時点で出演者追加ということは出せば当たるのではないかという目論見もあり。それが功を奏してか当選。(実際開場はキャパよりはるかに空いていたので、これ応募して外れた人いるのかしら…?いたらすみません)

 恥ずかしながら日本語RAP全く詳しくないのですが、でもそれにしたってここにリリスクが呼んでもらえるのはなかなかすごいことだよなあと思っていた。面子的にもそうだし、このイベントの主催はTSUTAYAリリスクはタワーレコードのレーベル所属のアイドル。大人の事情はどうこれを乗り越えたのでしょう。ここだけ見ても結構すごいなと思う。やはりオリコントップ10入りした実績ってこういうところに影響するのかな。だとしたらわたくしも微力ながらCD積んだ甲斐があるってものだ(アイドルおたくの思考回路)。

 

 開演が早いので厳しかったけど、なんとか開演には間に合って会場に滑り込めた。会場の埋まり具合は1/3程か。その中にかなり知り合いの顔が見えたので、律儀なリリスクヘッズが時間通り集合しているようだった(リリスクは二番手)。サナバを見に来た!ってひとは少ない気がした。アイドルおたくはCD積むのに慣れてるけど、そうじゃない人はなかなかしないよね、チケット代と割り切って持ってるCD何枚も購入するとかは。

 そんな中イベントはスタートし、静かにステージに登場するサナバガン。しーんとそれを見守る観客。会場の過半数の人が「こいつらなにやるんだよ」という空気の中、粛々とステージに進み出て演奏が始まる。他に生バンドがいない今日の面子の中で、楽器が鳴り始めるとやはり反応がある。「俺らがレペゼンゆとり教育」「平静生まれのHIPHOPチーム」「これが」「SANABAGUN.だ味わえー!!」と咆哮し「SANABAGUN.Theme」からステージは始まった。

  観客はスーンとしてるというよりどうしたらいいの?という視線をステージに投げていたけど、それはギターを置いた元佐くんがとことこと前に出てきてマイクを掴み、三人が体を左右に揃えて揺らし始めたところでだんだん崩れだした。えっ、何?何してるの?という笑いとともに。「デパ地下」は3MICになるのでまた個性が広がって聴いてて楽しいので好き。元佐くんの声とても聴きやすくてきれいだなあといつも思う。

 へーサナバガンってこんな感じなんだ?っていう観客をすり抜けるようにして、次は「居酒屋JAZZ」で遼くんがタイトルどおりジャズボーカルを突きつける。さっきと全然違う側面を見せつけられて、戸惑うようにステージを見ている人もいた。何だよわかんないけど面白そうだなって見てる人もいた。ただ言えたのは、私の視界に居た人はみんなステージを見ていた。さっきまでの無関心がうそみたいに。やっぱり耳目を集めることに長けているバンドだなあ!と心から思う。

 最後は「人間」で賑やかに締めくくり。岩間くん側に居たのでコール&レスポンスを楽しそうに煽る姿を見ていた。レスポンスは少なかったかもしれないけど、でもしっかりステージに顔を向けさせていた。初見の人に、バンドの多彩な魅力を見せつける名刺みたいなステージだった。最初はメンバーもやや緊張している感じがしたけど、でも最後は客席もあったまりいつもの感じで終わったので良かったなと思う。この15分という短い時間があっという間でさみしかった。

 

 リリスクヘッズに「サナバガン楽しかったよー!」「やっぱいいねー」って声かけてもらえてそれも嬉しかった。リリスクだけじゃないけど、アイドルのおたくのひとって結構いろいろ多方面の音楽に詳しい人が多くて、そういう人が楽しいって思うのっていいことだなと。アイドルおたくはフットワークが軽いので、アイドルに限らず楽しそうなところへするすると行くひとが多いし、サナバでまた一緒に楽しもうよーというきもちでいっぱいになる。ただ「また見たいけど次はいつあるの?」って言われて、直近でチケット取れるライブがないのが悔しかったなー。来週のワンマンは売り切れ・・・。うう、もったいないよー。

  私が散々「うえーんサナバ間に合わないかも!」 って騒いでいたからみんな心配してくれて「ちゃんと間に合った?」って声かけてくれて嬉しい・・・。けど、あれ?私完全にみんなのなかで「サナバのひと」になってやしませんか?こんなにリリスクグッズ纏ってるよ!リリスクヘッズ卒業してないのでこれからも宜しくね!!

 

芽依ちゃん、結婚しような?

 

 

 


SANABAGUN - 人間

 

メジャー

メジャー

 

 

SANABAGUN. Theme

SANABAGUN. Theme

  • SANABAGUN.
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 

 

デパ地下

デパ地下

  • SANABAGUN.
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 

 

居酒屋JAZZ

居酒屋JAZZ

  • SANABAGUN.
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 

 

人間

人間

  • SANABAGUN.
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 

 

2015/8/29 バニラビーンズワンマンライブ at.クラブエイジア

「ずっと二人で唄い続けたい」
二人のまっすぐで迷いの無い言葉にどれ程救われたか。


 バニラビーンズは今年で活動8年目のアイドルユニット。レナとリサ、モデルのような長身の二人組。若さや目新しさが話題になりがちなアイドルの中、歌を聴かせる事を中心に地道に活動を重ねてきた二人の7thワンマンライブへ足を運んだ。


 チケット完売で満員の会場。後方の混み混みの状況を察した二人は一曲目の間奏で「前へ詰めてください~」と声をかける。そんな機転は二人にはお手の物。満員の会場を満足そうに見渡す二人の笑顔が眩しい。


 この日は全編バンドセット。生演奏に負けないしなやかな歌声で、大人だからこそ唄える表現力たっぷりのバニビの世界を展開していく。初披露の新曲含め計17曲、新旧取り混ぜたどの時代からのファンも楽しめるような構成だ。「イエス?ノウ?」などの陽の目を見なかった曲がかかると、コアなファンからは喜びのため息がもれた。


 代表曲ともいえる「東京は夜の七時」では番組「シノバニ」で共演中の篠原ともえがゲストで登場し華を添えた。篠原の「目標ってある?」という質問に、彼女たちは順にこう答えた。


レナ「ずっと歌い続けていたい」
リサ「楽屋に託児所作りたい。それくらい長く二人で続けたい」


 多くのグループが様々な理由で消えていくこの時代、こんなことを言えるアイドルがどのくらいいるだろうか。二人が同じ気持ちで《バニラビーンズ》という活動をしていると伝えること。これは応援しているファンへの最大のプレゼントだと感じ、思わず溢れる涙を止められなかった。


 更にavexへ移籍という大きな発表も続く。実は二度目のメジャーデビューになる彼女たち。この報告をファンへ直接伝えられたことは何よりも喜びであっただろう。会場は温かい拍手と控えめな歓声に包まれた。北欧の風のような爽やかな歓声、この辺がまたバニビのファンらしい。


 夏の終わりということもあり、この最高の一夜はメロウな「Summer vacation」で実にたおやかに締めくくられた。


《振り返るより今を生きよう 未来のことは誰もわからない》

 

 

 

 

【追記】

これはかなり前に書いて、寝かせておいたらいろいろあってそのあとお蔵に入れていました。

この後のバニビのメジャーデビューの騒動についてはここでは書きません。

彼女たちを守りたいファンのきもち、いちアイドルファンとして痛いほどわかります。

外野からいろいろ言われることもあるでしょう。ファンの人は頑張ってほしいとしかいえません。私も微力ですが協力します。

この日の二人の気持ちを今でも新鮮に思い出せることを幸せに思います。

【ディスクレビュー】沖ちづる 『わたしのこえ』

 19歳のシンガーソングライター、沖ちづる。この名前ですぐに思い当たる人はまだ少ないだろう。それもそのはず、沖が弾き語りスタイルで活動を始めてから、1年ほどしか経っていない。ファーストアルバム『わたしのこえ』には、ギター一本で歌う少し固めで落ち着いた声が詰まっている。
 若い女の子の初々しさを期待して手に取ると、恐らくアテは外れるだろう。沖は自分の生活に寄り添った範囲の、実体験に基づいた歌を淡々と歌う。地に足が着いた歌い方だ。
 笑われ 貶され それでも歌え
 見えぬ光を求め歩くよ
 10曲目「光」の歌詞である。歌声と同じ力みの無い等身大の気持ちを、包み隠さずまっすぐに歌っている。
 沖自身も公式サイトのインタビューの中で「この歌をずっと歌っていきたい、そうなる曲であると思った」と語っているように、この歌は沖の【決意表明】だ。歌うことへの憧れと恐れ、でも歌い続けるのだという彼女の強い気持ちが描かれている。沖が他ならぬ自分自身と向き合って搾り出した歌詞だ。
 
19歳の私を振り返る。沖のように恐れながらも希望へ向かう道を私は選べなかった。時間という最大の武器を活かすことが出来なかった。夢を持ち一歩を踏み出す勇気がなかった。それに気づかぬ振りをしてここまで生きてきてしまった私に沖は問いかける。「あなたのこえ」はどんな声?そうして私の耳を奪って離さないのだ。

 


沖ちづる「光」live ver. - YouTube

わたしのこえ

わたしのこえ

 

 

2015/9/26&27 Perfume「Prefume Anniversary 10days PPPPPPPPPP「LIVE3:5:6:9」」at.日本武道館

 Perfume「Prefume Anniversary 10days PPPPPPPPPP「LIVE3:5:6:9」」at.日本武道館、計四日間の公演の内最初の二日間を見てきました。

こちらのサイトにライブレポートを寄せています。長くなりましたが読んでいただけたら嬉しいです。

blog.livedoor.jp

(これからもこちらの自分のブログと併用してスペース借りていこうと思ってますが、どう使い分けるかは悩み中です)

 

 さて。本日広島公演も終わりネタバレ解禁になった瞬間、怒涛のごとくみんなが感想をつぶやいていく光景が凄かったです。律儀なオタクが大好きです。

 レポートに書けなかったこぼれ話としては、今回はいつもあった「衣装替えのための曲」がなかったことに非常に驚きました。5回も衣装替えしているのにも関わらずです。これってかなり凄いことだなと思います。今までも衣装替えの間も飽きないように、きもちを現実に戻さないように様々な工夫を凝らしていたと思うのですが、もうそれすらもいらないよって思ったのかどうかはわからないですけど、それをやってみたっていうのは大きな挑戦だなと感じました。

 あと「Perfumeにクソ席なし」ってよく言われますけど今回の円形ステージでも随所にあふれるホスピタリティを感じました。絶対に真正面を向かない「南西」「北東」などの席には、真正面にくるように大きなモニターが設置されていて、しかも二階席の人のためにかなり大きくて見やすかったです。今回、ステージはシンプルでしたが潜んでいる仕掛けは実はかなり凝っていました。そのためステージもかなり高さがあったと思うんですけど、それをカバーするためにアリーナの人にも小さめのモニターが向けられていたりして・・・。心配り半端ないです。あとはなにより、Perfume自身が四方八方に気を配って、視線や笑顔をみせてくれたのがファンにとっては何よりも嬉しいことでした。

 セットリストよりも演出に惹かれたライブだったな、と思います。

 

 あとはやっぱり、27日にあ~ちゃん自身の口から「Perfumeは求めてくれる人が居る限りずっと続けていきます」と聞けたことが何よりも嬉しかったです。三人ももう二十代後半に差し掛かり、ひとりの人間としての幸せや人生設計も考える頃でしょう。でもその中で「続けていこう」という選択をしてくれたこと、そしてファンへ報告してくれたこと。それが嬉しいのです。これを本人たちの口から聞けて私は世界一の幸せ者だと思いました。前はこういうことよく口にしていたけれど、最近は言わなくなっていたので自信がついたのかな?なんて思っていました。が、この節目のところで「これからも見ていてね」といえるきもち、そして「期待していてください」と付け加えられる強さ。もうこのしなやかさが神々しい。

 

あと26日はすごろくメドレーの前にステージで,「がんばるぞ!おー!」の気合いいれをしたんです。いつもライブの前はするというこの儀式、映像では見ていたこれをまさか生で拝めるとは思ってもいませんでした。こういうところからも「WE ARE Perfume」が感じ取れました。

 

Perfumeに出会えて、同じ時代を生きられて本当に幸せ。思い出すと涙し、書きながら涙し。私はもうPerfumeのことは冷静に見ることが出来ないのでしょう。最早信仰ともいえる自覚はあります。でも書いて残しておきたかった。いつもありがとうといってくれるあの子たちに対して、私が出来ることはこれしかないから。

 

「ありがとう以上の言葉があればいいのに」

 

あ~ちゃんが2009年に武道館で残したこの言葉を胸に、明日からも生きていこうと思います。

 


ChocolaBB Perfume 10th Anniversary - YouTube

2015/9/25 KOTO生誕祭ワンマンLIVE〜現実逃避なseventeen〜 at渋谷WOMB

みんなKOTOちゃんと踊りたい。

 

アイドルおたく用語その1
クソDD(くそ-でぃーでぃー)
好きなグループが一つ二つじゃおさまらない、それどころか見たら大体なんでも好きになるおたくのこと。またその様。DD(誰でも大好き)から派生したと思われる。KSDDとも表記。

 余談ですが私はこの言葉があまり好きではない。便宜上使うが使いながらう~むと思っている。言葉の意味が嫌なのではなくて単純に字面が嫌なのだ。好きな子のことを話すときクソとか言いたくない。この場合『クソ』を指すのは他ならぬおたく自身のことというのはわかっている。だけど抵抗があるので身内で使うときはおDDと言い換えています。余談終わり。

 

 話を戻します。

 アイドルおたくはひとつのグループしか推さないというひとたちもいるが、大概のひとはいくつか複数のアイドルを応援していたりする。そのきっかけは人の数だけあるだろうが、これは今のアイドルイベントは短時間のうちに複数のグループが出るという形が多く、自分の推しのグループを観に行けば自動的に他のところ(少なくとも一つ前のグループくらいは)も目にすることになる。そんなことを繰り返していると大体何かしらの魅力を見つけて好きを増やしてしまうことが多い。赤子の手をひねるよりも簡単におDDは日々生産されていく。なので珍しくもない現象であるが、特定のひとグループに取り込まれていく現象が自分の周りで次々に起こると、やはり気になるものである。

 とあるところで知り合った人たちが、いつの間にか某アイドルのライブに頻繁に行くようになっているのは知っていた。が、もう自分としては充分身に余るほどに応援している人たちがいて、これ以上は財布的にも時間的にも無理だと見て見ぬ振りをしていた。
 しかしたまたま行ったフリーイベントで私はその子を垣間見てしまう。人込みに埋もれステージも低くてその子のステージはほぼ見えなかった。しかも持ち時間も短く披露したのは三曲ほど。それでも気になってしまった。それがソロアイドルKOTO。急遽知人にチケットを譲ってもらうことになり、彼女の17歳の誕生日ライブに行ってきた。

 一度見たとはいえ、ステージはほぼ見えずという白紙の状態だったのだが、会場は平日の夜なのにかなり埋まっていた。しかも女性が多い。


 曲は前に聞いたのと同じちょっと懐かしい感じのするエレクトロ。ピコピコした音に合わせてKOTOは歌い踊る。他のアイドルのバックダンサーをしていたというだけあって、ダンスのキレが半端ない。幼さの残る愛らしい笑顔と小柄な体で、バキバキと音がしそうなくらい緩急をはっきりつけた振り付けをKOTOのツインテールが追いかけていく。まるで余韻を味わわせてくれるかのように躍動感を形作る。私は正直あまりツインテールが好きではないのだけれど、それでもこの髪型は今のこの子にぴったりだなと思う。


 また会場の雰囲気もよかった。たまにMixを打つ人もいるが、大概のひとはとにかく踊っている。振りコピもいれば激しく体を揺らすものもいるし、穏やかに揺らしている人など様々たが、でも総じてみんな踊っている。私もほぼ初めてなのに、体後動いてしまうのを止められなかった。楽曲がダンスミュージックというのもあるが、それよりなによりKOTOをみていると踊りたくなるのだ。必死に小さな体を思いきり伸ばして踊るKOTOと踊りたい。ソロアイドルはその子が動きを止めたら一瞬で空気が変わる。自身と同じソロアイドルのバックダンサーをしていた彼女はその事をよく熟知しているのだろう。KOTOは絶えず動き続ける。そしてみんなもそんな一心不乱に体を動かす姿に感化され一緒に踊りたくなるのだ。

 

 突然、途中10分の休憩というのがありビックリした。あれだけ一人で歌い踊るのは大変だし、衣装チェンジで新鮮味を持たせたいのもわかる。でも不馴れな私には折角作り上げてきた空気を中断されて現実に戻られてしまってちょっとだけ残念に感じた。そこに至るまで彼女の生み出す濃厚な空気に夢中になっていたからだ。

 

 アンコールにはファンによるサプライズも挟みつつデビュー曲『ことりっぷ』で締めて恙無く終了。新鮮な反応に彼女の素顔が垣間見えてかわいらしかった。あんなに体ひとつで観客を沸かせ引き付ける子が、まだ17歳の少女なんだとはたと気づかされた。外の風が涼しくて、思ったより汗をかき体を動かしていた自分に気づかされた。

 

またKOTOちゃんと踊りたいな、素直にそう思っている自分がいた。


1  パステルパスポート

2  Can go!!

3  ギザギザのロンリナイ

4   推定スウィーティ

5 シンデレラ症候群

6 くえすちょんくえすと

7 たんぽぽの僕は

8 ファンタジーGOGO

9  愛を届けるお人形

10 エンジェルがエンドレス

11 きらいリターンズ

12 17android

13 おとこのこちゃん

14 バレンタインズバレリーナ

15 Sixteen Sick

16 プラトニックプラネット

 

アンコール ことりっぷ

 

 帰宅して前に頂いていたアルバム「プラトニックプラネット」聴いたら音源もよかった。何故か音ゲービブリボン」のサントラを思い出す。全くノリは違うんだけど聴いてるだけで体が動き出してしまうような感覚が似ているのかもしれない。

 折角だからこれを聴いてから見に行ってたらもっと楽しかったろうなー。悔しい。次こそは!

 

 

 

プラトニック プラネット -ジャケットタイプ:A-

プラトニック プラネット -ジャケットタイプ:A-

 

 

 

2015/9/28 Dorothy Little Happy at.渋谷マウントレーニアホール 『September◆Dorothy Little Happy Live 2015 Vol.4』

 ドロシーは前体制も現在の二人になってからも今までイベントでは見たけれど、ワンマンには行ったことがなかった。詳しくないけど楽しめるかな~という若干の不安を、周りのドロシーおたくさんの『絶対に楽しませてくれるから大丈夫!』の声を頼りに足を運んだ。


 マウントレーニアホールも初めてで、座席がすっごくいい椅子で(このまま座ってじっくり眺めたい…)って正直思う。まあ、そういうわけには行かないんですが。


 アンコール含めたっぷり一時間半、私でも(あ、聞いたことある!)という曲が多く、観客も二人のパフォーマンスをしっかり楽しみたいという感じの方が多くて(終演後、今日セトリがいい!という声もちらほら聞こえた)、これは初めて行く方もアイドルに慣れない女性も安心。バックダンサーを入れたり入れなかったり取り混ぜてでしたが、個人的には二人だけでしっとりと歌い上げた「STARTING OVER」がとてもよかった。知っていた曲と言うのもあるけど、でもこんなにいい曲だったのかと立体的に聞こえてきた。
改めてまりちゃんのボーカリストとしての才能を目の当たりにした。こんなに伸びやかに歌える子なかなかいない。それだけでなく表情も豊かで。華があるのでついつい目がいってしまう。


 またかなちゃんは背中で語るダンスというか、背を向けていてもそこをつい見てしまうような吸引力があった。あと告知が素晴らしくスムーズ。アイドルってイベントがやたら多いグループがほとんどなので、ライブやイベントでは告知がなかったり、あっても『ツイッターを見てください!』で終わったりしがちなのだけど(時間的な制約があるというのもわかるけど)、かなちゃんはちゃんと聞き手がわかるように工夫して告知を丁寧にしていた。当たり前のようで出来ていないグループが多い中、流石だなあと思わされた。
ワンマンを見に来るような熱心なファンが多いところで、そこも手を抜かないのは意識が高いなと。

 

 あと知ってはいたけどあの衣装!
二人がくるくるとまわる度、それを追いかけてスカートが翻る。ターンして止まると、一呼吸おいて上品な丈に戻る。なんて美しいんだろう。あのスカートの稜線で暮らしたい。あの稜線に上る太陽で目覚め、沈む太陽に感謝の祈りを捧げて暮らしたい。


 アンコールは『デモサヨナラ』。ファンとの掛け合いがあまりにも有名な曲だ。この日はレディースデイとして沢山の女性が来るようにサービスしてくれていた。きっとはじめましてのひとが多いと思って、この曲をラストにしてくれたのかもしれない。最後に声を聞かせてね、と二人は笑っていたけれど、途中で声がでなくなってしまった。私がはじめてこの曲を聴いたのは2012年のTIFだと思う。いろんなアイドルのTシャツを纏ったアイドルオタクがいっせいに\オレモー!!/と叫んだ光景は圧巻だった。思い出しながらしみじみと感動してつい聞き入ってしまった。

 ドロシーリトルハッピーは正しい。まさに『アイドル!』と言いたくなる楽曲とダンス。清楚でかわいい衣装。和やかな人柄が滲み出るMC。ライブの後の握手会にも参加したが、初めてで慣れていない私相手にも爽やかに対応してくれた。何よりも二人は会場の隅々まで見渡しながら歌っていた。歌と笑顔が行き届くように。

 ライブが終わって余韻がため息となって漏れた。ステージから仙台の風が吹いてくるような、清らかなライブだった。

 

セトリはファンの方が上げていたのをお借りします。

1:恋は走りだした
2:CLAP! CLAP! CLAP!
3:Breaking through
4:colorful life
5:look at me
6:永遠になれ
7:STARTING OVER
8:Hey Boy! Hey Girl!
9:GET YOU
10:My Darling
11:2 the sky
12:ストーリー
13:青い空
En.:デモサヨナラ