あなた以外は風景になる

その人以外見えなくなった時のことを書き留めたい

朝ご飯が食べられなくなった

身体に異変が起きた。

と言っても最近のことではなく、もう半年以上続いている。
「朝ごはんが食べられなくなった」
元々、す~ぐお腹がすくタイプである私は、朝から元気にカレーが食べられる側に属していた。
一時期は「おめざ」と称して、起きてすぐに食べる楽しみを用意居ていたくらいのくいしんぼうクイーンだった。
なのに。
いつからだろうか、朝起きてお弁当の用意をしても残りを口に運ぶことが出来なくなった。
メイクよりも朝食時間を取る人間だったのに。
食べることは好きだけど食にこだわりがないタイプなので、朝ごはんはいつもの定番メニュー。
淹れたてのお茶とごはんに納豆、目玉焼き。ハムかウインナーが添えてあれば完璧。
いつもそれを用意できるように買い物をしていた。なのに、いつしか納豆が1週間経ってもなくならないことに気づいた。

どこか具合が悪いのだろうか…?いや、めちゃくちゃ元気だな…。ここ2年風邪もひいてない。体重はむくむくと増えている。どうしてだよ。

とはいえ、朝何も食べないまま昼まで持つような優しい胃袋でもなく、何も食べないと10時頃からお腹が空いて仕方なくなる。
職場のデスクでおにぎりをかじるわけにもいかないので、カロリーメイトビスコをそっと口に運んだり、ゼリーや飲むヨーグルトでごまかしたり。少しでも食べられそうなら、家でバナナやバームクーヘンを食べたり。
休みの日でも起きてから朝食に至るまでの時間が長くなった。なのでこれは自分の体の変化なのである。仕方ないけど受け入れつつも、やはり健康に一日をスタートしたいという希望も捨てきれない。

最近になってようやく折り合いをつけるようになり、食パンならなんとか齧れるというところへ着地した。半ば無理やりだけど。焼いてジャム塗って口へ放り込む。今まで生きてきて一度もなかった「朝はパン♪」を実践している。

これが加齢か~~~~~~~そうなのか~~~~~~健啖家のまま最期を迎えたい。それが私の唯一の夢。