あなた以外は風景になる

その人以外見えなくなった時のことを書き留めたい

軽い気持ちで『リモート☆ホスト』(リモホス)オンライントーク会に参加した

 

人生で初めてオンライントーク会に参加しました。正確には「 某所に集められて順に画面の向こうの方と話す」 というオンライントークイベントには参加したことがあるのですが 、今回は自宅からなのでドキドキでした。

ちなみにこれは「リモート☆ホスト」というコンテンツでの企画でした。若手男性声優10人によるまだ始まったばかりのコンテンツで、正直何なのか私もよくわかってないです。何故わからないのに参加したの?という疑問に答えていると永遠に横道にそれるので止めますが、簡単に言うとホストクラブが舞台で、そこでホストとして働くキャラの中の人と3分間zoomでお話しできるよ!というイベントでした。


よくわからないけどほんのり楽しんでるくらいで参加していいものか迷いましたが「謎イベこそ行け」という村の掟で生まれ育ったので1回くらいやってみるか~ と購入。謎にキャラの缶バッジが着いてくるので、高額な缶バッジを購入したような複雑な気持ちになりました。


販売直後に購入したのに、案内メールに書かれていた時間は夜の19時。順番はどうやらランダムだった模様。おかげで日中はゆとりをもって準備をし、手が届かないので半分切れたまま一年以上放置していた部屋の電球を変えたりして過ごしました。久し振りに本来の明るさを取り戻せた部屋は存外明るく、きっかけをくれた田邊幸輔くんに感謝の祈りを捧げました。そうです、私が今回トークを申し込んだのは田邊幸輔くんでした。理由を述べるとまた本筋に帰って来れなくなるのでまたの機会にします。


初めての試みを前に、何か参考になるものはないかと当日までにオンライントーク会の経験談などを漁りました。 リモホスを楽しんでいる友達はいませんし、探し方が悪いのかレポもあまり見つけられずでしたが、経験豊富な友人たちが多いので助けを乞うたところ、沢山の経験談と知恵と励ましが寄せられ……!!持つべきものはおたくの友達!!みんなすごく優しかった…… 感謝しかないありがとう…😭

 

そうこうしているうちに時間が近づいてきました。指定された集合時間に待機室へアクセスをして、まず最初にスタッフさんと面会し本人確認をされます。その後待機時間があり……。突然映った!と思ったら何か触ってしまってスマホ画面がおかしくなってしまい 、声が聞こえなくて30秒くらいわたわたしてしまう。 ここで正直心が折れた…… けど私が凹んだらあちらにも申し訳ないし、 なにより持ち時間が3分(!) あるのでなんとか気持ちを無理矢理立て直そうと試みる。そんな内心の焦りがマックスになり、訳が分からないのでとりあえずめちゃくちゃ笑って手を振ってしまったら、 田邊くんも笑って手を振ってくれる(かわいい)。わー!! 生きてる!!動く田邊幸輔くんかわいいなー!! と思っていたらそのまま「わー本物だー!!」 と思わず直球のアホの感想を口にしてしまう。まずい!!と思ったがあちらも焦ってて聞こえてはなかったようでよかった…… セルフでまた一機しぬとこでした。

 

前日「明日会いに来い」(担当キャラに則っている) とツイートしていたのを不意に思い出して「会いに来たよー!!」 って言ってみた。通じたのか笑ってくれた。ぐうかわ。 もうよかった。今生の良い思い出が出来ましたッ!! 接触弱者の私はトラブルと緊張で言いたいこととか全て飛んでしま ったので思い出すのは潔く諦め、用意してた質問ボードを出す( 伝統芸能スケブ芸)。


田邊「質問?オッケー。え~何なに~?……いや、それより俺は後ろのティッシュがめっちゃ気になる……」


と言われ振り返ると、見切れてると思ってたティッシュが。 クローゼットの前で話してたんだけど、クローゼットとクローゼットの間の隙間にティッシュ箱が丁度挟まるので、いつも便利に使ってたのが見えてたらしい…恥!!( それにしても会話しながらよく見てるなあ…💦)

我「あっこれ、丁度ここにハマって…( ティッシュ箱の上に載っかってるミッフィーのぬいぐるみを取り出 す)ここにミッフィー載ってるの」(見せる)
田「え、ミッフィー!!笑 すごいウケる~笑」
爆笑が取れた、場が和んだ。ありがとうミッフィー(・ⅹ・) 生まれて初めて親に与えられたキャラクターを愛し続けてよかった!!


質問①
リモホス生配信を親御さんが見てるっていうメンバーをいじってたけど、田邊くんの御家族は見てないの?」

田「え………(下向いてめっちゃ気まずい表情)実は…… 母親が見てまして……」
我「あはは!見た後になんか言ってます?」
田「…………(更に気まずい表情)えー『面白かったよ~! おやすみ~』って連絡が来ますね……」
見てるんじゃん!! 田邊くんめちゃくちゃ柏崎くん及び柏崎ママのこと弄ってたのに、 自分も見られてるんじゃん!!!!柏崎ママのこと素敵って言ってたのに、自分のママも素敵じゃん~~!! あまりにかわいい最高エピソードが出てきて、心の中で感謝の祈りを捧げました 。冷静に書いてるけど、聞いた瞬間から鼓動がおかしくなって正気を保つのに精一杯でした!!!!!


質問②
「 ソロCD特典ブロマイド10枚のうちで自分で気に入ってるのはあ りますか?」
ここで私が貰ったブロマイドを見せた。スケブもだけど、 こうやって見せられるの凄い便利だな~。リアルだとこうはいかない。
田「ん~~~あ! でもその持ってるサインのは自分でも盛れたと思う!! サイン当たったんだ、よかった~!!」
祝福してくれて優しい…。ありがとうございますと感謝の祈りを再び捧げる。

ちなみにこれです↓↓↓
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質問③
「好きなおにぎりの具は?」

田「えーっとうーんうーんあっ( だんだん時間が迫ってしまい焦っている)、めんたいこ?」
めんたいこ!!青二プロダクションは生物のプレゼントは受け付けていますか?( いません)

 

この辺で終わりが見えてきたので(画面に時間が表示される)、 最後にふと思い出して名前を伝えて呼んで貰えますか? って軽い気持ちで言ってみたら(こういうの定番かな~? と軽い気持ちで)オッケ!と気合を入れて背筋を伸ばして表情もくるっと変わって「ゆり( 仮名)!」って呼ばれて死ぬほどビックリした……。えっ? 呼び捨て???呼び捨て来るの?「ゆりさん~!!(仮名)」とか呼ばれて、嬉しい~ 照れる~ほわほわ~みたいなのを想像していたので、心底びっくりしてしまい固まってしまった。よ、呼び捨てアリなのか…これが世間の常識なのか…? わからない……親族でもないのに呼び捨てにします?え、知らぬ間に血縁関係になってましたっけ????あまりの衝撃にそのあと一生懸命何事か続けてくれたのに記憶が飛んでし まったのが悔やまれます(多分「今日はありがとな!またね!」 みたいな感じ?)。 そして最終回だからかクラッカーのエフェクトが画面に散り、お互い笑顔でバイバイと手を振って終わりました。

 

何も映らない空っぽのスマホを眺めながら、ここでやっと「さっきのは『田邊幸輔』くんではなくて、ホストの『明星』としての振る舞いだったんだ」という事に気づきました。明星はわりとオラオラ営業的な接客のキャラ(かわいいところもある)だから、確かに明星ならば呼び捨てでしょう。それにしたってそれまで普通だったのに、急に全てを踏み越えてくるのエグくない…?ああ、 声優さんってキャラに則って演じたり「こういうセリフを言ってください」 みたいなのに応えるから、当たり前だけどそれが仕事だから、スイッチ入れるとこうなるのか……。これがプロの仕事なのか……。すみません、舐めてました。「ときめきメモリアルGS4」にて田邊くん演じる氷室一紀くんが名前を呼んでくれるので、それと一緒でしょって思ってました。全然違うね!!!画面越しでも全然違う!!!情報量が違う!!! そうだこれそもそも「リモート☆ホスト」ってコンテンツで” 指名ホストと二人きりの会話を楽しむ”のがコンセプトだったわ… … と終わった安堵で床に転がりながら遠のく意識の中思ったのでした……。 (終)


トラブルもあり体感15秒って感じだったのに、思い出したらいろいろあったなあ。終わりも終わりの方でかなり疲れていたと思うけど、ずっと優しく笑顔で接してくれて感謝しかない。大切な人生のうちで3分も私の為に提供してくれただけでもありがたいのに……。ありがとうございます!!
終わってみたらとても楽しい時間でした。思い切って参加してよかったな~。

何より動き喋る田邊くん一生懸命でかわいかったな~。

 


それでは次回「三日目のおたく、オンライントーク会再び!」お楽しみに! (無いよ!!!)


※「三日目のおたく」~慣用句。好きな対象を見つけて一目散に脇目も振らずに走り出した時期・ 状態を指す。おたくとして一番楽しい時期といわれる。一説によるとそれを経験した者は一生その気持ちを忘れることが出 来ず、さまよい続けるという。

 

""壁になりたい""と初めて願った日~~朗読劇『佐々木と宮野』を見た


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『ふたりを見守る壁になりたい』

 

”ある種の嗜好” を持つ女性たちがこう言うのを聞いたことがありますか? 私はあります。理論(?)としては理解しつつ、その意味が実感としてはずっとわかりかねていました。そもそも” ある種の嗜好”を私が避けていたというのもありますが、紆余曲折を経てこの度ここに明言したく存じます。

 

『佐々木と宮野を見守る壁になりたい』


これはそんな、とある壁記念日。そう心から願った日の記録です。

 


過日のことになりますが朗読劇『佐々木と宮野』へ行きました。原作は漫画で、2021年冬にアニメ化が決定した作品。内容はタイトルの通り、佐々木と宮野という男子校へ通う二人の学生生活を中心にした男子高校生たちの日常を描くボー イズライフストーリー。 漫画はアニメに白井悠介さんが出演するとの報を受けて購入してはいたものの、 タイミングを逃し続けて朗読劇の3日前くらいから読み始め即読了。読みながら何度も、私はこのまま死んでしまうのかなと思いました…………ときめきすぎて………。出てくる男子高校生たちがものすごくかわいらしく、これをオリジナルストーリーで上演する朗読劇なんてどんなふうになるのだろうと素直に楽しみに。 朗読劇自体も馴染みがない世界でしたし、何よりも私が人生で初めて「この声優さんを応援したい!」と思った白井さんが出演なさるのでとても楽しみにしていました。動く白井さんを初めて見られる!ライブやイベント・ トークは映像で拝見したことがありましたが、朗読は初めてです。


会場は初めて行くホールでしたが完全に一席飛ばし。運よく友人がかなり前方の席を当ててくれていたので(感謝しかない)肉眼でもしっかり楽しめそう。


定刻が来て暗転されると、スクリーンにデカく漫画の胸キュンシーンが流れ出しました。確かに、 ここにいるのはおそらくほぼ全員原作漫画を読んでいるであろうとは言え……ナニコレ恥ずかしい!! みんなで半ば強制的に同時多発胸キュンしてるのなんか恥ずかしい !!!!言葉を誰も発していないのにホール上空の空気が桃色に染まるのがわかる。スモークなど炊かれていないのに、天井が霞んでいるような幻覚に襲われる。「見て、 あれはときめきだよ」と、天井を指さす誰かの声がする。同時に背筋を伝う不穏な汗……一瞬で自意識を葬らなかったのが今でも悔やまれる。いいのに。今日はときめきをしにわざわざ所沢まで来たんだからときめいてい いのに!!!!ときめき勝ちだよこんなものは!!!!(混乱)

 

まず、主演のおひとり斉藤壮馬さんが登場。斉藤壮馬さんがちょこんと中央の椅子に座り(斉藤壮馬さんも初めて見ましたが、まさに『ちょこん』としか言い様のない所作だった)優しい声で朗読を始めると、 より一層強めに染まるホールの空気。わ、声がかわいい!宮野がいる! !でも照れる!!無理!!!誰か今すぐ殺してくれ!!!! 頼む私の自意識を!!!!

 

あまりに宮野な斉藤壮馬さんに喰らわされていると、 ワンパート遅れてもう一人の主演、白井悠介さんが登場。………生きている……(それはそう)。白井さんが生きている!! 私は下手側の最端に座っていたため、上手にいる白井さんは丁度真逆の反対側。実は結構前方の座席にいたのですが、さすがに反対側だと表情見にくいな~。よし!!双眼鏡を覗いてみよう!こういうこともあろうかと持参した慣れぬ双眼鏡をそっと覗いたら、 ピントが白井さんではなく斉藤壮馬さんに合っていてびっくりしました。手に取れる位置に宮野いる!こっわ!!!

 

今回は佐々木役の白井さん、宮野役の斉藤壮馬さん、そして宮野の友人の暮沢役の新井良平さんの3名がステージに立ち、 平沢役の松岡さんは音声での出演でした。音声での出演って何? と思っていましたが、なんと電話で暮沢との会話劇。予想外でしたが面白かった。暮沢役の新井さんは存じ上げなかったのですが、新井さんはアフタートークでふざけすぎる白井さん笑いすぎる斉藤壮馬さんを制しつつ、司会進行をチャキチャキとしっかり進めていた。朗読も暮沢の気遣いが過剰なほど行き届いていて高校生らしくないそっのなさがある感じ、 やもすれば堅くなってしまうところを丁度いい温度で演じられていた。 特に佐々木との会話がすごくよかった〜〜!!

 

【朗読劇】とはその名の通り朗読であり、普通の芝居のような大きな場面転換も身振りもない。ご時世柄、 隣にいる会話のシーンでも実際にはかなりの距離がとられている。でもそれを感じさせない声の投げ方、親密さの出し方が印象的で。 見ているこちらも想像力で補わなくてはいけないところもたくさん あるはずなのに、それを上手に誘導してくれていたと思う。逆に要素が多くない分、丁寧に会話に集中できたのかも。 漫画が原作でもシナリオはオリジナルだったのもよかった。

 

斉藤壮馬さんは朗読劇なのにセリフ覚えてるんですか? ってくらい相手の方をしっかり熱をもって見ているのが印象的だった。それがご本人の芝居の癖なのか、演技プランなのかわからないけど、宮野っぽい真摯さをステージに満たしていたと思う。


白井さんは近くにいる設定でも実際には距離を置いて座っているのに、ふとした時にすごく宮野の近くにいる、隣にいるような感じが物凄く伝わってきて。白井さんが手を伸ばしたら、本当に宮野に触れるのではないかという空気感。特に三幕の水族館に行く話では「ああ……今ふたりはこんな角度でこんな距離感で歩いているんでしょうね………」としみじみと思わせられたのでした。細かく余白に色をつけるような演技がお上手で、口に何かをほおばってもぐもぐしてる演技も自然すぎて、わ~~~~って思っているうちに時間は過ぎ去り正直白井さんのことを一番よく覚えていないのが死ぬほど悔やまれます。

 

初手で自意識を捨てきれなかったのがなかなか尾を引いていたけれ ど、 第三幕の水族館へ行く話を見ているときに突如しみじみと納得したのです。


これが、これが噂に聞く「壁になりたい」という感情か。そうか、私は 『佐々木と宮野を見守る壁になりたい』と今思っているのかと。


ヘレンケラーがサリバン先生に何度も水を手につけられ、急に「ウォーター!!」と理解したように、私も90分ほど濃密にときめきを直脳で受け続けた結果「 ウォール!!」とやっと理解したのです。 もう恥ずかしくありませんでした。 ラストの方の今回の朗読劇最大の見せ場のセリフも、しっかりと心に刻むことが出来たのです。めでたしめでたし。


白井さんはそれまでアニメもあまり見ず、 声優さんの名前なんて数える程しか知らない私をこの一年半走らせた人でし た。『ヒプノシスマイク』の曲にしか興味がなかったのに、ふと気が向いて再生した中の人たちのライブと朗読の短い動画。 特に興味もなかったキャラなのに、キャラがまるで生きているように振舞っている姿に目を奪われてから、白井さんが出られてたアニメをまず見ている内に興味が湧いて、様々なコンテンツを見るようになりました。コロナで生で姿を見るチャンスは諦めていたけれど、もしいつか生のお姿を拝見できるなら、1番最初はライブやイベントよりも朗読がいいな〜と思っていたので、その希望が叶ってとても嬉しかった!!! しかも今回は、私が白井さんによりアニメ・ 声優沼に入沼(存在しない日本語)したのと同じ時期に、斉藤壮馬さんにより入沼した友人と一緒に見に行けたのも嬉しかった。それぞれの推しが同じ作品で、 二人ともタイトルロールを背負うことなど残りの人生でもそうそうないと思うので 、その意味でもとてもよい思い出になりました。隣の席にいたのに、きっと私たちが見ていた景色は違うことでしょう。 終わった後語れる時間も場所もなかったのが悔やまれますが、もしあったとしても私たちはただ無言で座っていた気がしてなりません 。

 

 

 

アフタートーク内でティザー映像が流れているとき、 舞台袖の浅いところにいた二人が暗闇でなんかきゃあきゃあしてた のが大変かわいかった。白井さんは胸に両手を当てて胸キュン! ポーズをしていた~~~~~~ナニアレかわいかったナ~~~~! !!!アニメも楽しみ!!!!!!

 

 

 

「Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~スペシャルライブ」夜の部 2021/09/18at.山野ホール

    バンドと女性アイドルのオタクが生まれて初めてアニメのライブへ行ってきました。「アニメ?声優のライブでしょ?」と思われるかもしれませんが、私も行くまで実感としてわからなかったけど、これは声優のライブではなく『アニメのライブ』でした!!!!という話です。

 

 コロナ禍でライブに行けなくなりアニメに親しむようになったのは、以前ラップで戦う某コンテンツに好きなバンドが楽曲提供した時に、全力で予習しようと楽曲並びにドラマパートを聞きまくったことに端を発します。その時はそれだけで気にも留めていなかったのに、配信ライブをキッカケに好きになった声優さんが出来、追いかけたらアイドルアニメに行き当たり………。長くなるので諸々端折りますがそういう経緯もあってアニメを見つつアニメソングをたくさん聞きまくったこの一年半。今までも親しみがなかったアニソンというジャンルに浸りながらずっと「キャラソン、って何?」という思いを抱き続けていました。だって不思議じゃないですか?作中にアイドルが出てくるとか作品に関わるものならわかりますが、そうでないのにキャラが歌う理由とは…???もちろん私も楽しんで聞いていた一方で、ずっとその存在が不思議だなあと思っていました。今回それを確かめよう!と思ったわけではないけれど、結果的にそれを考えることにもなりました。

    夜の部のみの参加で、記憶が曖昧であり事実と違うところもあるかもしれませんがご容赦ください。

 

※Fairy蘭丸は、一応変身時にキャラソンがかかるので全く作品に出てこないわけではないのですが…。

 

 このアニメについてのお気持ちブログはこちら。特に読む必要もなく、まあとにかくハマったんです。

yurivsky.hatenablog.com

 

 

 さて、今回の会場となる山野ホール。名前は聞いたことがあるけれど行ったことはなかった。調べてみると後ろの方は見にくいという意見が散見され、不安になりつつ入場。事前に調べた「後方は段差あり」というのは可動式だったようで、最後尾までフラットな床に一席飛ばしで椅子が並んでいる。しかし7列目くらいまで真ん中に花道が!そしてステージにはスクリーンと、結構気を遣って設えられていたように思う。時間差入場、場内は全員マスク&フェイスシールド着用で完全着席とかなり慎重に対策してくれていた。お客さんは女性が主だが、思ったより男性も目に付く。私はちょうど真ん中くらいの席。ライブへ行くのは日常茶飯事だったけれど、この手のジャンルは初めてだったので、ちゃんと馴染めるのか楽しめるのか不安と緊張で苛まれながら開演を待つ。

 

 ほぼオンタイムで暗転して流れ出す校歌(作中で流れていたもの)。スクリーンにアニメのシーンから抜粋して各キャラの紹介が流れ、メンバー登場。衣装はいつも配信番組をしている時の制服(冬服Ver.)。わ~!アニメのOPだ~~わくわく!!ここで直前までずっと拭えなかった「場の空気に入り込めなかったらどうしよう」という懸念は即霧散し、己の対応力の高さに感謝しつつ、この曲はさり気にベースがよくて好きだったので大音量で聞けて一気に気持ちは高まります。

 

 曲が終わると並んで挨拶&自己紹介。そしてチルカ役の住谷哲栄さんを呼び込んでトーク、そしてエチュードコーナー。急に椅子が並べられてコーナーが始まることに驚いたが、みんな普通に見ている。そんなものなのか。お題が出て「住谷さんと~~したら」「お悩みに一言で答える」みたいなもの。いつもの配信番組(中の人たちがしている)の延長みたいな感じで面白いなあと思った一方で、せっかく高まったライブの没入度が早速薄まってしまったのはちょっと残念に思う。でも多分、声優さんのファンの人には嬉しい時間なんだろうし、こういうライブでは鉄板なのかもしれない。

 没入度云々言ったけど、私も配信番組はひと通り見たので普通に楽しみました。普通に考えたらこの人たちは歌よりこちらのほうが本業(?)ですし!軽めのカルチャーショックを受けつつも案外サクサクと進み、ちゃんと盛り上がりもありつつ、声優さんたちの素顔をちょっと見せて好感度が上がるいい塩梅でコーナー終了。バラエティ対応力も求められるのすごい…課せられる仕事量大変過ぎでは?

 

 一旦全員で引っ込んで、衣装替えしてソロコーナーへ。蘭丸役の坂田将吾くんから順に一人ずつ出てきてソロ曲を披露したのですが、このコーナーがすごくよかった!すごくすごくよかった!!(大切な事は2回言う)そもそも"キャラソン"というカルチャーに馴染みが薄い私だが(あまりに謎過ぎてこれはどこの国にもあるのかと「海外アニメ キャラソン」で検索してしまった…)、Fairy蘭丸では全く作中で使われてもいない訳ではなく、『艶歌』と名付けられたそれは各話のメインキャラの変身シーンでしっかり歌詞付きで流れていたので耳馴染みもあったのですが、そこまで期待はしていなかったんですね。自分自身、グループ歌唱の方が好きなのもあって。でもソロが予想外にはちゃめちゃによかった!!!!

 衣装は揃いの黒いスーツ姿なんですけど、それぞれ背中に夭聖体へ変身した後の羽が各自のイメージカラーのスパンコールで描かれていて。そのせいか、背中を見せるような振り付けもあったり。羽を見せることで、これは夭聖体として歌ってるんだと控えめに示している感じもすごくよくて。作中の変身後のコスチュームは結構インパクトのあるデザインだけど、それとは全く違うシックさなのに、しっかりそれを印象付ける衣装!!全員では無いのかもしれませんが(気づけなかった)、曲中に背後で流れているアニメ映像が背中を見せるタイミングとリンクして、ステージにいる演者も背中を見せる振り付けがあったキャラもいてグッときました(私が気づいたのはチルカ)。

 そういう演出でこちらの気持ちも引っ張られているせいで、より一層キャラを表す歌詞の内容にも思いを馳せられました。キャラをしっかりその身に降ろして表現している声優ってすごい!と素直に感じました。楽曲と、衣装振り付け含めた演出と、そしてキャラの声で歌いあげて表現して見せる依り代として存在しつつ、他方ではきちんと生身の人間としても存在し、その熱も伝えてくるのが素晴らしい!今までも他作品のライブイベントの映像をいくつか見て、中には本当にキャラクターに寄せているのが見えたりしてすごいなと思ったりもしましたが、生で見ると『キャラに寄せている』というよりは『キャラを降ろしている』という言葉の方がしっくりときた。巫女じゃん、現代の巫女、いや古代にはアニメはない。小道具で見せ方を変えたり、動きで視線を動かしたり、細かな工夫で座っているだけなのにこちらの視線を走らせて新鮮味を継続させてくれる。手を替え品を替え次々畳み掛けられて、気がつけばフェイスシールドも壊す勢いで双眼鏡を夢中で覗いている自分がいました。途中、興奮しすぎてシールドが曇って焦った。キャラソンとは……、こちらとあちらの次元を繋ぐハブだった!!

 

これが今年1番の最高衣装↓↓↓

 

 最後のチルカソロ曲終わりで、小芝居を挟みつつ住谷さんが蘭丸役の坂田くんを呼び込み、呼び込み……。あの伝説のアイドルユニットWinterTri-Angelの『Tri-Angel▽Signal』が!!これボーカルから始まるんですけど、嬉しすぎて全身から一気に発汗。「これが血が沸いている状態か…」って思ったのを最後に記憶は曖昧になるのですが……。足りないです。記憶定着まで正直あと100万回見たいです。自分自身3次元の男性アイドルにハマったことないんですけど、その気持ちが瞬時に理解出来ました。作中でも披露シーンあったけど、それよりも細かくフルで振り付けがついていて、2番はめちゃくちゃかわいい感じでふたりが対になるようなはちゃめちゃにかわいいくるくる回るような振り付けがあったと思うのですが、あれは酸欠の頭が見せた幻じゃない事を祈るのみです。とにかくこの曲がめっちゃ好きだし何度も何度も何度も聞いていたので、生で拝めて嬉しかった~~~~!!!俺、WinterTri-Angelのオタクになるわ。みんな今までありがとな!!!

 

 ソロが終わるとまた5人で、2枚のシングルのカップリング曲をそれぞれ披露。「Fairy Night,Fairy Love」が好きなので生で聞けて嬉しかった。振り付けも凄くダンサブルでかっこいい。さっきのソロでの個を際立たせるものとは対照的に、グループとして魅せるダンスで良かった~~。あのダンス踊りながら歌うのはとても大変そうで、でも揃ってぴょこっと飛んだりしてて(曖昧)見ていてほんと楽しかった。「MAKE YOU CRAZY」で田邊幸輔くんが間違えてめちゃくちゃ笑ってしまってたのが、元気で素直で生きる力に溢れててとてもかわいらしかった。へへ。

 

 軽めにMCをしつつ、ステージ上でジャケットを脱いでネクタイをしめて、最後の曲の準備を。そのお支度の時に田邊くん大好き堀曜宏さんが、田邊くんのお支度を横から手伝いだして(昼間ネクタイの締め方がおかしかったらしい)、反対側から坂田くんも参加して3人でふざけていたのかわいかったな~~~~。しまいにバックハグでボタン留めだしたのは笑ったし、興奮でフェイスシールドが再度曇りました。慌てて拭きました。

 

 馴染みのED曲『夭聖哀歌』がかかると、自然にハイお開き~という気持ちになるのも不思議なものですが、今日はもう「また次回!」がないんですよね。とりあえず現状は。それが物凄く心からさみしい!!と心から感じた瞬間でもありました。

 

 曲終わりであっさりと引っ込んでも客電はつかなかったので、アンコールの手拍子をしつつ待つことしばし。Tシャツに着替えて全員で登場、一人ずつご挨拶。全員が歯切れよく「次もまた!」とはご時世もあって現状言えない雰囲気でしたが、大きなステージを乗り越えた達成感と共に、控えめながらも前向きな気持ちが伝わってきました。堀さんが挨拶の途中で堪えきれなくなってしまい、そこから客席を向けなくなってしまったのとか、その素直な気持ちにこちらの胸も熱くなりました。詳しくないので違っていたらごめんなさいですが、ここにいるほぼ全員に近いメンバーが、メインキャラとしてアニメ作品に携わるのも人前で歌い踊るのも初めてらしく、ステージから伝わる緊張感と瑞々しさはとても美しいものとして映りました。しかし差し出されたパフォーマンスはどれも素晴らしく、作品や演じたキャラ、そして見ている私たちへ向けての愛に溢れていて本当に幸せにしてもらえました。何より凄く前向きな気持ちを受け取ったのが良かったです。声高に希望を叫んだっていい筈なのに、そこは静かにごく控えめではあるけれど、清々しくまっすぐに次の機会を希っている気持ちは、痛いほどに伝わってきたのでした。観客側は一切声も出せないし、着席のまま身体もほぼ動かせません。アニメに登場するモブの様に、ただそこに存在するだけ。でもそれでも応援してくれる人を目の当たりにする彼らの実感や喜びが素直に伝わってきて、依り代としての役割と一人の人間としての感情のどちらも受け取ってしまったなと思いました。

 

 最後の曲は6人歌唱バージョンのOP曲。歌いながら少しでも観客の近くに行こうと花道を渡り、キラキラとした笑顔を見せてくれ、焼き付けるようじっと会場を見渡したり、全員に手を振るように長くファンサをしている姿がすごく印象的でした。私は自分たちがモブの様にそこにいるだけと思っていたけれど、彼らにはそうは映っていないんだなということが最後にわかって客電がついても暫く放心してしまいました。

 

 アニメの最後でも「これからも夭聖として人々を笑顔にして」って言われてたな~~~。あの手紙は、今ライブを見終えたここにいる大多数の人の気持ちと同じだった気がします。


 生で見て聞くと気付けることや、聞こえ方もまた変わって印象も変わったり。ライブで見る醍醐味ってほんとこれなんだといつもどんなライブを見ても思うけれど、今回も正に同じでした。そして『声優』ではない『キャラの』『アニメの』ライブというものは、すごく不思議な体験として刻まれました。こういう世界もあるのか。演じながら歌うけれど、素の姿も挟みつつでも軸足は『キャラ』にある。芝居ともCGライブともまた違う、共通の前提をお約束とした共犯関係。それは見せる技術も当然あるのだろうけど、受け取るこちらもある程度の準備をしておかないとその世界観は共有できない。ちょっと手間はかかるけど、かけた分だけ夢中になれる伸びしろがある不思議な体験でした。誤解を恐れずに正直に言うと、他の作品のライブ映像を見た時にうっすらと感じてしまった(盛り上がるけどこれはまあ…言ったら悪いけど虚構の世界よね……)という気まずさが、生だとすっぱり消えて一切感じなかったのも驚きでした。これはその作品や演者の度量がこちらと比べて云々という話では全くなく、今回感じた『生身の人間の熱量』や『生身の人間の持つ感情の揺らぎ』が見ている私の頭にあった『捨てきれない自意識や冷静さ』を超えていったのではないかと思います。だからこの後同じ映像を見たら、そちらの映像に対しての共鳴もまた上がってより一層入り込めてしまうのではと思ったりしました。怖くてまだ試せていませんが……(部屋に積みあがった映像ディスクを見つめながら)(共鳴力が上がった結果またこれが増えてしまうのではという恐怖)。

 

 『1度人肉の味を知ってしまった熊は、人間を襲うようになる』と言う。1度アニメのライブの味を知ってしまったオタクは、今後どのように生きれば良いのでしょうか。賢明なる読者諸君ならばもうおわかりでしょう。ほんの2時間ほどで再度心を助けられ、愛著を搾り取られ、身体を……変えられてしまった………どうしてくれるんだよ、Fairy蘭丸ッ!!責任取ってまだ終わりにしないでくださいよね!!!!!!

 

 

【セットリスト】

・妖しくGet your heart

MC&エチュード?コーナ

衣装替え

・愛らんらんらん(蘭丸ソロ)

・焔の華(焔ソロ)

・俺の心は雨模様(うるうソロ)

・漢気deタンゴ(樹果ソロ)

・愛の勘定(寶ソロ)

・愛と悲しみのSAGA(チルカソロ)

小芝居

・Tri-Angel▽Signal(WinterTri-Angel)

MC

・Fairy Night,Fairy Love

・MAKE YOU CRAZY

( ↑上記2曲反対かもしれない) 

MC

・夭聖哀歌

 

アンコール

・妖しくGet your heart(6人で)

 




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終演後にこの感謝の気持ちをどうにかしたくてパンフ買おうとしたら売り切れていたので、焔くんのアクスタを買いました。

夭聖体のデザインが好きだったので人間体はそんなに…って思っていたけど買ってみたら嬉しいな☺でもこれ、フレームも柄ついてて可愛いのってみんなどうやって飾ってるの…?飾りたいけど捨てるの忍びなくて…。

 

 

※記憶から溢れてしまう前に書いておきたい本文に入れられなかった細かな感想を箇条書きにしておきます※

・「友情デート」って何?

・「しょーちんと一緒に入ろ♡」

・堀「ほーむらだけにね」田「コスい」

・田「うっせバーーーカ!!」

・バレ「あと一年待ってくれたら、君の身長に届いてみせるよ」(会場ため息)バレ「これ焔くんに言ったんだよ」(会場白目)

・ソロパート、センスを小道具にした坂田くんがめちゃくちゃ美しかった。あと声がデカくてよかった。声のデカいボーカリストはいいってバンド界隈で誰かが言ってた。さり気にここで小道具の眼鏡を放棄してきたのであれでオタクはだいぶ息絶えたと思う。田邊くんは静と動がはっきりしててかっこよい所作だった。そこも焔っぽくてよかったなあ。バレッタ裕さんは照らされた瞬間から世界に入っていて、余裕すらあった。ステージの上の余裕がこちらにも伝わり、めちゃくちゃ集中できた。照明だけでなく、空気で会場を染めていたと思う。傘を開いた瞬間とかすごく焼き付いている。草野太一くんのアイドル性がきらめいていてすごかったー!!かわいかった。アイドル目指してみませんか?と心底思いました。タンゴ調の曲なのでずっと踊りながら、樹果として存在していた。自分で振り付けも提案したと話していた。入りと出の時も樹果の走り方でいたように思う、そういう細かい所のサービス精神にしびれた。堀さんの曲は生で見たら1番化けていたように思う。寶の気持ちが真っ直ぐに伝わってきて、涙腺に軽く触れました。帰り道でこんな曲だったっけ?と1番に再生してしまうほど印象変わりました。住谷さんのソロ曲は一番好きだったので楽しみだったけど、期待以上にめちゃくちゃよかった。花道の使い方もよくて!!美しかったな~~。美しかった…(しみじみ)ソロコーナーの思い出は尽きない。ずっと反芻している。

・みんな凄く手を振ってくれてた、私も坂田くんに手を振ってもらいました!!多分!!そういうことで!!しといて!!

 

・田邊「(会場のスモークを見て)え?これ俺らの蒸気かなと思った」田邊くん?それはね、バイブスだよ(往年のサチモスギャグ)

 

嫌いだけど愛してる、睡眠

 人生において、ある一つの事象やモノ、もしくは人物に対して「大嫌い」と「大好き」という相反する気持ちを持つことがたまにある。
「嫌いだけど愛してる」というこの状態は、物凄く厄介だ。
大きく捉えれば両面とも大きな感情、執着なので質が悪い。

とまあ、大きな風呂敷を広げてみたものの、今回はその「執着」の中でもごくごく小さなものの話。「睡眠」について。

寝るのが好きか?と問われたら「好きです」と答える。間違いなく。では、暇さえあれば寝たいかといわれると答えはNOだ。寝るのは好きだし二度寝はもっと好きだけど、それ以上に起きて好きなことをしている時間を愛している。とはいえ、活動的とも少し違う。なにもしなくてもいい、横たわり空を見つめ、ほぼ寝ていても意識がある方がいい。

多分自分は、人生に対して恐ろしく他力本願な貧乏性なのだろう。終電を超えて「今日は一晩飲もうぜ!」って盛り上がったものの、午前2時くらいにやってくるどうしようもないまったりした空虚な時間。一応みんなでどうでもいい話をしながら、もう一度「今夜はオールで!!」ってなったあの瞬間の盛り上がりがもう一度来るのを待っている時間。あの待ちの時間が人生においてめちゃくちゃ長いのだ。基本的に野比のび太並みに寝つきが恐ろしくよく、中途覚醒もほぼない。一度寝たら起きないし、二度寝が大好き。なのに寝ぐずりをしている中年が私だ。身体は中年なので恐ろしく疲れやすいが、年の割に寝つきもいい。なのに寝ぐずる。寝れば楽になるのに、寝れるのに、身体の芯がまだ寝たくないよとぐずる。私が3歳児ならさぞ毎晩泣き叫んだことでしょう。寝かしつける人を大いに弱らせたことでしょう。よかったわ、中年で。自分で自分をなだめて寝かしつけるしかない。

「嫌いだけど愛してる」睡眠。避けては通れない事象である。今宵もまた、ぎりぎりまで目をつぶるのを拒み続け、意を決して消灯したら気絶の如く寝るのだろう。恐ろしくバカオロカだと自分でも心底思う。寝ればいいのに。全くその通りだ。


「寝つきが悪い」という悩みを持つ人は世の中に存外いるようで、その対策は検索すれば沢山出てくる。「寝つきはいいけど寝ぐずる大人のなだめ方」は誰も提唱してくれない。目をつぶるまでをスムーズに執り行う方法があれば教えて欲しい。

朝ご飯が食べられなくなった

身体に異変が起きた。

と言っても最近のことではなく、もう半年以上続いている。
「朝ごはんが食べられなくなった」
元々、す~ぐお腹がすくタイプである私は、朝から元気にカレーが食べられる側に属していた。
一時期は「おめざ」と称して、起きてすぐに食べる楽しみを用意居ていたくらいのくいしんぼうクイーンだった。
なのに。
いつからだろうか、朝起きてお弁当の用意をしても残りを口に運ぶことが出来なくなった。
メイクよりも朝食時間を取る人間だったのに。
食べることは好きだけど食にこだわりがないタイプなので、朝ごはんはいつもの定番メニュー。
淹れたてのお茶とごはんに納豆、目玉焼き。ハムかウインナーが添えてあれば完璧。
いつもそれを用意できるように買い物をしていた。なのに、いつしか納豆が1週間経ってもなくならないことに気づいた。

どこか具合が悪いのだろうか…?いや、めちゃくちゃ元気だな…。ここ2年風邪もひいてない。体重はむくむくと増えている。どうしてだよ。

とはいえ、朝何も食べないまま昼まで持つような優しい胃袋でもなく、何も食べないと10時頃からお腹が空いて仕方なくなる。
職場のデスクでおにぎりをかじるわけにもいかないので、カロリーメイトビスコをそっと口に運んだり、ゼリーや飲むヨーグルトでごまかしたり。少しでも食べられそうなら、家でバナナやバームクーヘンを食べたり。
休みの日でも起きてから朝食に至るまでの時間が長くなった。なのでこれは自分の体の変化なのである。仕方ないけど受け入れつつも、やはり健康に一日をスタートしたいという希望も捨てきれない。

最近になってようやく折り合いをつけるようになり、食パンならなんとか齧れるというところへ着地した。半ば無理やりだけど。焼いてジャム塗って口へ放り込む。今まで生きてきて一度もなかった「朝はパン♪」を実践している。

これが加齢か~~~~~~~そうなのか~~~~~~健啖家のまま最期を迎えたい。それが私の唯一の夢。

アニメ「Fairy蘭丸〜あなたの心お助けします〜」に文字通り心助けられている

【前回までのあらすじ】

 バンドとアイドルのオタクをしていてライブ三昧してたのに、コロナ禍でそれが無くなってしまい、色々あってアニメを見るようになった都内通勤会社員。いつの間にか毎シーズンアニメ情報をチェックする身体に変えられてしまう。2021冬は某アニメにめちゃくちゃハマってしまい情緒を全て握られていたが、無事に最終回を見届け放心の日々。まだ余韻を引き摺っている最中に始まった春アニメたちはどれもクオリティが高く、このまま均衡を保ちながら今シーズンを終えられそうだなと油断していたら、その中の一作が急に立ち上がってきてしまった。どこに?私の心に。そうこれが俗に言う「蘭丸、イン、マイマイン」である(余談ですが去年観た映画で1番好きだったのが「佐々木、イン、マイマイン」だった…本当に素晴らしい作品だった…余談終わり)。

 

 毎週リアタイしたりしなかったりのらくらと見続けていたこのアニメ。基本的に1話完結で、困り事を抱えたクライアントが毎回登場し、毎回夭聖(ようせい)メンバーのひとりが肩入れして変身、悪と戦い問題を解決して終わる…流れなんですけど。変身前と変身後の作画が違いすぎるとか(毎回クライアントの女子たちは正体に気づけるの、凄い)、変身コスチュームが布面積少な過ぎる度肝を抜くデザインだとか、変身すると急に艶歌と呼ばれるキャラソンを歌いあげたり、クライアントを救うといっても毎回結局どこかモヤっとして終わるとか。ツッコミとモヤモヤと謎が毎回満載なんだけど、でも何故か見てしまう。あとこれが一番びっくりなんだけど、ちゃんと見てても意味がわからないことが多い。「あれ?私がスマホいじりながら見てたから見逃したのかな?」と巻き戻していたけれど違いました。注意深く見返しても、わからないものはわからない!謎は謎のまま進む!!リアリティ~(???)

 そもそも夭聖メンバーたちは、夭聖界のピンチを救うために召集されただけで、腹の底から協力的な訳では無い。それどころかあからさまに仲違いしているコンビがいる。なんなん!そもそも「夭聖」ってなんだよ、『夭逝』と音が一緒で不吉だよ……?

 そして毎回クライアント(日替わりヒロイン)が巻き込まれるトラブルが、もちろんデフォルメされてるんだけど(…ああ、あるある…)という絶妙なリアルさが見えて絶妙にしんどい。笑い飛ばしきれない。どこか他人事にしてくれない。

 木曜の夜中23時半という「今週もあと一日、どうにか明日を乗り越えよう」的なタイミングで放送されてるんですけど(MXでは)、どう考えても寝る前に見てあースッキリ!!明日も頑張ろ☆という作品ではない。癒される訳でもない。むしろモヤモヤする。なのにどこか救われるというこの不思議を繰り返しているうちに癖になってしまった。

 

  いえ、正直言えば最近(6話かな?)まではそんなでも無かったんですけど、ふとしたタイミングで公式HPを見たら「実況ブログ」(正式名称不明)なるものが載っていまして…それを見てしまい…。キャストの中の人たちが交代で自分のメイン放送回を振り返るブログなんですけど、これを読んでしまったんですよね。それが思いのほか楽しくて。今までぼんやりと流し見していたところや、収録に対する思いとか、裏話とかそれらを読ませていただいて。面白いなとそれを読んでから該当回を見返したら、すごく楽しかったんです!!!相変わらず謎は謎のままでぼんやりしているところも多いのだけど、でも回を追うごとにわかることもあるし、何よりもこの作品が好きで大切で、楽しそうに放送回を見ては書いている姿が見えるような文章で、ストーリーに陰影がついたような、キャラが立ち上がってきてしまったような気持ち。

 人が何かに夢中になったり、楽しんでいる姿(ブログ)が大好物なので、そこから気持ちが伝播してしまったのかもしれません。実況ブログを読んではアニメを見返してを繰り返し、同時に中の人たちの配信動画も見始めました。たくさんアーカイブがアップされてて…ありがてえ…そして面白い…。こんなん見たら、好きになるでしょうが……。メインキャストさんたちはみんな若く、メインをやるのは初めて?みたいな感じで、すごく楽しそうでキラキラしてるんですよね…。コロナ禍で趣味のライブを取り上げられ、友達にもロクに会えず、会社と自宅を往復する生活にも慣れたとはいえ、そろそろストレスが地味に溜まって心が蝕まれている頃合で目の当たりにした煌めき。この作品に関われて嬉しい!という喜びと自信とで輝く姿を見ることは、不思議な癒しをくれるのでした…。アニメには無いところを中の人たちがわけてくれてる……!!!!

 

 なんか変な所からF蘭丸沼へ入沼(存在しない日本語)しつつある今日この頃。やっと配信アーカイブもひと通り見終えつつあり、今宵もまたDアニメをひらいてしまうのでした。

 

Amazonプライムでも配信中!!

Amazon.co.jp: Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~を観る | Prime Video

  全体的にすっごく作画が綺麗!!素人が見てもそう思います。特にオープニングが凄くいい…クレジットの織り込み方がすごく素敵なのでそれだけでも見て欲しい。


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 公式で上がっているのはノンクレジットバージョンなんですよね…。これもいいんですけど、クレジット入ってるほうが好きなんですよ。

 

 また今夜も楽しみだな!という気持ちと、嗚呼今月でアニメも終わるのね~というさみしさも既に訪れています…。思わせぶりな描写たちや謎はこれから全部回収されるのかな?ドキドキ。

 

スゥ……………

\\\夭聖たちみんなかわいくて〜〜~~~!!!推しメンが一生決まらねえ〜〜!!!!///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にそっと。

私の気を狂わせた10分間を置いておきます。

よくこんな…こんななんでもない奇跡の時間を撮って………公開してくれましたね……なんだこのかわいいひとたちは……ありがとうございます………助かる命がここにありました………このご恩は一生忘れない。


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みんな大好き、低予算MV。

曲が普通によい。この曲のベースが好き。落ちサビでパンケチャされて心の中で舌打ちしたい(したくない)。パンケチャってもう死滅した文化ですか?50秒くらいのところで「眼鏡落としちゃったのかな?」と毎回思う。余談ですがチェキを撮るなら最後の「幸せを込めて~」のところのポーズがいい(現実にあり得ない特典会の妄想をするな)。


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コロナ禍、イン、マイマイン④【なるほど、今年の方がしんどいな編】

 毎年2月は繁忙期なのだが、今年は殊更にえぐかった。突然濁流に巻き込まれ、息もできないまま目の前に差し出されるものをとにかく捌くしかなかった。捌けてるのかどうか確かめる余裕すらなかった。1月下旬から3月半ばまでの記憶がない。敗戦処理を終えてやっと心地が付いたら桜が散っていた。

 

 仕事がひと心地ついても、世の中の状況は全く変わっていなかった。一旦向上してからの転落は、落差でむしろ以前よりも悪くなった気さえする。そしてこれはもう何度目かの記憶で、なんでこう学習できないんだろう……というガッカリが、余計に心を疲弊させる。

 

 相変わらず日常から楽しみは奪われっぱなしだ。ライブはもう諦めていたが、映画館すら許されない状況はなかなかにしんどかった。仕事から気持ちを切り替えることが出来ないまま迎える朝は、身体の疲れ以上に心を重く感じさせた。でもここでコロナに罹るわけにはいかない…その気持ちひとつでなんとか体調も崩さずやり過ごせたのだけはよかった。いろいろと注意力が散漫になっていたと思うが、自分が思うより意外と体が丈夫なのかもしれない。

 

 ようやく時間の余裕ができて、じゃあ今まで後回しにしていた楽しみをゆっくり…と思ったのに、何も手につかなくなってしまった。やりたいこと見たいもの読みたいものをリストにしてみると、永遠か?と思うくらい連なっているのに何も手を伸ばせないままリストは増えるばかり。転がってリストを眺めてみる。心がときめかない。どうしたんだ。

 

 私にとってのエンタメは主にライブだった。それが奪われてからのこの1年、今は仕方ないなという諦めから新しい楽しみを見つけることが出来た。なのに、今はそれすらも億劫なのは何故だろう。「束の間の非日常」だと思った時間が、「もしかしたら今後はこれが日常」ということに気づいたから、かもしれない。

 

 その事実が、日ごとまた増え行く感染者数速報よりも重くしめやかに私の心にのしかかる。気づきたくなかったなあ。そしてまた今年も、予定がないGWがやってくる。

 

 「やりたいことリスト」は一旦破いた。

福島県立いわき総合高校『知らない体温』に触れて


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 いわきの高校生が浜辺で踊るのを見るために、あなたの5分をください。

 

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いわき総合高校の芸術·表現系列(演劇)では、毎年3年生が卒業作品として演劇公演の発表を行なっている。
2020年、公演へ向けてリモート稽古を行うも、新型コロナウイルス感染症の影響により公演の中止が決まる。
 
それらを経て、それら全てを含め、今だけの映像を撮り続けた17期生による新たな作品。
 
原作・出演
福島県いわき総合高校 芸術·表現系列(演劇)第17期生
 
 とはいえ、これが本編ではない。これは作品のあくまで一部。もしMVを見て少し興味がわいたなら、本編も観てほしい…と普通ならお勧めするが、今回はちょっとそれも難しい。というのも、このMVからは想像できない作品だからだ。
 
 この作品のことを知ったのは、劇団ゆうめいの演出・池田亮さんのツイートだ。現時点で私は劇団ゆうめいの公演を見たことは無いが、とあるインタビューきっかけで劇団ゆうめいと池田亮さんの存在を知った。そして絶対に1度見てみたいなと思った。合う合わないが絶対にあり、そして見てみないとわからないのが舞台だと思う。合うかどうかはわからないけど、絶対に1度は触れたいと思うインタビューだった。コロナ禍が落ち着いたら、是非足を運びたいと思いながら、その存在を忘れないためにTwitterをフォローしていた。
 
 その池田さんがいわきの高校生の卒業公演に関わるとツイートで見かけたが、その後コロナ禍の影響で上演ができなくなり、代わりに創られた作品が一般公開をすると知った。
 
 とはいえ、その作品がどんなものなのかは全然知ろうともしないままMVも見ないまま。「公開された」というツイートを見てまず再生手続きをすませ、スマホを風呂場へ持ち込んだ。「手続き」と書いたのは、これは無料で誰でも見られる作品だがパスワードを取るために個人情報を送らないといけないからだ。丁度仕事が地獄の繁忙期を迎えており、腰が砕けそうなのを少しでも回復するべく毎日しっかり湯につかりたかったので、その時間のお供にこの得体の知れない作品でもいっちょ見てみるかなと考えた。
 
 演劇が始まりそうな導入部から一転、何の説明もないまま不思議な映像が展開していく。再生し暫くはぼんやりと画面を見やっていたが、不意にあることに気づく。私、この子達のことを何だか好きになってるぞ。全然知らない子達なのに。そして一通り見終えて風呂から上がる頃には疲弊した体に不思議な元気が宿り晴れ晴れとし、これを作ったいわきの知らない高校生達の幸せを祈っていた。
 
 「知らない体温」の感想を話したい!でもこれ、誰に勧めたらいいの?演劇でも映画でもない、不思議な感触の映像作品。ダメもとで友人にLINEを送る。まあちょっと時間があれば見てみてよ。んじゃ飯食いながら見てみるわ。芝居でも映画でもないという私の拙い説明に友人もあまり反応はよくなかった。が、小一時間ほど経った頃、スマホが着信を告げた。開口一番「おもしろかったよ」と明るい声がした。
 
 この作品の性質上、余り仔細に内容を触れない方が良いのだろう。すごく不思議なのが、映画でもなく、ましてや舞台の映像化でもないのにこの作品には不思議と演劇っぽさが色濃く残っている。妙な肉体性がある。友人は「本来なら見えてはいけない人(カメラ)が見えているけど、見えていないことにする気持ちが演劇っぽい」といっていた。なるほど確かに。この作品ではカメラが黒子のように「見えているけど見えていない」ことになったり、顔のないモブとして影響を与え合ったりしている。それが映像作品なのに映画ではない、不思議な共犯関係を生んでいるのかもしれない。
 
 
 3月の終わり、彼らの卒業とともにこの作品は公開を終える。皮肉にもコロナが無ければ生まれなかった作品。コロナはこの子達から沢山のものを奪った。高校生でこういう学科のある高校を選んだ子たちだから、卒業発表の舞台のためにきっと3年間(もしかしたら入学前から)努力し続けてきたのではないかと思う。高校生活の総仕上げとなる餞の舞台を奪われたことで生まれた不思議な作品を、いわきから遠く離れたなんのゆかりも無い私が味わわせてもらった。卒業後の進路は様々なようだが「表現したい」というその気持ちはすごく幸せな力であり、うまく伝播すれば全くの他人の心を震わせ元気を渡すことが出来るものだ。それはこの作品を見た私が証拠です。どんな形であれいくつになっても持っていていい気持ちのひとつだと思います。不思議な元気をどうもありがとう。どうか、これからあなたたちが進む道が幸せでありますように。1秒前まで知らなかった人の表現に触れて、その人が「知らない体温」の持ち主ではなくなっていること。こんな気持ちを届けてくれてありがとうという感謝と幸せを願う気持ち。表現する人に対する第一の敬意やこちらから返せるものってこういうことなのかも知れないなと強く思った体験だった。

 

『知らない体温』 歌:福島県いわき総合高校 芸術·表現系列(演劇)第17期生

作詞:edda、池田 亮

作曲:edda

積み上げていた 配色は

光とまじわることもなく

話せば⻑くなるよって不貞た

今日との小さな秘密

好きな嘘で嫌いな弱さを歪ませて

合う?合わないや、の世界線

ここからそれらを連れて 一緒に

物語の結末が 僕らを拒んでも

不細工なままの足跡も歌になる

だから届け、届け!知らない体温まで

やっと歩き出せたなら優しい 答えをくれよ

ここからそれらを連れて 一緒に

空回りの足取りも不確かに踊り出す

見失うなんて嫌だ 

間違って笑おうぜ

だから届け、届け!知らない体温まで

 
ありがとう、無事に届きました。知らない体温まで。
 

コロナ禍、イン、マイマイン③【罹らないための備えといっても特に何もなかった編】

 『罹らないためにしていること』と書き始めてみたけれど、前のブログにも書いたくらいのごく普通のことをごく普通にしかしてない。大前提としての鉄則はあるが、年齢も体力も既往症も環境も違うから、気をつけるポイントも人それぞれ。もちろん基本的なことは自分なりに徹底しているつもりだが、如何せん相手は見えないのでそれの効果があるのか、充分なのかはわからない。「今日も大丈夫だった」朝起きてそう思うことだけが、自分の行動が間違っていなかったことの答え合わせって感じ。虚しい。

 

 虚しさに苛まれていると他人の行動がどうしても目につきがちだけど、負担だなって思ったら今は即離れるほうがいいみたい。それが正義だとしても、自分にとって負担になるなら今は手放す時なのかなと思う。

 

 私は毎日電車に乗って通勤をしている。テレワークができないので一般的な通勤時間に電車に乗り、都心と自宅を行ったり来たり。買い物にも自分で行くしかない。職場環境も良くないし、まあまあ高リスク。毎日何人の人とすれ違っているのだろう。

 自宅外では食事以外マスクをし、都度手を洗い、都度消毒をし、帰宅したら即風呂に入る。なるべく人混みには行かないし、行く時は上記に加えてマスク交換を増やしたりする(いつもはお昼時に交換。ずっとそうしてたんだけど、マスク不足で中断。また安めの不織布マスクが手に入るようになったので出勤時は再開した)。なるべく栄養バランスよく食べ、ちゃんと寝る。インフルエンザに効果があるので冬場は緑茶と紅茶をしっかり飲む。乳酸菌も。夜更かしに気をつけるようになった。あ~、急にスピるけど去年の秋にいつもお参りに行く神社で、無病息災の輪っかくぐりをした!!

 

 去年から友達に会った回数なんて、全部空で言える気がする。むなしい(2度目)。

 

 そう、このむなしさとかやるせなさにいかに蓋をするかがすごい大切な気がしている。メンタルの調子を崩すと影響が身体にも出るのは経験済みで、メンタル由来だと立て直すのに時間がかかることも知っている。メンタルをなるべく崩さないように。これこそ個人差だと思うけど、すごく怒ったりすごく悲しんだりすごく心配したりすると私はダメになりがちなので気をつけている。自分ではどうしようもなく崩れていくこともあるが、改善できるなら持ち直した方がいい。自分ではどうにもできないと思うほど崩したらすぐに病院へかかるのが一番だが、服薬しても治るまである程度時間を要するので軽く考えない方がいいと思う。これは体験談として。

 

 身体症状が出なくてもメンタル弱(よわ)になると、上記にあげたような「健やかに過ごせるように生活に気をつけよう!」という気持ちが弱くなってしまうのが1番だめな気がする。他人にも優しくなれない。持ち直そうという気持ちがわかなくなる。誰しも経験があると思うけど、あの状態って今みたいな状況では自分に致命傷を与えかねない。よくおたくが言う「推しのおかげで免疫力アップ!!」って、侮れない気がすごくしている。嬉しかったり楽しかったり、何かを心から「好き!!!!!!!!!!」って思うことは、多分自覚してるより何倍もパワーを使うし、そのかわりもたらす自浄作用もかけがえのないものだと思う。

 

 では、メンタルの調子を保つためにどうしているのか。これ、長くなりそうなので次回にします。今回は虚しさに支配されてしまった。次は萌え語ります(予告)。

コロナ禍、イン、マイマイン②【備えあれば憂いなし編】

 都内の1日のコロナ感染者数が1000人を超えてしまったのはかなりのショックだった。私はライブハウスのオタクなので、感染者数をライブハウスのキャパで例えると「あのくらいの人数が???」と急に具体的に、肌感覚として落とし込める。バンドやアイドルは「リキッドルームを埋められるかどうか」(キャパ800を超えて動員が4桁見込めるかどうか)がターニングポイントになったりするが、コロナの動員もこのあたりから急に伸びたように感じる。そして瞬く間に、コロナはZeep(キャパ2400)をソールドアウトさせたのには正直絶句した。ゼップだけに(ここは笑うところです)。
 
おいコロナ、私が長年応援してるバンドの動員をぽっと出の新人バンドが抜くんじゃねえ!!!!(※コロナはバンドではない)
 
 そして同時に覚悟をした。ここまで持ちこたえてきたけど、そろそろ自分も本格的に感染した時に備えなくてはならないのではないか。
 
 備えなくては。その気持ちが芽生えてしまうと無視できない。どうしたらいいのかわからないけど、どうにかしなくてはという焦りが生じると不安が増殖された。私は一人暮らしだし、若いとも言えないし、頼れる人がいない。最低限の備えはしておかねば。
 
 「備え」といっても数パターンがあり、中でもとりあえず考えたのは「コロナに罹患した」時のパターン。
 
 
・罹患して入院もしくはホテルなど、自宅外での隔離・療養生活
 
 現実的に考えて、特に若くもないが持病もないごく平均的な体力の自分が罹患したとして、即重篤になるというのはやや考えにくい。今の巷の状況から考えて、入院は必要があってもなかなか難しそう。となるとホテル療養だが、これも日々の情報から都内では罹ったからといってすぐ移るのも難しいものとなっているらしいと聞く。しかも入院より、ホテル療養の方がなかなかその生活が想像しにくい。
 
 それでも罹患して実際にホテル療養を経験した人が、SNSなどで状況を教えてくれているのはかなりありがたい。入ったホテルにより多少の差はあれど、参考になる。大体10日くらいの期間を過ごすことになり、食事を取りに行く以外は部屋を出られない。誰にも会えない。洗濯もできない。などなど。
 
 あってよかった物など、持ち物リストみたいなものを作ってくれている人もいた。なるほどと思うが、だからって旅行じゃないから予め荷造しておくのも気が進まない~。でもいざとなったらとてもじゃないけど気が回らないかもしれない。頼れる人もいない。
 
 ぐるぐる考えているうちにメンタルに影響が出たので、この問題については考えるのをやめにした。どちらにしろ、一人暮らしの私が自宅外で療養できるのかといえば可能性は低いだろう。なのでいざというときの持ち物リストを手帳に書き出すに留めることに。そのかわり、空のキャリーケースはすぐ使えるように出しておくこと、そして持ち込むもので一番の割合を占めるであろう衣類(寝巻とタオル)はこまめに洗濯して片づけることを心がけ、洗面道具やスキンケアも軽くまとめておくなどし、万が一荷物をまとめる時は朦朧とした頭と体でもスムーズにできるようにしようと誓うことで手打ちとした。
 
  ・罹患して自宅療養 
 
 これがめちゃくちゃ現実的に一番濃厚なパターン…。そして一番困る…。何が一番困るかといえば、心細さだと思う。未知のしんどさに見舞われても誰にも助けを求められない状況、今まで陥ったことがないから怖い。急に悪化して死に至ることもあると聞くし怖い。 しんどさも未知数なのに心細さも未知数ってどうしたら。具合が悪いのに自分で全てを処していかねばならないなんて、何その地獄。
 
 自力でやり過ごすしかないとして、その備えはいかにすればいいんでしょう。今は幸いにも通販があるし出前やウーバーイーツもあるから、スマホがあれば足りないものは入手できる。とは言え、一番しんどい時にそんなことできるんか…?初期消火の備えは必要ですが、何を用意すればいいのやら。しかしこれも、経験者が語ってくれているブログ何かが多いので、ちょっとググればいろいろ出てきます。ありがたいなあ。
 
 ちなみに私がぼやっと用意しているのは以下。
 
・タオル(こまめに洗濯)
・寝巻(こまめに洗濯)
・レトルトおかゆ、スープ、ゼリー、パックご飯など
・水とかスポドリ
・パックご飯
・鎮痛剤
・冷えピタ
・アイス(でも食べちゃう)
ティッシュとウエットティッシュとトイレットペーパー(万一切れたらきついからストック注意してる)
・みかんとかバナナとかプチトマトとか、なんかそのまま食べられる野菜果物
・体温計(探したら2本出てきた)
・ゴミ袋と使い捨て手袋
 
全部普段から使うものなので、ストックに注意しつつ買い足してます。
 
 本当はこれも欲しいなと思ってるのが「パルスオキシメーター」。何ぞや?という方はこれを見てください。

www.konicaminolta.com

 備えで買っておいてもいいかなと思うけど、今は通常より需要が高まっていて5000円くらい相場から値上がっているとのことなので、万が一感染したら通販するか…という気持ち。そういえば体温計も非接触のとか検討したけど、外でアレで計られた数値が納得いったことがないので購入をためらっています。まあ、普通のが壊れたら考えればいいか。
 
 あとお守り代わりのヴェポラップ!

brand.taisho.co.jp

 これは以前、風邪ひいた後に咳だけ残って辛かった時に、友人から「ヴェポラップを足裏に塗って靴下履いて寝な」といわれ、半信半疑で試したらめちゃくちゃ即効性があったし効き目抜群だったので。子どもが胸に塗るものと思っていたけど、大人にも効くし、足裏だとべとべといても靴下でカバーしてくれるのでめちゃくちゃいい。風邪の時は会社でも塗ってました。今って、風邪で咳き込むのもめちゃくちゃ気まずいから、その時にも有効だなと。  
 
 
 次回のコロナ、イン、マイマインは「罹らない為の備え編」です!(予告)

コロナ禍、イン、マイマイン①

 こんなことを書くのは、万が一罹患した時に「あんなこと言ってて~フラグかよw」ってなりそうで正直気が進まないのですが、こういう実のない事こそ今は記録として残しておくべきなのではと思うのと、ぼんやりとした不安を吐露することで気持ちを軽減する効果を期待して記録しておきたい。というか正直もう、そこそこ限界なのかもしれない。元気そうに振舞ってるけど。健気だなあ、私ったら。

 推敲せずに思いつくままの文章なので、いつもにも増して文章が下手且つ着地点が不明です。あくまで私一個人の記録。特に為になる話はないと思います。


 困ったなあコロナ、怖いなあコロナ。そう怯えながら生活し始めてもうじき1年が経つ。自分の場合「これは最早逃げようがない現実問題なのだ」と思い知らされた日が良くも悪くも非常に明確だ。忘れもしない、忘れることが出来ない2020年2月26日。令和の226事件である。数か月前から楽しみにしていたPerfumeの東京ドーム公演が、当日開始3時間ほど前に中止になった。退勤時間即ダッシュしないと開演時間に間に合わない事態だったので、チケット記載の入場ゲートに合わせて前々日に職場からドームまでシミュレーションしたくらい楽しみにしていた。それなのに。あまりのショックな報せに、仕事中に涙が堪えられなかった。今でもあの日の記憶はそこで途切れていて、本当に思い出せない。一生涯忘れられない日なのに。


 そもそも私はここ10年程、ライブを見に行ったり、推しとの特典会をひたすらに楽しみに生きてきた。なので体調管理もオタクの嗜み・オタ活の一環と思っていて、普段から初夏~夏場以外は基本マスク装着の生活をしていた(本当に今考えても真意が謎だが、予防でマスクしてると「なんでしてるの?」と謎の非難めいた言葉を浴びせてくる人がいたので、職場で仕方なく外したりはしていた)。インフルエンザの予防接種をし、外から出入り後と食事前は手洗いを励行。除菌ウエットティッシュや手指の消毒用アルコールも持ち歩いていた。現状から見たらその意識は全然薄かったけれど、この辺の行動は基本的に変わっていない。…というとものすごくきっちりした人ととられそうですが、ただチケットを無駄にしたくない、ライブを見たいと思っていただけなので別に褒められたことではない。しかし結果的に、その習慣のおかげでマスクや消毒スプレーの備蓄は常にあったのでマスクやらが品薄の時期もギリギリ乗り越えられた。マスクをするという行為に慣れていたし、その延長で手洗いスマホ消毒の頻度を上げるのも苦にならなかったのはよかった。「オタク行為となすびの花は万に一つの無駄もない」とはこのことですな。そんな日本語はありませんが。


 コロナ以降というか、今だって絶賛継続中で全然終焉が見えないけれど便宜上そう呼ぶけれど、生活習慣にマスク手洗いスマホ除菌も組み込まれていたので自然と頻度が強化された。それに加えての変化ということなら、帰宅したら基本すぐに風呂場へ直行するようになった。お風呂が苦手で、本当に面倒くさがりなので入るまで延々心の中でヤダモンヤダモンと暴れながらぐーたらし続ける(もちろん結局はちゃんと入る)のが常だったのに、帰宅即風呂場が習慣になった。汚れと菌を洗い流して、スッキリとして安心してご飯を食べたり、ダラダラするようになった。シャワーの時は帰宅したら直ぐに浴びれて楽だったけど、寒くなりお風呂を貯める時も、その待ち時間でダラダラしないように腰を下ろすのを自分に禁じている。ただ立ってるだけではもったいないので、洗い物や洗濯などの家事をして待つようになった。小腹を満たすために何か飲んだりつまむ時も、座らない。お湯が張れたら即入る。これは本当に良い習慣で、除菌という側面もあるけど洗い物も溜まらなくなったし、お弁当箱も忘れず洗えるし、何より先に風呂に入ることで残りの時間がすごく自由になる。今まで、風呂に入ることを渋る時間がいかに無駄だったのか知ることになった。今後もこれは継続したいな~と心から思っている。


 あと換気。あまり湿度というものに頓着がないので特に加湿などにこだわっていないが、都度換気をしたり気を回すようになった。室内干しで湿度はどうにかなっていると信じている。


 そして単純に睡眠時間が増えた。ライブやイベントがなくなり、友人に会う機会も激減し在宅時間が増えた。余裕ができたことに加え、何より「寝ることもコロナ対策」と大義名分を振りかざして寝るようになった。それでも平日はどうしても夜更かししてしまうのだけど(だって仕事と家の往復って何も刺激がないんだもの)。それでも以前よりははるかに寝ている。敷き毛布をかわいい柄のに新調した。本当は毛布も買い替えたかったが、ヒートテック?のを迷っていたら買い逃した。


 ごくごく質素な自炊は基本的にしていたが、きちんと八百屋で季節の野菜や果物を意識して買うようになった。時間ができたので新しいレシピに挑戦してみて、備えている調味料も少し増えた。お薦めはチューブ調味料。今はいろいろなものが出ていて、安価で楽しめるので本当にお勧め。基本のワサビやショウガ、柚子胡椒(好き)に加え、梅や刻みレモン・バジルペースト・しそなどがラインナップに加わった。自分の味付けに飽きた時もこれでだいぶ助けられた。栄養を取ってすやすやと寝る。おかげさまでこの一年、風邪もひかずに元気に過ごしている(気圧頭痛や生理痛など避けられないものはあるにせよ)。以前は予防していても年に2回くらいは風邪ひいていたのに。

 

 ものぐさなので運動は特にしていないけど、職務内容的にテレワークができないので出社しているのでそこそこ最低限の運動量は稼げている。とは言え、やはり確実に動きは鈍っているので、仕事後にライブハウスで何時間も佇んでいた体力はさすがになくなってしまった。最近は思い出したらストレッチとスクワットをしてるけど…。運動不足は今後の対策が必要だなあ…確実に肥えてるし。ここの改善が今後の課題だなあと思う。 

2020ベスト映画7


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   お恥ずかしい話ですが、私は映画館へ行く習慣があまりありません。映画館どころか、家で映画を見る習慣もほぼありませんでした。映画館は大きなスクリーンで集中できるけど、周りの他人に気を遣うし。かといって家では集中力が散らかりがちになるからです。でも今年はコロナ禍の影響で家で時間を潰さなくてはいけない日々が続きました。いえ、現在も続いています。ありがたいことにアマプラ・ネトフリなどの配信が充実していて、家でも無限に時間が潰せてしまう昨今。うっかりアニメ・声優沼へ入沼(存在しない日本語)したため、一番使った配信サイトは「Dアニメ」でしたが、それでも今年は人生で一番映画を見た年だったと言って間違いはありません。

 そして変な話ですがこんなご時勢だからこそ、映画館へも多く足を運びました。仕事の関係で平日に使える時間が増えたこと、また映画館が感染症対策を様々講じてくださり、平日の空いた時間ならばむしろ安心して劇場へ足を運べたからです。今までは冬に映画を見たくても、隣の人がゴホゴホしていると集中できないことも多々ありましたが、寒いくらいのよく効いた換気、おまけに1席空けの状況は、劇場側には本当に申し訳ないけれど見やすく快適でした。

 

 余談が長くなりましたが、そんなこんなで今年助けられた映画という娯楽。その中で琴線に触れたものを書き残しておこうと思います。配信で自宅で見たのも含まれているので、今年公開というよりはあくまでも【今年、私が見た作品】の中で、尚且つ【順不同】で挙げています。とはいえ、それでも最初に挙げた二つは甲乙つけがたいほどに私の中に焼き付いた作品なので、敢えてベストをといわれたらこの二つのどちらかになるなと思います。

 

・『初恋』

hatsukoi-movie.jp

 タイトルからさぞ純粋な作品なのでは?と思いがちですが、ヒロインは見た目こそ純情可憐ですがヤク中の援交女子。悪い人が沢山出てきて、沢山悪いことをして、人が山のように死にます。特に最後のユニディでの殺し合いシーンはすごくて、ユニディの可能性の強さに感動すら覚えました。

 全ての役者さんのキャラが立っていて一人一人について言及したいのですが、特に感動したのがベッキーです。私の中の理想のベッキーがいました!!!強くてかっこよくて怒るとヤクザすら手が付けられないほどの暴れ者が、大好きな人の前ではめちゃくちゃかわいくてその落差に目を離せなくなりました。恋人を殺された復讐に我を忘れたベッキーは悪魔に取りつかれたような形相を惜しみなく出しまくり、全ての場面が名場面という取れ高の高さなのですが、中でも「車のドアが開いてベッキーが降りてくる際、まずバールがアスファルトを擦る『チリッ』という音がする」というシーンが最高に好き!!!!!!!!!!あんなにかっこよく、惜しみない殺意を背負った登場シーンある??????日本映画史に残るシーンだと思います!!!!!!!!見終えると、自分の細胞という細胞の免疫が高まっているのを内側から感じ、直ぐにおかわり初恋してしまいました。ほんと最高!!!!!!!!!!丁度、コロナの走りで公開になった不運な作品ですが、これがあったからこそコロナ禍を走り抜けることが出来ました。また見たいです。免疫上がるので。

 

・『佐々木、イン、マイマイン』

sasaki-in-my-mind.com

 12月になって、ここにきてこんなに心に迫る作品に出会えるとは思いませんでした。全然ノーマークだったんですけど、信頼のおける友人から「すごく好きな作品に出会ったけど、正直勧めていいのかわからない……」という連絡が来たのでノリで行ってみました。前情報ゼロの状態で見に行き……劇場を出る時には「佐々木!佐々木!佐々木!佐々木!」と全面的に佐々木に気持ちを支配され、口を開けば佐々木コールしか出ない状態。最初のシーンが最後に繋がるのですが、もう全然見えるものが違うんです……。全てのひっかかりに意味がある、無駄なシーンがない作品でした。佐々木、わけわかんないんですよ。粗野だし突飛だし。でも作中で少しずつ佐々木が紐解かれていくうちに、佐々木の心のひだに触れるたびに佐々木のことが好きになる。自分にとっての佐々木と向き合いながら作品を味わうような気持ちです。身近過ぎる『憧れ』って逆に印象は薄いけど、いつになっても心に鮮明に焼き付いてるものなのかもしれません。

 基本的に、エンタメは個人の好みだから好き嫌いはあると思っていて。万人に好かれる・支持されるものなんてこの世にはなく、自分が大好きなものでも、誰かには受け入れてもらえない・拒否されることもあって当然…と思っているのですが、この作品は「好き嫌いは仕方ないけど…でも否定されたくない……かなしくなるから」って気持ちです。


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あと、とにかくひたすらこのビジュアルがいいです。最高です。佐々木、永遠にインマイマインしたい。

 

・『君の名前で僕を呼んで

phantom-film.com

 気になってはいたものの劇場で見るチャンスを失っていたので、アマプラで鑑賞。……ときめきで死んでしまうかと思いました。主人公の青年、そして彼の過ごしたひと夏が、どこをとっても揃って瑞々しく美しい。美しいと美しいのマリアージュで苦しいほどです。タイトルの意味も…思い出してもため息。あとは何といってもエンドロール。こんなに美しいエンドロール、初めて見た気がします。

 

・『もち』

mochi-movie.com

 岩手の食文化保存の映画らしいのですが、限りなくノンフィクションに近いフィクションということで、キャストはすべて芝居経験のない現地の人。自然豊かな、言ってしまえば自然以外何もないように見える場所で、食文化という生活に一番密接なのに形に残しにくいものを作品として焼き付けています。廃校になっちゃう中学校の最後の一年を描いてるんですけど、もうね、もうね、淡い恋物語が!!!!!たまんねえっ!!!!思い出すとこちらが照れてしまう。特に祭りの前に浴衣着て、縁側で誰にも見られないように急いで鏡も見ずにリップを塗るシーンが……刺さりました。短いけれどこの上なくリアルで美しいシーン。いつかあったけれど、もう訪れることはない感情を思い出して心がぐちゃぐちゃになりました。「誰かのために装い、唇を初めて染めた日」のことを覚えていますか…?

 

・「2分の1の魔法」

www.disney.co.jp

 父親を亡くして、母親一人に育てられた兄弟。その兄弟が魔法を会得し、お父さんを1日だけ復活させようと奮闘するストーリー。お兄ちゃんはかろうじてお父さんの記憶があるんですけど、弟はないんです。自分も会いたいけど弟のためにもお父さんを復活させたいお兄ちゃん、いい奴なんだけどいかんせんバカなんですよね…。周りのみんなにバカにされてるお兄ちゃんと、そんなお兄ちゃんにやや嫌気がさしている弟。そんな二人の大切な一日の冒険。兄弟愛といえば今年は何といっても鬼滅の刃の炭治郎なんでしょうけど、バーリーは炭治郎みたいなかっこよくて頼れるお兄ちゃんじゃないけど、こっちのお兄ちゃんもやっぱりお兄ちゃん、なんですよね…。

 

・『ギブン』

given-anime.com

 友人に勧められてTVアニメシリーズを見て、その流れで劇場版も鑑賞。自分、一応バンギャの端くれなので、作中に出てくるライブハウスも見知ってるし、街並みも見覚えがあって。コロナ禍で既になくなってしまったライブハウスもあって、その意味でも切ない気持ちになりました。

 アニメの高校生チームの話もよかったけど、映画の大学生たちの話の方が好きで。ベースの春樹がけなげで、自分以外のメンバーが天才なのに、自分は凡人だと悩むところとかめちゃくちゃ共感してしまいました。ベースは…バンドの良心なので……。

 雨月と秋彦の、クッソ面倒くさくて現実なら絶対に嫌なんだけど、大好きで大切だからこそ傷つけあって距離を置かなくては立ち行かなくなる感じ、切なくて共感してキャパオーバーになりました。

 

【番外編】

・『泣き虫しょったんの奇跡

shottan-movie.jp

 藤原竜也さんが好きです(唐突な告白)。一時期は舞台にもこまめに通っていましたが、ふと検索してみたら映画出演作もほぼ観ていました。折角時間があるのだから、じゃあ出演作コンプリートしようかな!と思い、いろいろ見ていたその中のひとつです。

 正直、この作品に藤原竜也さんは友情出演でほんの3秒くらいしか出てこないんですけど、映画がすごく良かった。将棋はどうぶつしょうぎくらいしかできないのですが、何故か将棋の話、特に奨励会の話にどうしようもなく惹かれることが多くて。しょったんは実在の方をベースに描かれていますが、人間臭くてすごくよかったです。将棋って、一人じゃ強くなれないのがすごい面白い。

 

 細かいネタバレにある程度気を付けつつ、感想を書くのって難しい。特に映画の感想など書かないから多分魅力を伝えることが出来ないと思うけど、でもこれは自分の記録として残しておこうと思います。映画、面白いなあ。早く鬼滅の刃無限列車も2回目の乗車したいです。

 

【すきぴブログ】みんな伊之助のママになる~前知識なしで「鬼滅の刃劇場版」を見てコミック全巻予約の巻~


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 これは先日ガチャで一発自引きした伊之助です!!我が家に来たからには大切にするね♡ってつぶやいたら、友人から「それはリアルママの感情だよ」ってDM来ました。これがイノシュケのママ活か…(このブログはこのテンションにてお送りしています。ご了承ください)

 

【あらすじ】タイトルが全てで、それ以上もそれ以下もないです。ネタバレはしないように書きましたが(そもそもストーリーの話をしていない)、ネタバレセンシティブな方は読むのはおやめください☆※鬼滅の刃を全く知らない人でも読めます※

 

 

 

 10月半ば。予定より少し早く突入した繁忙期。トイレも行けない、ご飯も食べる時間がない。神経を使う業務がガッツリ増え、どこかでミスをしてはいないかと不安があるせいか、休日には家でただ横になるしかなかった。何かしようと思っても、逆に何もせず寝ようと思っても、バックグラウンドアプリのようにずっと脳裏で神経が動いている感覚がしてしまい全然疲れが取れない。寝ても起きても本を読んでもテレビを見てもSNSをいじってもその感覚は薄まらなかった。

 

 ……無理やりにでもどうにか一旦シャットダウンしたい。

 

 普段ならばライブへ行けば外からシャットアウトされステージに夢中になって、その後顔馴染みの友人たちと会話でもすれば一発で気分転換できるが、今この状況ではそれも叶わない。どうしたものかと困っているときに、TLを見てふと思いついた。

 

「劇場版:鬼滅の刃」を見に行こうかな~!

 

 世間は空前の鬼滅のブーム。コミックなのかアニメなのか知らないが、みんないつの間にか当たり前の顔をして「鬼滅の刃」を履修していた。公開初日を狙って見に行った人、いつ行くかワクワクしている人が我がTLという狭い世間でも沢山おり、ワクワクが満ちていた。いいな、なんか楽しそう。いつもなら流行りものに疎く初動が遅い(行動全般が愚鈍)ので気づいたころにはブームは過ぎていたり、変に斜構ってブームはスルーしてしまうことが多いが、こんなに一つのアニメ作品で老若男女が騒いでいるのは久し振りだなとさすがに思わざるを得ない祭り状態だった。「劇場版を見に行こう!」とは思ったものの、勿論、原作コミックもアニメも未履修。私がこの時点で鬼滅の刃について知っていたことは以下の通りである。

・主人公は炭治郎

・口に竹筒?を咥えた女の子は禰豆子(東京女子流新井ひとみさんがコスプレしていたのを見た)

・子供向けなのに残虐描写がある、らしい

下野紘さんが甲高い声の役をやっている

・泣ける

つまりはほぼ何も知らないに等しい状態だ。(予告だけは映画館でしつこいほど見させられた)

 

 どうやら劇場版はアニメの続きであるらしく、原作もしくはアニメを見ていくのが筋のようだったが今そんな余裕は一切ない。まあジャンプ連載漫画だし、子供が見ているのだから白紙状態でもなんとかなるのではないだろうか。今行かないと多分一生見ないままだ。それでも別に困らないけれど、こんなに疲れているのにせっかく重たい腰が浮きかけたのでこのまま劇場へ行くべきでは?

 

 念のため、私のことをよく知っている友人たちへ聞いてみると「行っちゃえ」とのことだったので、ええいままよとばかりに支度をして家を出た。東京の上映館では狂ったように上映回数が多いので、とりあえず電車に乗ってから間に合う時間を予約した。平日の昼間だったのでめちゃくちゃ空いていた。

 

めっちゃ面白かった!!!!(拍手)

 

 よくある「冒頭でさらっと世界観や登場人物の説明」みたいなプロローグはなかったが、見ているうちにストーリーに差し支えない程度に把握できた。知らない用語も出てくるが、そこは往年のジャンプ読者だったので難なくクリア。確かに残酷描写というものもあったが、特にしんどさは感じなかった。面白いじゃん。みんな号泣すると言っていたが、まあ自分は思い入れもないので泣かんよと思っていた。煉獄さんが本当に格好よく美しく潔く涙がにじんだ。そして追加で最後にまんまと泣かされてしまった、伊之助に。

 

 そう伊之助。泣かされはしたものの劇場を出るときには「伊之助、マジ意味わからん。マジ何なんだ?」という気持ちでいっぱいだった。何故かイノシシのお面をかぶって二刀流で戦っている剣士。最初はああいう造形の半獣キャラなのかと思ったが、作中のとあるセリフひとつでそうではないと気付けるのもうまいなと思った。劇場版で伊之助は特に目立つような活躍はしていない。初めて乗るのだろうか、汽車の中で他の乗客お構いなしにはしゃぎまわる伊之助に冒頭から正直引いてしまった。そもそもイノシシ頭だし、上半身は何故か裸。汚い声でギャアギャアはしゃぐ。注意されてもお構いなし。戦闘も自由。常識が通じない。言動全てが5歳児。落ち着きがなくて怖い。……正直好きにはなれないな、と思った。最後の伊之助のセリフには泣かされたものの、そのイメージは払しょくされることがないまま私は帰路についた。途中で用事があってタワレコによると、鬼滅の刃グッズがワゴンセールされていた。無限列車乗車前の私には風景だったそのワゴンは、乗車後の私にははっきりと風景から立ち上がっていた。気が付くと私は「意味わからん」「なんなんだ」「ないわ」と思っている伊之助のグッズを吟味し、ふたつ購入していた。

 

 そこからすぐにDアニメで鬼滅の刃全26話を履修。伊之助、本当の君を知りたいのとばかり伊之助の登場をひたすら心待ちにしながら見続けた。メインキャラの気がしたので直ぐに出てくるのかと思いきや、伊之助はなかなか出てこない。11話でやっと出てきたときには浴室で見ていたのだが思わず拍手してしまった。

 

 伊之助はアニメでもなかなかに謎だった。印象は劇場版を見た最初からほぼ一貫して変わらない。ずっと「意味わからん」と今でも思っている。しかしそれを遥かに凌駕して「かわいい」。伊之助は、かわいい。一生懸命生きていてかわいい。まっすぐでかわいい。わからないことに全力でわからながっていてかわいい。一度に一つの感情しか持てなくてかわいい。まるでティンカーベルではないか!!

 

 基本自信家で全力で猪突猛進していくのに、自信がなくなるときまでもまっすぐで全力だ。今まで知らなかった気持ちに触れた時も、その気持ちにまっすぐで胸が痛くなる。伊之助から目が離せない。純真キャラともまた違う、ちゃんと保身しずる賢いところもある。そこがまさに5歳児だと思う。自分を省みて反省をし、落ち込み、ごめんと謝る伊之助。えらすぎる。伊之助ができていることで私ができることがいくつあるだろうか。伊之助はまだまだ成長中、そう頑張ってる途中!!伊之助はエビ中イズムの体現者なのだ。

  

 こうして私は伊之助の魅力に侵食されていったのだが、そのツイートを見た友人たちから我も我も伊之助の女である…という反応があった。めちゃくちゃあった。なんだ~~~~みんな伊之助のママだったんか~~~!!!!

 

 映画を見てわけがわからない伊之助を知りたいと思いアニメを視聴したが、アニメを見ても伊之助はわけがわからないままだった。伊之助のことを理解なんてできないのかもしれない。伊之助は宇宙であり、ただこちらは伊之助を受け入れるのみ。伊之助のありのままを受け入れ成長を寿ぎ、応援するしかない……。アニメを見終えて私はコミックを探してみた。噂には聞いていたが本当に売ってなくて笑った(転売はあった)。電子コミックならば即入手できるが、スマホで長時間読むのがどうにも苦手なので迷いに迷った末、コミック完結全巻セットを予約した。最終巻までのまるっとセットだ。新品のコミックを23巻、一気に買い込むことなんて人生初めてである。発売日までひと月以上あるのに……今年のクリスマスコフレはこれに決めた!!!!!!伊之助と出会って9日目のことであった。

 

 

 もしかしたら発売すぐには届かない雰囲気なのですが(人気過ぎて)、まあそれも仕方ない。会うまでの時間も伊之助への想いを育てる期間と思えば苦ではない。好きな男からの返信がないとめちゃくちゃイラつく気質なのに、伊之助のことならいくらでも「全然オッケ~待つね☆」という優しい気持ちになれる。早く我が家に伊之助来ないかな~~~~♡伊之助と過ごす初めてのクリスマス、本当に楽しみ!!!!

【続】極私的「同人女の感情」のようなもの

 こちらのブログを公開してから、ひと月が経ちました。

yurivsky.hatenablog.com

 従来ならばライブやイベント後の御飯タイムで披露して終わるような話題のはずが、コロナ禍で友人に会えないから報告代わりにブログにまとめよ~っと思いついた記事でした。友達へあてて書いたものが、こんなにもたくさんの人の目に触れたことがとにかくびっくりです。このブログを開設して数年、コツコツと重ねてきたPVと同じ、いやもう恐らくそれを超える数になりました。自分の書いた文章がこんなに読んでもらえたことが人生で初めてで。縁がなさ過ぎて存在すら知らなかった「はてなのコール」という通知が来て(…これはなんぞ?)と首を傾げたり。一番笑ったのは友人の職場の方が読んでたという報告で、一番青ざめたのは昨日いただいた、たま~にお仕事を頂いている方からのブログ読みました報告ですね…。LINE見て白目を剝きました(失われる社会的信頼)。

 

    しかしこれだけ多くの人の目に触れると、却って反応が怖い……と思ってしまうのは私が長くTwitterという薄暗い場所に棲みすぎたせいでしょうか(でしょうね)。それでなくても全く馴染みのないジャンルの話を書いてしまったので、そちらの界隈の方にどう受け止められているのか予想もつかず、こわごわとブクマやRT先をそっと見に行くと……え~~~嘘!!そこはめちゃくちゃ好意的な感想で溢れていました。"神"の優しさを褒めてくれた人が大半で、そのお言葉にうんうんほんとそうなの、私の大切な人を褒めてくれてありがとうございます!!と目に入る度にリアルで声に出してお礼を言いました(「推しが褒められたらまずお礼」の精神)。自分もそういうことあったよ~という思い出ツイートにはその優しい世界に思いを馳せたり、自分も誰かにこういう気持ちになってもらえたら……と書いている同人活動されている方の幸せを祈ったり。

 

    あとお恥ずかしながら、私の文章を褒めてくれた方もいらっしゃって…んも~~~めっちゃ嬉しかった~!!!!!!(クソデカボイス)ぶっちゃけもういい大人なので、普段生きてても全く褒められないので素直に素直に嬉しかったです。でもって「あなたも同人誌書いちゃいなYO!」って書いてる人もちらちらいて…なんで同人創作好きな人はす~ぐ書かせようとするんだい?😂

 

 残念ながら全部は見れなかったけど……ってそんなに反応を貰えることがそもそもすごいことです。私はライブハウスのオタクなので「えっ!RT数が日比谷野音超えた!!!やべ~~~~東京国際フォーラム見えてきた!!」などとライブハウスのキャパに例えて喜びつつ、嬉しいのでいいね!したい気持ちをぐっと堪えて沢山感想をスクショしました(根暗)。サイレントいいね!ですね……。そしてもしかしたら私の”神”も私のメッセージをこんなふうに思ってくれたのかな~と、気持ちを共有できた気もしました。

 

 そう私と”神”(こう呼ぶのもどこか気が引けますが、便宜上こう呼ばせていただきます)ですが、送っていただいたお礼のメッセージのあともやりとりをしています。というのは……実は”神”は既にいわゆる「ジャンル移動」をされており……。この表現が適切なのか私にはわかりかねるのですが、今は新たな作品を推し増しされていまして。それは最初に”神”のTwitterを覗いた時にわかっていました。なのでこちらの気持ちをそのままぶつけるのはご迷惑なのでは?と思い、初手は匿名メッセージを使ってコンタクトを取った次第だったのでした。

 

 話を戻しますが、もう私は”神”のことがだいぶ好きになってしまったのですが(そりゃあこんなお気持ちでくるんでもらえたら好きになるでしょう。詳細は前ブログをご参照ください)、描きたいなというお気持ちはあるそうですが、そのきっかけの作品の新作はすぐには望めないでしょう。しかし、こんなに素敵なお気持ちを頂いたお礼がしたいという気持ちは膨らむばかり。”神”を応援したい。もちろん”神”の過去作はこれからも大切にしていくつもりですが”神”の未来も愛したい。だって私はもう”神”を推しているので……。そう、推してしまったんですよね。私は経験があるので知っていますが、推しは卒業しても推しなんですよ。一度推してしまったら、環境が変わっても応援したい、幸せを願いたいのがおたくという生き物。じゃあこういう場合はどうしたらいいの……?????

 

 

んんん~~~~!!じゃあもう【”神”の現ジャンル】に私が行けばいいんじゃ~~~~~ん!!!!!ハイ、解決~~~~~~~~!!!!!!(フッ軽オタクの脳を通さない脊髄反射)

 

 

 というわけで。私は”神”を追いかけて”神”の現ジャンルを履修しはじめました!!そう…私の故郷の村では【推しの推しは私の推し】という教えがあります。そうよ、私がそっちへ行けばいいのよ。その作品はアニメだけでも何シリーズもあり、劇場版もあるかなりのボリュームのある作品です。普通ならいくら私が暇でも躊躇しますが、好きな声優さんが出演してるから一緒に履修していいよという友人の後押しもあり、共にゆっくりと鑑賞しております。アニメのサブスクめっちゃ便利~~~!!ありがて~~~~!!何より今の私には、”神”のお気持ちに報いることがこれくらいしかない!!ので!!愛の重たいおたくの愛し方がこれだよ!!ごめんね!!でもこれしか推し方知らないのでごめんね!!!!それが例え一般の方でもこれが私の愛し方だから!!!!あきらめて!!!!好かれた時点で事故だと思ってあきらめてくれよな!!!!

 

 ………というようなこの話を神へ恐る恐るメッセージしたところ、めちゃくちゃ喜んでいただけたのでよかった。有り余るおたくの行動力にドン引かれなくてほんと良かった~~~~😂器がデカい~~~~!!(ひと通り見終えたら、"神"の作品をまた楽しみにできるのかな~。えへへ。楽しみだなあうっふふ~)

 

 このご時勢ではなかなかリアルな即売会に行くのも難しそうですが、たくさんの人が心を掴まれ情熱を走らせ感情を揺らしている「同人創作の世界」に少しだけでも触れられてよかった。コロナは私から日常を、ささやかな支えとなる楽しみを奪ったけれど、代わりに新しい世界を見せてくれました。是非いつか即売会に行ってみたいな~。

 

余談:タイトル勝手にお借りした「同人女の感情」改め「私のジャンルに神がいます」のコミック、まだ私は買えてなくて…。まさか売り切れるとは。油断してました。私の好きなおけパ中島さんが活躍しているらしいので読みたい~。特典欲しかったのですが無理かも~😢予約すべきでした~くやし~~~!!

 

余談2:最近は急に沼落ちした「伊之助のママ活」に勤しんでおります。新ママの記録も残しておきたいな~未来の自分のために。

 

という感じで、人生で初めての感情ばかり味わっています!!ではまた!!

 

 

 

 

 

極私的「同人女の感情」のようなもの

 これは『女子アイドルとバンドのおたくがコロナ禍で突然数年前のアニメにハマり、そのままの勢いで二次創作を漁りはじめ、人生で初めて「これは絶対に欲しい!!」と思った同人誌を手に入れた話』です。これは私の身の上に起きた実話ですが、私の視点からの一方的な話なのと、相手が特定されないようにぼやかしています。何よりこちらの方面に私が詳しくないのでそのあたりは何卒ご寛恕ください。 
 
 「同人女の感情」という作品は同人誌(主に原作ありきの二次創作本)を書いたり読んだりしている女性たちの様々な人間ドラマが連作で描かれている漫画で、最初目にしたときはへえ~おもしろーい!こういう世界もあるのね…で終わった。それを今読むと、まるで我が事のように感情移入してしまうようになった、このひと月ほどの話を綴っておきたい。

 最初にも触れましたが私は女子アイドルとバンドのオタクをしていて、大体月に10回くらいはライブへ行き、長時間薄暗いライブハウスに佇むという生活をしていました。仕事でもないのに。しかし突然のコロナ禍により、私のそんなオタク活動の日々は急停止せざるを得なくなりました。
 
 今振り返っても、まるでライブハウスでウイルスが発生しているかのような、みんなの不安を紛らわせるための攻撃の矢面に立たされた報道には首をかしげるところもありますが、現実として余暇のほぼ大半を費やしていたことを急に取り上げられてしまいました。暫くは次々に投下されるアーティストたちの過去のライブ配信などを見て過ごしていましたが、世情はいよいよ厳しくなるばかり。そんな折、以前から布石はあったとあるきっかけから、本格的にアニメ声優沼へGO TOキャンペーンにより入沼(存在しない日本語)することになったのでした。
 
 今は様々な配信サービスがあるので、ステイホーム期間中の有り余る時間も自宅でアニメを視聴することでめちゃくちゃ充実して過ごせました。好きな声優さんがチラチラできたのでその人の過去出演作を追いかけたり、勧められた作品を見たり。時間系列も様々な作品を縦横無尽に走り続け、ステイホームで有り余るはずの時間はむしろ足りないくらいのみっしりした時間を過ごして居るうちに、私は数年前のとある作品に出会ったのでした。
 かわいく楽しく笑いもあるその作品をひと通り見ていくうちに、その世界観に妙にハマってしまいました。しかしそんな数年前の作品を見ている人は周囲に勿論いません。ああ、あの可愛さ癖になる独特のユーモア面白さについて誰かと分かち合いたい………。でも今更SNSでそういう繋がりを求めるのもめんどくせえ~~~~。そもそもそのコンテンツ終わって久しいし、今頃ハマってもどうしたらいいの~!と思いながらWikipediaやブログなどを見たりしているうちに気づいたのです。"二次創作"という世界に。
 
 知っている人にとっては説明不要のカルチャーなのでしょうが、私にとっては右も左もわからぬ未知の世界。いや、言葉というか概念として知ってはいたのですが、自分から手を伸ばしてみたのは初めてで。使い方もわからないそのサイトを、右も左もわからないなりに夜な夜な徘徊する毎日が始まりました(ちなみに本当にわからなかったので、友人にSOSを出して軽くレクチャーしてもらった)。
イラスト、漫画、小説……。オリジナルもあるけれど、原作ありきの二次創作と呼ばれるものたちの多種多様さ。内容もほのぼの系からガッツリとボリュームのあるもの、R18まで何でもある。ほんとに何でもある。ほんとに何でもある!!(大事なことなので2回叫んだ)。人気の作品は毎日どんどん投稿され……なるほどこれは全部見るのは無理なのだと早々に悟る。そしてかなりの人たちはそのサイトで発表するだけでなく即売会で販売したり、同人誌を扱うショップに委託して販売しているようでした。
 
 余談ですが私は何も知らないティーンの頃に、当時大好きだったとあるバンドのいわゆるナマモノのBL(覚えてないけどR18的な内容だったんだと思う)を押し付けられて以来、BL特に二次創作というものには嫌悪感と抵抗がありました。大人になるにつれ嫌悪感は無くなったけど、二次創作への精神的な抵抗はめちゃくちゃあったのです。一生そちらに自ら手を伸ばすことはないと思っていたので、自分でもこれは異例の事態でした。  生活様式だけで飽き足らず、私の身体まで変えるなんて…………コロナ、絶対に許さねえからな!!!!(?)
 
 話を戻して、アニメを見てハマったいくつかの作品のタグを打ち込んではサイトを巡るのが日々習慣化してしまうほど二次創作サイトを楽しんでしまうようになったので、私もそう遠くない未来、いつかは薄い本を買うだろうと思うようになりました。読むだけなら、大部分はサイトで無料で楽しめます。しかし読むごとに湧き上がる作家さんたちへの【感謝】の気持ち。あなたたちが脳内で丹念につくりあげたモノを更に手間暇をかけ「形」として出力し、楽しませてくれたお礼に私ができることは、この薄い本を買うことしかないのです。ただせっかくなのでその最初の1冊は「作品もテーマも絵柄も内容も全部、心から納得した1冊にしたい」という欲張りな気持ちがありました。その運命の一冊を探しているような、そんなある日。ついに出会いは訪れたのです。
 
 サイトを巡るのにもだんだんコツを掴んできた私は、いわゆる「カップリング」での検索もするようになっていました。それはなんぞや?といわれるとまだうまく説明ができないのですが、より二次創作の世界を楽しむための暗号・呪文……みたいなものです。広大な海を無策で漕ぎ出しても、目的地へは到達できません。できたとしてもそれは単なるラッキーに過ぎないのです。確実に自分が求めるときめきへ到達するための地図、目印としてそういうタグがあるのです。要は「コ◎ンくんと灰◎哀の話が読みたい」のならそういう呪文を唱えれば良いし「工◎新一と毛◎蘭」がいいならその呪文を唱えればいいのです。便利だ!!一瞬で彼の地へ飛べるルーラみたいなイメージ。そしてその呪文はとても細かく細かく細分化されています。より自分の性癖…………好みへ到達するための呪文はかなりはっきりとしていて、だからこそひとつの作品の中で人気の呪文もあればマイナーなものもあります。
どうやらここには、投稿している人の数だけ呪文があるようだな…?そういう理解をしつつあった私は、ある日今まで見たことがない新しい呪文を見つけました。めちゃくちゃマイナーや異端というわけではないけど、そこでは他に人気の呪文がいくつかあるし~、失礼ながらそこまで需要あるの?と正直思った呪文です。今まで注意を払ったことがなかった全くのNO琴線だったその呪文を何気なく唱え、出てきたサムネイルをスワイプしていくうちに「わ、絵がきれいだな~」と目に付いた作品を何気なくタップしたら。
 
 
衝撃だった。
 
 
なにこれ!!!!!!!!!!!
 
 
 元の作品では描かれてない(それはそう)(二次創作なので)ふたりの思慕が、くどくなくそれでいて納得できるバックボーンを持って丁寧に描かれていた。紙面から感じる説得力。作品を読んでいくうちに、ふわりとその余白が立ち上がったような感覚。R18のマークがついていたけど、描かれているのは多少えっちでも目に行くのはそこではなくて、ふたりを取り巻く細やかな感情のやりとり……。動揺しつつそのままその作家さんのページを開くと、他にもいくつかその関連の作品を見つけた。サンプルで載せているものも含めて全てひと通り読みつくし、ベッドに大の字に倒れることしばし。放心状態からまた最初の作品を読んでみる…。短いその作品を何度読んでも、読む度にわーーーって口に手をやるような気持ちになるし、読んでない時も思い出しては胸が苦しくなり。絵柄も綺麗で、オリジナリティもあって凄く好きだった。これじゃない?私が手にするべき人生最初の二次創作本はこれじゃないの???買っちゃお!!!も~~~~~~同人誌買っちゃお!!!(エンジンかかった時のオタク特有のフッ軽)
 
 ところがここで問題勃発。この作家さんのプロフィールにリンクが貼られていた通販サイトを見てみると現在は稼働していなかったのです。「忙しい時は閉めています」というメッセージ…。商品一覧を見ると何種類も置いてあるけれど、それが果たしてただお店を閉じてるだけなのか、もう在庫が無いのかまではわからず……。
しかも私が欲しいのは5年前の本。ないの?あるの?ないの?あるの?どっちなのーーーーーー!!!!!
 
 初めてのことに勝手もわからず悩んだけれど、居てもたってもいられなくなったの私は再度プロフィールへ戻ります。この方はありがたいことにTwitterアカウントと連動していたので、そちらを覗いてみると……。書き込みが動いている!じゃあここから連絡を取れば…!?でもいきなり知らんアカウントからメッセージ来たら怖いよね?と逡巡していると、この方は匿名メッセージアプリを設置していることが判明。これならワンクッションある感じだしいいかも!と、早速メッセージをしたためました。興奮していたので内容はよく覚えてないけれど「あなたの◎◎の作品を読んで感動しました。全然気づかなかったふたりの魅力を教えて下さりありがとうございます!!実は御本を購入したく思ったのですが、今は閉められていらっしゃるのですね。もし状況が落ち着いて通販を再開される暁には是非購入させていただきたいです」みたいな内容だったと思います。私はよくファンレターを書くタイプのおたくなので、ここで今までのスキルが生かせました。「なすびの花とオタ活には、万に一つの無駄もない」とはこのことか。
 
 メッセージを送ったその翌日か翌々日にそっとその方のTwitter見に行ったら「めちゃくちゃ嬉しいメッセージを貰ったので通販再開しました!早速ご注文もいくつかいただいてて、ありがとうございます~」とのツイートが。えっ??????マジ???慌ててサイトへ走る。わ!わ!ほんとだ再開してる!!でも欲しかった本は在庫無し………そりゃそうか5年前のだもんな…。残念。でも神絵師(以下、神)のお気持ちめちゃくちゃ嬉しいでは無いか!よーーし買うぞ!!もうこの人の本を私は買う!!!!!!決めた!!!!!!!
 
 めあての本は数種類在庫があって、よくわからなかったけれど両方買うことに。だってわざわざお店を開いてくれたそのお気持ちが嬉しいじゃない。サイトの仕組み?もよくわからんけどとにかく在庫のある内にと注文を済ませ、その後にまた匿名メッセージにて「先日メッセージさせていただきました者です。通販再開してくださりありがとうございます。残念ながら一番最初に拝見した本は在庫無しとのことでしたが、他の本を購入させていただきました(その最初に惹かれた作品の感想を綴る)。私にとって初めての同人誌です。とにかく楽しみにしていますー!!」という旨を綴って送信。
 
 ひと仕事を終えた充実感に満足しフワフワして気づかなかったのですが、ふと通販のメールを見たところ(ちなみに匿名で売買できるシステム)「大変失礼ですが、匿名メッセージを2度送っていただいた方ですか?ご迷惑でなければ教えて下さると嬉しいです」という返信が。えー!!!神が私を探している………???
 
 再びぎゃー!!!となりつつも、隠すことでもなかったので慌ててカミングアウトの返信をすると、翌朝、神から長いメッセージが来ておりました。
 
 神曰く、メッセージとても嬉しくてどうしても直接お礼を伝えたかった。長く同人活動をしているけど、1番長く大切にしたカップリングだということ。過去の作品は今見ると技術とか稚拙で恥ずかしくて消したくなる時もあるけれど、あなたのように誰かに今刺さるということもあるなら上げていてよかった。初めて手にしたいと思った同人誌が私の本ということが嬉しい!というような事が丁寧に綴られておりました。
 
神ーーーーー!!!!!😭
 
 その方が結構長く活動されているのかな?ということは、サイトの投稿日時を見てなんとなく察していたことでした。活動の規模まではわからないけれど、ある程度の年月を同人活動にいそしまれていたのなら(私がひとめぼれしたのだから、過去にもそう言う人は居ただろうし)、きっと今までもたくさんの誉め言葉をいただいていることだろうと思ったのですが…。それでも通りすがりに投げかけたこちらの気持ちに、こんなにも心寄せてくださったとは。感激。
 
 その後すぐに発送のお知らせが来たので、私の返信を待って送ってくれたことにも優しさを感じまして。私もまた自分語りを織り込んだクソデカ感情を長文にして感想を送りつけ、今日届く本を楽しみにしてますね!とか書いたりして。改めて自分が送ったクソデカ感情長文を読み返して恥ずかしくなっていたところ、商品が届いたので即開封!!
 
 丁寧に水濡れ防止の梱包された本を取り出したら……なんとお手紙がついていて………。写真見せたいくらい、かわいいそのキャラのイラストが封筒に!!
もうこれ実質あれじゃん、噂に聞く"スケブ"(即売会で同人誌買ったら、持参したスケッチブックに絵をねだってもいいみたいなオタ仕草)では!?!?慌てて封を開けると、中にも丁寧なお手紙が。え~~~~~~~もうこれスケブ超えてない???ちょろっと同人誌買っただけでこんなに感謝をいただいていいの????
 
 
しかしここで話は終わらない。
 
 
お手紙を早く読みたい気持ちと、早く本を読みたい気持ちで手紙を読みながら梱包をといたら、ら、
 
 
頼んでない本も入っていた。
 
 
 そう。私が一番最初に触れた神の作品。心臓がギュとなって、内容覚えるくらい読みに行った、人生で初めてこの同人誌が欲しいと思った、でも在庫がなかった作品。ありがたいことに今は全編をウェブに上げてくれているから、上げてくれている限りはいつでも読めるからと思った作品。連作なので2冊。それが入っていたんです…………。「サークル保管分で読んだりしたので綺麗なものでは無いですが、お手元に置いてください」というメッセージと共に。
 
 
か、神ーーーーーーーーー!!!!!!?????😭😭😭😭😭
 
 
こんなのされたら、好きになってしまいます!!!!!神!!!!!!神!!!!!
 
 
 昼間っから泣いたよね………そりゃあ泣くでしょこんなサプライズ。だって私たち、出会ったこともないのですよ?私はこの方にほんの少しのお金と引き換えに、素敵な作品ととんでもない大きな愛情をいただいてしまったのですが??????えええ????夢?夢ならば覚めないで……と願いましたが、見事に夢ではなかったのでその本は今でも私の手元にあるのです。
 
 宝物が一気に3つも増えてしまった。買った本と(もちろんこれも本当に装丁含め素敵だった…)、頂いた本と、大きな愛情。
 
これが私の、極私的「同人女の感情」ストーリーでした。
 
現実にはここからまた少し続きもあるのですが、それはまたいずれ何かの機会があれば…。
 
ご清聴ありがとうございました。
 
 
 
タイトル(勝手に)お借りした「同人女の感情」はこちらから読めます!

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単行本化も決定!ってすごい~!!