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12月から今まで、みんなこの話は誰かとじっくりしたのだろうか?
どんな言葉で誰と何を語ったんだろうか?
来年、生まれて初めて推しが卒業します - あなた以外は風景になる
私だけかもしれないけど、オリジナルメンバーの卒業と現体制の終了の話をあんまりおたく同士でしたくなくて、そりゃあ少しはしたけど腰を据えてじっくり……みたいな展開は一度もしないまま、奥歯にものを挟ませたような曖昧さで回避し続けてしまった。
現実なんだなと再確認するのが嫌だったことと、誰と話してもこの話は気持ちを誰かときちんとわかりあうことが難しいなと思ったからだ。
普段仲良くしてて、いろんなきもちを分かち合えてきた友達も少なくないのに、ことリリスクのことに関してはここまで誰とも共有できなかった。
真剣に向かい合うのが怖くてできなかった。
何を話してもどこかで齟齬を感じてた。
いつもならわかりあうために言葉を尽くそうとするのに、それに手をかけても直ぐに口を閉じてしまった。
いつもなら100%理解しあうのは無理だけど、どこまで理解できるかって大事にしてるのに、そうそうに話を切り上げたり黙って聞きながらストローの袋をいじったりしてしまった。
ツイッター眺めててもそう。
好きになったきっかけも推しも推し始めた時期も全部異なるんだから、見ているもの見てきたもの見たいものが違ってて当たり前なんだけど、それが辛くて。話を聞いてもリアクションがとれなかったり、した。それで誰かを嫌いになったりとかはなかったけど、ただ、自分と少しでも違う視点をとにかく恐れてしまった。
最後までこのままな気がしてる。
でも、ダメなときは無理してもいいことないから…。拗れたりお互いの地雷を踏みあう前に自衛したり距離とったり話題を変えたりすればいいだけだ。
やまあらしのジレンマ、誰かと温かさを共有したいのにできないジレンマ。
でも今一番必要なのは、やまあらしのジレンマ精神かもしれない。
精神的に不安定なときに些細なことで人を嫌ってしまうと、引きずってしまう気がする。
おちょこみたいなキャパシティの私と仲良くしてくれてありがとうございます。そして、ごめんなさい。