あなた以外は風景になる

その人以外見えなくなった時のことを書き留めたい

宮川純・荒田洸・新井和輝セッションライブ 2020/1/6 at.Jazz Live Alfie


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 新年あけましておめでとうございます(と、言っていいのか微妙な時期になってしまいましたが)。このブログを開設して早4年、年々減り続ける記事数に「自分の著しいブログ離れ」を感じずにはおれません。趣味なのでいいんですけど。

 どうも自分はブログに対してすごく真面目に取り組みたいと思っている節があるようで、何度も読み返して推敲して、且つ気が乗らないと上げない。なので下書きに死んだ記事が累々と並んでいる。それでこのレベル?と言われると素直に謝るしかないがとりあえず今はほっといてくれ。それでも書くのは何故かと言うと、気持ちが動いた瞬間を忘れたくないからだ。年々本当にあっという間に記憶が薄れていく。幸せなことに日々新たな刺激があり、心を動かされる。それに気を取られているうちに、忘れたくないと思うことすらも忘れてしまう。

 それはあんまりじゃないか、ということで2020年は行ったライブの感想くらいはブログに残そうという目標を立てた。簡単でいい。人から見たら分かりにくくても仕方ない。ツイッターに流したことの再構築でもいいから自分の為にログを残そうと思う。きっかけがあれば記憶を呼び起こす手助けになる。未来の自分の為にちょっと頑張ってみようと。

 

 長い言い訳は以下の本題の前置き。本題はあっさりです(当社比)、すいません。さて、謝ったので堂々と本題へ行きます。

 

 2020年が始まり、今年の弊社仕事初めは1/6でした。仕事初めであり、且つ同日に迎えることとなった推し事初めは六本木のJazzバーAlfieにて、宮川純・荒田洸・新井和輝のお三方によるJazzセッションでした。

 

 普段は「汚ねえライブハウス」by.Yonce に生息している、実年齢が社会経験に比例しないタイプなので、相変わらずJazzバーって勝手がわからずド緊張するのですが、推しのいるところに行けるなら行くだけという身上なので緊張は押し隠してしれっと向かう。受付して先に精算を済ませ、席へ案内された。薄暗い店内は酒ビンが立ち並ぶバーカウンターと、椅子の並ぶフロア。最奥にグランドピアノとドラムセット、ウッドベースがセッティングされている。一段高くなった場所にもカウンターや椅子が並び、40~50席くらいは用意されていた感じでした。私はカウンターに案内されたのですが、その奥に結構しっかりとしたPA卓があり。目の前でバーテンダーさんたちが美しい所作でひとつずつ丁寧にドリンクを作っていくのを眺めたりなどしていると開演。

 

 本日は2ステージ制で、それぞれ45分程度のステージの間に30分休憩という構成。

 

 ピアノ、ウッドベース、ドラムという組み合わせで、1ステージ目は静かなバラードの印象が強めの4曲演奏。休憩挟んで2ステージ目は、今回はボーカルレスかと思いきやドラムの荒田さんがボーカルをとりながら叩いたり、あと飛び入りゲストが沢山で対照的に賑やかに。荒田さんいわく「新年会!」というくらい、レアで新鮮なセッションが繰り広げられてたのでした。

 

 WONKのドラムの荒田洸さん、ジャジーなのにどこかポップなドラムでびっくりした。専門用語はわかりませんが、ジャズでドラムって撫でるように叩く時あるでしょ(伝わるかな…)。あの時もポップで楽しい感じ。

 宮川純さんのオリジナル曲よかったー!ピアノの人が作るから当たり前なのかもだけど、ピアノが後ろからふわーっと現れてくっきりしてまたすっと空気に馴染んでいくみたいな。わからないですよね。そんな自在に操る存在感が印象的でした。
 そしてベースの新井和輝さん。King Gnuとは違う新井和輝さんすごくよい~。荒田さんの繊細なハイトーンボイスと優しく並走する新井さんの低音ウッドベース最高~!!縁起物~!!ボーカル有り無し、どっちも一度のステージで聞き比べができて贅沢だった。ずっとそれをしてみたいと思っていたので、叶って嬉しかった。

 ボーカルは荒田さんもだけど、遊びに来ていたWONKの長塚さんShunske'Gさんが飛び入りで歌ってくれたのでこれも贅沢。いろいろな声とのハーモニーの聴き比べが出来、幸せなひと時でした。近いので、ボーカルにふわっとウッドベースが寄り添う感じが超わかって気持ちよかった…。ボーカルレスで、テクとテクで殴りあってる感じも好きですけど!!

 他にもものんくるの角田さん、MELRAWの安藤さん、WONK江崎さんも加わっての贅沢セッション。Sax入ると急に華やかになる。宮川さんと江崎さんの連弾セッション、音が細かく感じた。やってる2人がはちゃめちゃに楽しそうで夢中で、見てて体が動く感じでした。

 

新井さん「ここは初めてライブやるんですけど、エレベの師匠がよくライブしてて。高校生の時にそれについてきて、何かトラブル起きたら対応できるように(ステージ前の)カウンターの下に入ってよく見てたので、ここに立てて嬉しい」というような話をしていた。
 そのあとセッションで角田さんにベース譲ったあと、一旦客席後方に下がったんだけど、途中でスッと移動してカウンターの前で座ってて。私からは座ってるのは後ろ頭少ししか見えなかったけど、10年前の新井和輝さんと同じところに座った新井さん見たかったな………今その場所からはどんな風にステージ見えたのかな…………と、King Gnuになるずっと前の新井少年のことを想ったりしたのでした。


 新年早々、レアで賑やかで楽しいライブ。贅沢な気持ちで一日を終えることが出来た最高のライブ初め推し事初めでした!!